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アラフォーのロスジェネ世代 セクシャルマイノリティ 社会に居場所を感じない

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アラフォーのロスジェネ世代 セクシャルマイノリティ 社会に居場所を感じない

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  • 私、社会に居場所がないんです。

    無職、社会不適合者、氷河期世代、アラフォー、セクシャルマイノリティ、逃れられない閉塞感

最近の記事

一年ぶりの更新

心がボロボロだったあの頃から、気が付けば一年経っていた。 新しい生活が始まりながらも、酷く絶望して死ぬことばかり考えていた一年前。 一度持ち直すも、仕事に関わる事でまた心を壊された。 その時も死にたかったけど、それでも私は生きている。 今も、けっして良い状況とは言えない。 地獄から逃げ出したら、また別の地獄に辿り着いただけだ。 だけど、生きようとは思っている。

    • 希死念慮

      新しい生活が始まった。 それなりにうまくできていたと思う。 不安になることもなかった。 始めての休日は疲れが出て、夜までダラダラと過ごした。 なぜか、朝からずっと抑うつ状態で、自殺することばかり考えていた。 今日でも明日でも、きっかけがあれば死にたい。 もう全部どうでもいい。 死んで「無」になってしまえば、もうなにも悩まなくていい。 「無」になるために苦痛に耐えるのと、これからも生きる苦痛に耐えていくのと、どちらが辛いのか。 酷く、心が疲弊している。

      • うつ状態になって、やらなくなったこと

        予想していたよりも早く仕事が決まった。 収入面の不安は解消されるが、考えてみれば心は本調子とは言えない。 どんなに心を整理しても、不安が波のように襲ってくる。 一つ一つ考えればそんなに恐ろしい事ではないのに、なにかのきっかけでまた心が壊れてしまうのではないか… また、動けない日々に戻ってしまうのではないか… なぜ、元気な自分にはなかなか戻れないのに、落ち込んだ自分にはすぐ引き戻されてしまうのだろう。 元気だった頃は料理が好きだった。 でも、最近では食べることにあ

        • アルバイトの面接

          今日はアルバイトの面接があった。 家から1時間ほど離れた場所にある会社だが、私は郊外に住んでいるので通勤に時間が掛かってしまうのは仕方ない。 家の近所の仕事にも応募してみたが、書類選考の返事すらくれなかった。 やはり、新型コロナウイルスの流行のせいで、失業者が増えているのだろうか… そんな不安を抱きながら、臨んだアルバイトの面接。 結果は採用だった。 その場で返事がもらえるとは思わなかったので少し驚いたが、良い事もあるんだなと思った。 あんな形で仕事をやめて半月

        一年ぶりの更新

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        • 私、社会に居場所がないんです。
          13本

        記事

          この先の希望

          週明けにアルバイトの面接を受けることにした。 やりたいことなどない、今さら正社員を目指すモチベーションもない。 元から低収入だったし、雇用形態がアルバイトでも生活水準が落ちることはない。 きっと、私と同じ年齢で道を踏み外した経験のない人は、この考えを聞いて驚くのだろう。 以前、非正規雇用の経験が一度もない友達に、賞与や退職金がないことを話したら、えらく驚かれたのを覚えている。 なぜ、「友達」なのにここまで格差ができてしまったのか。 私も「やりたいこと」や「安定した

          この先の希望

          会社からの郵便物

          苦しい日々から解放されて安心するも、今度は社会と繋がっていない不安が襲ってくる。 少し自由に過ごしたいが、私は仕事を辞めたことを家族に言えずにいた。 今でも、在宅勤務を続けているふりをしている。 部屋にいてもやることがないので、ネットで職探しをしたり、図書館で借りた本を読んで過ごす日々。 これを機に、自分という人間を知るほうがいいと考えたが、調べれば調べるほどに何をすればよいのか分からなかった。 停滞する日々に拍車をかけるのが、退職関連の書類が会社から届かないこと。

          会社からの郵便物

          仕事探し

          出勤するのが憂鬱で、体調まで崩してしまった仕事。 でも、働かないことには、これからの人生が行き詰ってしまう。 転職サイトにいくつも登録して、今週からは本格的に仕事を探し始めた。 新型コロナウイルスの流行で倒産する会社が多い中、仕事を辞めてしまったのは賢くない選択だったのだろう。 ただ、心を病んでまで仕事にしがみつかなくてはいけないのか… 転職サイトに登録すると「あなたの希望にマッチした求人」や「スカウトメール」が、日に何度も届く。 不景気と騒いでいるのに、求人はた

          仕事探し

          悪夢を見なくなった

          退職後、初めての日曜の夜。 先週までは明日を迎えるのに吐き気すら感じていた。 そんな夜を何度か過ごして、結局は堪え切れなくなってしまったのが、先週の今日だった。 あと数時間で私は決意をする。 PCを開いて、テキストエディタに退職願を打ち込む。 「本気じゃない、試しに‥なにか気持ちがすっきりするかもしれない」 最初はそんな思いだったけれど、自分の気持ちを文字に整理して、一行ずつ退職願が完成していく。 「これを送れば、苦しみを終わらせることができる」 心の声に従っ

          悪夢を見なくなった

          この世から消える清々しさ

          今日は土曜日、激動の一週間が終わった。 仕事を辞める直前まで在宅勤務だったこともあり、平日は自室に籠もって仕事をしている体を装い、家族の目を誤魔化した。 本当の事を話して心配させるよりも、「コロナ不況で仕事がなくなった」と嘘をついて、九月いっぱいで仕事を辞めることにしようと思う。 九月半ばまでは仕事をしているふりを続け、その後は有休消化とでも言って自由にしていればいい。 それまでは土日しか自由に過ごせないが、調べたり考えたりすることはたくさんある。 平日は「今後どう

          この世から消える清々しさ

          これからのこと

          「緊張の糸が切れた」と感じてから今日で一週間。 まさに激動だった。 先週の今頃の私は、一週間後に自分が仕事を辞めているなんて想像もしていなかった。 ただ、「憂鬱な日々をあとどれくらい我慢すればいいのか?」ばかりを考えていた。 この仕事を続けても続けなくても、この先の私の人生に希望を感じない。 ならば、少しでも楽な道を選びたいと思った。 「苦しい現実を積み重ねれば、その対価として安定した老後が得られる」 こんな時代はもう終わったのだと感じる。 ただひたすら、先の

          これからのこと

          上司からの返信

          退職すると決めてから、私の中で上司や同僚は既に「過去の登場人物」となっていた。 もう関わることもない人たち…違う、関わりたくない人たち。 誰かを強く憎んでいたわけではない。 でも、毎日少しずつ心に澱が溜まっていき、いつの間にか浄化できなくなっていた。 そして、まるで自家中毒でも起こすように、澱が体中に広がる。 私は自分が壊れかけていることを本能で悟った。 意志や理性ではもう対処できない。 この思いを上司に相談する気にはなれず、完全に壊れる前に私は逃げることにした

          上司からの返信

          会社からの連絡

          在宅勤務をしている自室から、会社関連の物が姿を消した。 これで私と会社を繋ぐ物はなくなった。 入社する時に教えた、自宅や携帯電話の番号に連絡されては困る。 昨晩のうちに着信拒否設定にしておいて良かった。 「会社の人間とは、誰とも話したくない」 一方的に終わらせてしまいたい。 そう、こんな非常識な事をしたって、会社では誰も困らない。 私は必要とされていなかった。 会社に居場所がなかったのだ。 精一杯の努力はしたつもりだけど、頑張れば頑張るほど空回りしていく。 自分

          会社からの連絡

          会社を辞める

          昨日の同じ時間帯には、なんとか仕事を続ける方針で考えていたのに、数時間で気が変わった。 元から会社にいる意味なんて感じてなかったけど、「なんとなく」働く毎日に異動がきっかけで「苦痛」が加わった。 自分が必要とされていない場所で、お金や世間体のためだけに我慢して働く理由ってなんだろう? ずっと悩み続けたけど、ここを耐えれば「安定収入」は得られる。 だから、頑張ろうと思っていた。 でも、朝起きたら胸がざわついて、気が付いたら仕事を休む連絡をしていた。 それが先週の金曜日の話

          会社を辞める