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新NISAに向けて保有インデックス投資信託実績に基づくSP500/オルカンについての考察

最長約10年の投資信託の積み立て年数と実績

1.eMAXIS Slim (S&P500)、5.5年、11.3%
2.eMAXIS Slim (S&P500)、0.75年、16.8%
3.eMAXIS Slim (オルカン)、1年、23.3%
4.三菱UFJ DC海外株式インデックスファンド、8.5年、8.2%

いずれも、ドルコスト平均で投資していますが、既に、積み立てを休止しているもののまります。

<考察1>積み立て期間とリターンの関係
1と2を比べると、明確ですが、長く積み立てると、リターンは、一般的に知られるインデックス投資の6~7%へ収束する傾向にあるかと思います。この傾向は、銘柄は違いますが、4をみれば凡そ見て取れます。

<考察2>投資先でリターンが異なるか?
これは、微妙な分析になりますが、1と2は、SP500で米国株式のみ、3は全世界、4は日本を除く先進国です。2と3は、非常に近い期間での投資実績ですが、オルカンが調子良いように見えますが、短期間ですので、バラツキの範囲内で判定は難しいです。1と4を比較すると、分散が4が効果的になっているのですが、逆に、Sp500に軍配が上がります

結論
10年以内ですと、バラツキの範囲内で、米国のみか、より分散がある全世界かは、結論は出なかったです。
注:結論を出すには、米国株式と米国以外の株式の相関をみる別の視点を入れる必要があります。コスト面の議論はなし。

<発展>自分の投資期間に見合った投資
投資は、自分ができる期間が決まっており、つまり、自分の人生において必要となるお金、自由になるお金が決まっているので、その上で、持ち時間を決めて、有効な投資方法を選択する必要があります。
また、自分の保有する資産額にも投資方法は関係します。無理に大きな投資をする必要が無いこと、インフレに対する対策どうしようとか、考慮することが多いことが、投資を難しくする一面だと思います。それぞれの、お金の状況(人生の状況)で、投資スタイルを選択することになります。

<ひとつの例>
逆説的な説明になりますが、数年程度の投資期間しか無ければ、インデックス投資でも、その成果のばらつきが大きく、資産を増やすことは、世界の経済状況や株式市況の状況に依存し、右肩上がりになれば勝ち、右肩下がりになれば負けですし、投資するタイミングという運に左右されます。短期は避け、一時停止して(資金はは放置して)、保有を継続することが重要です。
注意して欲しいことは、この記述は、インデックス投資を否定するものではないですし、短期の投機を推奨しません。インデックス投資は、長期(30年程度)で右肩上がりの市況が実現する大前提での勝ち投資方法(リターン約6~7%、リスクは約15~20%)であることは、認識を持った方がよさそうです。

今後は、自分のお金事情(持ち時間と資産額)をゆっくり、じっくり考えて、投資を考えて行きたいです。特に、株式投資は、色々な仮説(極端には詐欺があり)があり、勉強するほど興味深い世界と思います。


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