【仕事の話】初仕事1ヶ月目は、”理想と現実”と向き合う為に必要な時間だった

初めてのお仕事を頂いてから、1ヶ月が経過しました！

一人で仕事をする厳しさと、今までの経験を駆使して進める仕事は、工夫や壁の連続ですが、とても学ぶ事が多くあり、また新たに挑戦する事が増えました😊

初仕事を頂いてから、1ヶ月経っての心境と経験の投稿です。

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【初仕事】1ヶ月目

念願の現場での仕事。
それを初仕事として頂き、うれしさもありましたが、不安も多く、いろいろな感情が湧き上がっていました。

始めるにあたり、準備や想像はしていたものの、うまく行かないのが現実。
そして、独立とは自分の行動次第でどうにでもできる事も知る事になります。

仕事が順調に進む事を望んではいましたが、この1ヶ月で得たものは多く、そして自分自身と人一倍向き合わなければいけない場面がたくさんあったのです。

◾️手元の工具しか持っていなかった私

お恥ずかしい話ですが、準備資金を用意する時間と余裕はなかったのが現実です。
自分自身でも『私って本当に甘いな…』と、思いながらも、『やるしかない！』と進む事になります。

私には、経験と知識、手元の工具、作業できそうな格好しか、持ち合わせていなかったのです。

最低限でどれだけの事ができるのか。

今まで、勤務先の道具や工具などを使用していた事もあり、あまり深く考えていなかったのです。

よく使う手元工具

ツナギ1着、ウエス、ちょっとした工具、ロープ1本、それらをすぐに購入できるお店でさえ、何かで必要な事がある。

その現実を知っていたはずなのに、いざ現場に行った時に『あれがあれば…これがあれば…』と、どんどん必要な物が出てきたのです。

幸いな事に、現地で、持っていない工具や道具を借りれる事、必要な道具などあれば購入の許可を頂いていたので、少しずつ作業を進める事ができました。

◾️一人作業。代用できる事とできない事

一人作業は何度か経験していました。
しかし、それを今まで不自由なくできていた理由を知る事になります。

環境と道具で、パフォーマンスがだいぶ変わったしまう。

代用品を使って、1日目は作業をしてみたのですが、私が思っているように作業が進まなかったのです。
手間は増え、気にかける事も多く、普段の作業時間をとうに超え、次の日に持ち越す事になったのです。

『今までどれだけ贅沢な環境で作業をさせてもらっていたのだろう…』と、落ち込みながらも、模索する事になります。

海からの飛行機

何があったら、どうやったら、自分の最高のパフォーマンスを引き出す事ができるだろうか。

ただ、作業するだけではダメだ。
期待を超える作業を提供したい。

そんな事を考えながら、家に帰って、調べ、時には学習し、作業を進めて行きました。

◾️無名フリーランスの信用度は皆無に近い

道具や資材を購入するにあたり、専門店で購入する必要がありました。

比較的近場に、船舶関係の専門店があるのですが、そこで購入する事にしたのです。

一般の方も購入できるのですが、業者登録をすると”仕切り値”で購入する事ができるのです。

仕切り価格とは、メーカーや商社などが卸売業者に商品を販売する際の価格です。流通業界で用いられる用語で、「仕切り」や「仕切り値」とも呼ばれます。
最終的に消費者へ販売する価格と、業界の相場や取引実績を元にした掛け率によって求められます。

購入する際、仕切り値の事は考えていませんでした。

業者登録ができる程、仕事を請け負っていない事もそうですし、駆け出しの状態でそんなに甘くないだろうと思っていたのです。

レジで購入する際に『会員証はございますか？』と聞かれ、『どうやって作る事ができるのか』とお伺いし、名刺を見せたところ、『始めたばかりでは登録ができない。1年頑張ってみなさい。』と温かい言葉を頂きました。

法人や社会的信用度など、それだけで通れる道はたくさんある。

その事を頭では分かっていたけれど、実際に目の当たりにする事で、自分自身の甘さやこれからの行動など、改めて明確に考え直す事ができたのです。

◾️現実にぶつかりながらも、やはりこの仕事が”好き”

一人で仕事を始めるのは、やはりすごく恐かった。

それは、仕事をしながらも、ずっと続きました。
そして、この不安な気持ちはずっと続くのではないか…と、立ち止まりそうになった時もありました。

そんな時は、自分で投稿した内容を読み直しながら、自分自身が目指している指針を鮮明に思い出す時間を作る事に集中したのです。

作業をしながらも、天候に左右されたり、進捗状況は私の想像と少しずつかけ離れていく。

しかし、一つだけブレる事なく、明確な事がありました。

この仕事が”好き”という事。

海を見ながら、波の音を聞きながら、船舶に触れ、その作業をできる事は、私にとってかけがえのない時間だったのです。

作業させて頂いている船舶に会いに行く度に、『手探りでもいい！やってみよう』という気持ちになり、次回の作業計画を立て、準備し、作業に必要な知識を今でも学ぶ姿勢を持つことができています。

個人でのこの業界の事は、まだ右も左も分らない私なので、注意やアドバイスを頂く事があります。

しかし、独立してからも、ご協力頂いたり、応援してくださる方、興味を持ってくださる方、『やってみなさい』と声をかけてくださる方など、本当に恵まれた環境に身を置く事ができている。

この仕事をしていて、本当に良かったと、心から思えるのです。

◾️最後に

この1ヶ月は、長く濃い1ヶ月でした。
”理想と現実”に悩みながら、挫折しそうになった時もありました。

『もし、これを乗り越えたら…
　見た事のない、経験した事のない景色を見る事ができるのではないのか』

そんな事を考えながら、2ヶ月目に突入です。
まだまだ、駆け出しではありますが、2ヶ月目も投稿予定です。

【Nagiko】
神奈川県/30代/シンママ/子供3人
小型船舶1級/潜水士/PADI AOW Cカード