【体験談】男嫌いがマッチングアプリで彼氏を作るまで

突然だが、私はかつて無自覚の男嫌いだった。

きっかけは、小中学時代に多くの男子から「きもい」と悪口を言われ続けたことだった。

当時の私の外見は、肥満体型で顔は極度の不細工。

今は冷静に「そりゃそうなるわな」と考えられるが、当時の私にとっては凄く傷ついたし、男に対して深い恨みが生まれた。

「男は不快な生き物」「男は私を辱しめる存在」「私が男にとって、恋愛対象として見られることはない」

学生時代の体験により、上記が私の意識に深く刻み込まれた。

時は過ぎて社会人になって数年のこと。

ダイエットをして、MAX体重からマイナス15キロ減量。
あらゆるイメコンを受け、自分に似合う装いに服装をチェンジ。
眼瞼下垂治療を受け、一重瞼を二重瞼に。

昔の私を知る人々には、「別人」「最初誰だか分からなかった」と言われるくらいには、外見を変えることができた。

それでも、「彼氏を作りたい」「恋愛をしよう」とは思わなかった。
※そもそも発想自体がなかった

特にコロナ禍に入ってからは、
「自身のスキルを上げなきゃ」「自分をレベルアップさせないと」という気持ちでいっぱいだった。

そんな私が、マッチングアプリをすることになったのは何故か?

それは、一時期通っていた、美容エステの担当さんとの会話だった。

「なぎささんは、恋愛しないんですか?」

担当さん的には、私が恋愛しないし、そもそも恋愛に興味がないことが不可解だったらしい。

そもそも、美容エステにくるお客さんのほとんどが、「可愛くなって恋愛を成功させたい」「彼氏にもっと溺愛されたい」など、恋愛関連が目的とのこと。

そんななか、私が美容エステに通っていた目的は「自分の外見が酷すぎるから、少しでもマシにしたい」。

担当さん的には、私は相当レアケだっようだ。

「恋愛しないのは勿体無いですよ」
「東洋医学の観点でも、女性は恋愛した方が色々なことが好転します」
「男性って素晴らしい存在ですよ」
何度も、恋愛することのメリットを教えられたが、いまいち腑に落ちなかった。

恋愛に時間を割くのは時間の無駄。恋愛するメリットがわからない。
本気でそう思っていた。

「なぎささんは、人生で叶えたい目標ってありますか?」
担当さんからふと質問された。

私はこう答えた。
「自分の得意なことで、誰かの役に立ったり、大きな成果を出したいです」

「そうなんですね。素敵な目標じゃないですか!
目標を叶えるには男性性が必要になるんですけど、男性性を伸ばしたいなら、恋愛するのが一番手っ取り早いですよ」

「え…。それはちょっと…。そもそも恋愛の必要性が分からないです」
失礼だと分かっているが、露骨に拒否反応が出た。
多分、私の表情も歪んでたと思う。

「露骨に拒否反応でましたね…。確かに、中には恋愛よりも先に取り組むことがある女性もいらっしゃいますが、なぎささんには恋愛必要だと思いますよ?」

「そうですか。うーん…何て言うんでしょう。そもそも、私自身が男性から恋愛対象としてみられるの、全く想像できないんですよね」

恋愛したくない‹‹‹恋愛する姿が想像つかない

私にとって、恋愛は別世界のものだとも思っていた。

「それなら、一度マッチングアプリやってみましょう。今は経験がないから、想像がつかないだけだと思うんです。やってみたら、何か変わると思います」
「えっ!?」
プロフィールや写真の添削手伝いますよ!などとも言われ、1回くらいなら…と私はマッチングアプリに挑戦することとなった。


続きは書けたら。

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