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私の愛した北海道

最近Youtubeではまってるのが「北海道の廃道・廃トンネルをドローンで撮影した動画」です。
中でも44ヤマグチさんの、国道229(R229)号線の廃道を集めた動画は素晴らしいです。

日本海と空の美しさと奇岩に魅せられて、占い師になる前は何度もR229を走ったもの…って、占い師になってからも何度も走ってます。
ところが余市・古平間の豊浜トンネル崩落事故、翌年の島牧村の第二白糸トンネル崩落事故でR229は抜本的な安全対策を見直すことになり、新しい道が作られていきました。
積丹半島一周ができるようになったのも束の間、その3年後の台風18号によって神恵内の大森大橋が落橋(結局kinaは1回しか通れなかったorz)、北海道開発局は更なる安全な道を作るために新しいトンネルを作り、古い道やトンネルは廃道・廃トンネルとなっていきました。
実は廃道・廃トンネルになった後に崩落が起きた箇所がいくつもあって、「新しい道を作り、安全が確保できない旧道を廃道にした北海道開発局の選択は正しかった」と言わざるをえません。

動画に出てくるのは新しい道ができる前の風景だけでなく、そこで暮らす人達のために一生懸命に道を作り、トンネルを作った人達の思いと、その道やトンネルを利用してきた人達の歴史も見え隠れしていたかのようです。
「北海道の風景」というと、函館の西部地区とか夜景とか、道東や道北の大自然、富良野のラベンダー、札幌や小樽といった風景が代表的かと思いますが、kinaにとっては紛れもなくR229の風景こそが「私の愛した北海道」でした。
もう二度と見ることができないと思っていた風景をドローンという形で見ることができて、時代の進歩にひたすら感謝すると同時に…「kinaもドローン買おうかしら?」と思ったりしていますσ^_^;
安いのなら諭吉さんもしないで買えるようなので、まずはお手頃なので練習して…なんて。

R229も良いのですが、圧巻は国道231号線のトンネルです。

長い間「陸の孤島」と呼ばれ、他の地域と船で行き来をするしかなかった場所に道を作ってほしいという願いと、難工事を乗り越えた開通直後40日で大規模な崩落事故が起きた自然の脅威と、さらに安全なルートを探ってトンネルを作った人間の思いに涙が出てきます。

北海道はきらびやかな大自然だけでなく、人々が困難を乗り越えて道を作ってきた場所でもある…ということも伝わったら良いなと思います。


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