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第8号(令和2年春)

本紙は「させぼ市民活動交流プラザ」(旧戸尾小)に登録している約 120 の市民公益活動団体を紹介する広報紙です。 みんなが笑顔で元気に暮らせるまちづくりのため、あなたも活動に参加してみませんか?

本紹介『世界を変える偉大な NPOの条件』

本紹介1

レスリー・R・クラッチフィールド ヘザー・マクラウド・グラント共著 服部優子訳

アメリカの偉大なNPO を紹介している本です。偉大なNPO を偉大たらしめているものは何か。 並外れたインパクトを持ち、世界の仕組みを変えつつある12の組織の研究からわかった、6つの 原則が明らかに。
 たとえば、 「ティーチ・フォー・アメリカ」は、すべての子どもの教育機会平等を目指し、大学 を卒業したばかりの若者を貧しい地域の学校に派遣しています。ボランティア経験者はアメリカ の教育界を支えるリーダーとして活躍中。のべボランティア数は1万2000人、生徒は250万人 超。(2012年時点)

NPOは「利益がなく、赤字でも事業が続けられる組織」のことですか?

いいえ。最も広い意味では「民間組織(団体)でありながら、自発的意識に基づいて公益の実現を追求し、第一目 的では営利を追求しない団体」のことです。要するに、社会をつくる全ての人に関わる利益の実現を目指す民間の 人の集まりで、利益追求は第一目的ではない団体のことです。
たとえば、NPO 法人させぼ市民環境サポートセンターさん(今号紹介)は、地球・地域の環境保全を実現するた めに活動している民間組織です。子どもたちへの出前講座やエコライフフェスなど様々なイベントを通して、環境 保全の大切さを伝えられています。
 文:ふくさん(参考文献:伊佐淳著『NPO を考える』 )

させぼ市民活動交流プラザ 登録団体 紹介

子ども食堂 宝ハウス

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団体目的
貧困の子ども・孤食の子どもに食を提供し、四季の食材や一緒に食べること の楽しさを学び、感じさせることを目的とします。

活動内容
○小学生以下の子どもと親の居場所になればと 活動しています。活動拠点は三浦町にあります。
○毎週水曜日15:00~17:00(春・夏・冬休みは 11:00~15:00) 食事をしたり、遊んだり、勉強したり、子どもの 自由にさせています。
○親子で楽しめるイベント 正月は、ぜんざい会(芋もち作り)。 春は、お花見会。 夏は、お好み焼き会。 冬は、クリスマス会。

担当者・連絡先
立石 多恵子(代表)
 Tel:080-1539-3678
 Mail:2017.bm.takara@gmail.com

特定非営利活動法人 大地といのちの会

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団体目的
未来を担う子供たちや市民に対して、ごみ減量から出発し、食育の推進、有 機農業の振興、環境保全、健康づくりに関する事業を行い、命や未来を大切 に考えて行動する仲間(グリーンコンシューマー)を増やし、幸せな社会の 実現に寄与することを目的とする。

活動内容
上記の目的を達成するため、特定非営利活動に かかる以下の事業を行っている。
 ①たまおく交流室事業:生ごみリサイクル元気 野菜作り定例学習会事業、出前学習会事業、 大地といのちの会通信発行事業、まとめ発表 事業、講演事業など。
②ベジライフ事業:無農薬野菜の販売事業、無 添加の食品販売事業、食べて学ぶ食育教室事 業、食育教室(ハーブ教室、味噌作り)など。
③チャレンジ農園事業:農園で行う親子有機農 業体験教室、有機農業技術研修、生ごみリサ イクル菌ちゃん野菜つくり指導者講習などの 行事。

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担当者・連絡先
武内 恒夫(事務局長)
Tel&Fax:0956-25-2600
 Mail:daichitoinochi@bird.ocn.ne.jp

佐世保の桃太郎家族

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団体目的
高齢者施設や教育現場などで演芸披露や読み語りを行い笑顔をお届けした い。

活動内容
家族の絆、象徴として誕生させた桃太郎家族。 きっかけは2009年に出演した「新婚さんいらっし ゃい」。 人に笑ってもらう事をしたい、しかもそれを家族で やりたいと熱望。 2016年より施設や学童、図書館イベント、そして 熊本地震以来、被災地へも訪問し笑顔をお届けして いる。 
東京より講師を招き「桃太郎講演会」を開催したり 「きびだんご風を作ろう会」など「桃太郎」に関す る企画をして大変好評を博している。

担当者・連絡先
迎 あや(代表)
 Tel:090-9079-7875

させぼ介護相談員「虹の会」

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させぼコミュニティフェス2019交流会にて

団体目的
介護サービス利用者の不安・不満・疑問等、サービス提供者に問題点を提起・ 提案・解決へと働きかけ、利用者が安心してサービスを受けられるよう、利 用者とサービス提供者の橋渡しを役目とし、介護サービスの質の向上、適正 化に貢献するのが目的である。

活動内容
・月1~2回施設を訪問し、利用者のプラ イバシー保護に十分配慮しながら施設利 用者の話を傾聴し相談にあたる。 
・受け付けた相談や苦情については、施設 に報告、施設側との意見交換を行う。
・介護相談員の資質の向上、及び会の活動 を活性化するために、定期的に勉強会を 開催している。
・本会の目的に向かって活動の充実をしてゆく。 

担当者・連絡先
森山 節子(会長)
Tel&Fax:0956-38-2411
携帯080-5201-1980

させぼ地域ねこの会

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団体目的
飼い主のいない猫たちを、地域、ボランティア、行政の三者協働で猫といっ しょに共存できる町づくりを目的にしています。

活動内容
『地域ねこ?』 この言葉には、いろんな意味が含まれています。昔と違っ て交通量も増加し外で猫を飼う事は極めて危険な状態に変わってきていま す。
私達の会は、そんな猫たちを地域ぐるみで共存し て、飼い主のいない猫にエサを提供し、糞尿の始末を しながら見守る事を奨励する会です。野良猫が増える 問題は、家庭から捨てられた猫、元からいた猫が猫同 士で繁殖して子猫が産まれる事で、様々な問題が地域 に生じています。去勢手術をすることによってこれ 以上野良猫を増やすことがないよう、野良猫問題の解決策の一つではないか と思います。地域・ボランティア・行政の三者協働で猫の一生を見守ってい けたらと思います

担当者・連絡先
徳永 良子(会長)
Tel:090-7982-6243
 Fax:25-6303

団体イベント案内

佐世保子ども劇場 4 月例会

①人形劇団ひとみ座 「はれときどきぶた」事前交流会

日時:4月18日(土) 14:00~16:00
場所:させぼ市民活動交流プラザ A 室
内容:5 月例会「はれときどきぶた」の作品 の話、ご自身の体験を通して のお話。
講師:松本美里さん(劇団ひとみ座)
対象:大人
※要申込(~4/11(土))
※託児…同プラザ B 室

②春のバザー

日時:4月26日(日) 11:00~14:00
場所:親和銀行本店前 乳幼児向けのあれこれ
子どもくじ、手作り工作 (入浴剤など作ろう)、手 あそびもあるよ~
寄ってらっしゃい見てらっしゃい 掘り出し物が見つかりますよ!

佐世保子ども劇場 TEL・Fax: (0956)22-6747

子どもとおとなの佐世保弁の 朗読会 
『じんねみどん2020』

日時:6月~11月 第1(土)10時~12時
場所:させぼ市民活動交流プラザ (予定)
対象:佐世保弁、朗読に興味のある方なら どなたでも 小学生から大人まで楽しめます!
参加費: 500 円 テキスト代:500 円

NPO 子どもと女性のエンパワメント佐世保
TEL: 080-1730-0181
メール:yonbura422@yahoo.co.jp

* 昨 今 の 社 会 情 勢 か ら 催 し も の は 中 止 に な る 場 合 も 考 え ら れ ま す 。 主 催 団 体 に 内 容 を ご 確 認 の う え ご 参 加 下 さ い 。

インタビュー
特定非営利活動法人させぼ市民環境サポートセンター 代表 豊澤 健太さん

豊澤さんこどもと

活 動 を 始 め た 個 人 的 な き っ か け 
私は福岡県の田舎町で育ち、山や川、田畑が一番楽しい遊び場所でした。学校帰りに裏山で遊んでグミの実を食べたり、田んぼでカブトエビやカエルを捕まえたり、 川で蛇の抜け殻を探したりと道草ばかりくっており、「なかなか家に帰ってこない」 と親からはいつも叱られていました。
時は流れ、私は中高生となり次第に山や川では遊ばなくなっていきました。私と 同じように住んでいた町も変化していき、山や田畑は開発され宅地になり、大型の 商業施設が立ち並ぶようになり、昔自分が遊んでいた山や川はどんどんなくなって いきました。便利になっていく反面、自分が遊んでいた場所も失われ、今の子供たちは自分と同じような環境では遊べないことに強い違和感を感じました。
自然体験がすべてではないですが、自分が楽しかった遊びを今の子供たちも体験 できるチャンスを作りたいと考え、環境教育を専門に選び、大学に進んで今に至ります。 

団 体 の 活 動 内 容
①環境活動に関する中間支援
市民・市民団体・行政等で構成させる「させぼ環境フォーラム」の設立とその広報。 ※環境保全活動に取り組む団体・市民にとって自由度の高い活動や情報の交流の場を創出する。
②環境イベントの開催
市民の環境への関心を深めるための、定期的な講座・イベントの開催。
③公益活動団体&個人ガイドブックの作成
市内の環境保全活動に取り組む団体・市民の情報をまとめたガイドブックの作成。
 ④震災食・ポリ袋クッキングの普及啓発
環境に優しく、災害時などに公民館などで炊出しを行う際に役に立つ調理法につ いて学ぶことが出来る講座の普及啓発。

環 境 問 題 や 環 境 保 護 活 動 に つ い て
環境問題は様々ありますが、現在最も注目を受けているのは地球温暖化 問題だと思われます。COP(*)などで地球温暖化がテレビに取り上げられる 機会が増え市民の地球環境への関心は高まりつつあります。
また、令和元年 8 月の前線に伴う大雨では佐世保市も大きな被害を受け、 地球温暖化に起因すると思われる気候変動も最早遠い地域のものではなくなっています。
地球温暖化防止活動については対策を講じてもすぐに効果が出るようなものではなく、市民一人一人が自覚して、 取組みを継続していくことが肝要となります。現在の温暖化対策は、温暖化を防止するための活動「緩和策」に加 え、すでに起こりつつある温暖化に起因する気候変動に備える「適応策」の 2 つの活動が進められています。

*国連気候変動枠組条約における締約国会議。

市 民 に お す す め の 取 り 組 み
温暖化対策としては省エネとして、電球を LED に変える等がよく言われますが、簡単で効果がある取り組みとし ては冷暖房の効率化です。エアコンのフィルターは 3 か月に一度の頻度で掃除する、熱や冷気を逃がさないために 窓に断熱シートを貼る(梱包用のプチプチでも効果はあります)などがおすすめです。
また、 「適応策」が今後は重要となるため、夏場の熱中症対策としてこまめな水分補給や窓の遮光(緑のカーテン や簾) 、異常気象による洪水などの災害対策としてのハザードマッ プの確認や防災バックの準備なども必要となります。

各人が自分でできる事から取り組み、皆が健康で笑顔で暮らせる 環境を作っていきましょう。

 プロフィール
1985 福岡県生まれ
2009 農水省外郭団体へ就職
2011 震災を機に退職 佐世保で 環境教育事業を展開
2013 させぼ市民環境サポートセ ンター立ち上げ
自然が好きなのんびり屋さん。
趣味は山歩きで、最近は苔には まっている。 休みの度に5 歳になる娘さんを 連れて山に入っては苔を愛でて いる。
海も好きでシーズンになるとカヤックやキス釣りに出かける。
人柄は温厚でいつも口角が上がっている。

させぼ市民環境サポートセンター
〒857-0864 佐世保市戸尾町 5-1
 電話:090-6290-5162
 Mail:toyoken_taka_99@yahoo.co.jp

「させぼ市民活動だより」編集委員募集 !

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この広報紙を一緒につくりませんか!どなたでも編集委員になれます。 この広報誌に興味があり、一緒に紙面づくりを行っていただける方を随時募集 しています。一度ご連絡ください。
★編集会議…原則として毎月第2火曜日19時(プラザ交流スペースにて)
お問い合わせ先(米村):TEL:080-3973-3105 メール:yonecir@yahoo.co.jp

本紙に関する問い合わせ先

「市民活動だより」編集委員会 (させぼ市民活動交流プラザ登録団体他有志)
TEL:080-3973-3105(米村)
メール:yonecir@yahoo.co.jp


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