うちーなーんちゅの素朴な疑問
宗教とかオカルトが好きな私がたま〜に聞かれるのがこの質問。
沖縄は祖先崇拝、トートーメーが宗教的は位置づけでトップを独走しているため、神様や仏様、お寺と神社の明確な違いはよくわからないって方もしばしば。
なんとな〜くそのまま受け入れているのが沖縄イズム。笑
また、沖縄では日本仏教は比較的後から入ってきた宗教でもあり、神仏習合も相まって色々ごちゃ混ぜになっているので仕方がないと言えば仕方がない。
神仏習合に関しては日本にも言えたことですが。。。
ざっくりと言うと
「仏」・・・「悟った人」。転じて「お釈迦様(仏陀)」の事を指します。
「神」・・・「一神教の神」と「多神教の神」がおり、どちらも広義で「人知を超えた力を持つ何か」。
まあ、本当にざっくりとした一般論ですが。
ここまで書いててエンジンかかってきちゃったので、語っていいですか?
いいよね?
語る。
「神」について
前述したとおり、「神」には二種類あります。
①一神教の神
これはキリスト教やイスラム教、ユダヤ教の3つが典型です。
これはただ一つの存在(全てのものの創造主)のことを指します。
ちなみにこの3つの宗教の神様、元を辿れば同じ「神」です。
同じ神様だからこそ聖地が同一になるためエルサレムの問題へと発展しているのですが、それは繊細な問題でもありここで論じることでもないので置いておきます。
あと、勘違いされがちな「イエス・キリスト」は「神の子」であって「神」ではないです。三位一体説によれば父(神)・子(イエス)・霊(聖霊)一つの存在なので、その辺も複雑ですが。
と言うか三位一体も複雑。宗教は宗派によって全然解釈が変わってくるので全部複雑。
②多神教の神々
日本神道や道教・ヒンドゥー教・ギリシャ神話の神々などが有名どころですかね。
自然現象や人の理解できない現象を「神」と呼んだものです。
あと「英雄」や「怨霊(恨みを持って亡くなった人)」も「神」となることがあります。
↑これ、めっちゃ語りたいけど死ぬほど長くなるので今はやめておきます。
ちなみに多神教の神々は人間的で感情があります。
なのでよく「神と仏」で分けられるのですが、「神」にも色々あったりするので中々難しいですよね。。。
あと説明すればするほど詳しく書かなくならなくてはいけなくなって、宗派の違いや解釈の違いでまた変わってくることもあって、別の考えを持つ方々もいます。
これはあくまで私の私見であり、他を否定しているわけではありませんので、ご了承ください。
(普段は政治と宗教とスポーツの話はネット上ではしない主義です)
「仏」について
そして話は戻しますが、仏様について。
これは、ぶっちゃけ「人」です。
人知を超えた力を持った存在ではなく、人間です。
苦しみから解き放たれた状態になるための方法を悟った人。とでも言うのでしょうか?
しかしそこへ「教」という言葉がつき、日本へ入ってきた際に「神仏習合」さらには「廃仏毀釈」などの出来事を経て今へ至り、ただでさえわかりにくい宗教がさらにごっちゃになって複雑に混ざり合ってしまいました。
でもむしろそれが宗教かもしれませんが。
何故なら宗教自体が広がる際に土着の宗教を取り込んでいく性質があるから。
キリスト教の聖人然り、仏教のヒンドゥー教や道教然り。
そう言えば「西遊記」なんかは
三蔵法師・・・仏教のお坊さん
孫悟空(斉天大聖)・沙悟浄(捲簾大将)・猪八戒(天蓬元帥)・・・道教の神様
さらには孫悟空=ハヌマーン・・・ヒンドゥー教の神様
と、中央アジアの宗教の集合したようなわかりやすいお話です。
と言うわけで、途中いつものように話は脱線しましたが(笑)
「神」と「仏」は「重力」と「ニュートン」くらい違う。
多分そんな感じ。。。か。。。?
違うかも。