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くちぐせの奥に潜む思い

ここのところ、夫に指摘される口癖がある。
私はあいづちのつもりでしかないのだが。

「ホントに?」
「そうなの?」

こうして文字にしてみたら、確かに違和感を感じるな‥
私としては、肯定のつもりで言っているのに、疑っているように伝わるらしい。

「本当だから言ってるんだろ」
と夫にキレ気味に言われて、なんでそんな不機嫌になる必要があるんだろうと、怒りがわいてくる。

しかし、クセになっているから、無意識なのだ。
つい「ホントに?」と言ってしまって、また夫の態度に腹を立てる私がいた。

この「ホントに?」を何度か繰り返すうちに、夫の受け取り方に問題がある、と思い込んでいた思考に疑問が浮かんだ。

夫は、なんで最近になって、そんなこと言い出したんだろう?
くちぐせだから、ずっと言っているはずなのに。
しかも、不機嫌すぎやしないか。
これが何かのメッセージだとしたら、どういう意味があるのだろう。

あれ?
私、何か疑っている?
潜在意識の深いところで、疑うことが前提になっているのか?

私は「疑う」ことより「信じる」ことを選びたい。

さっきも「ホントに?」と言ってしまったけど、「信じる」前提を選んだ世界では、夫は不機嫌にならなかったぞ。
そして、もう疑問形でのあいづちはやめることにする。

無意識領域に沈んでいた不必要な思い込みが一つ見つかった。
不機嫌な夫にも感謝だなあ。

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