【日ハム】栗山チルドレンたちの今後

5/21～5/23　日ハムは対オリックスの3連戦でした。
その2戦目、3戦目の大事な場面で登板した二人のピッチャーが大炎上。
それが、長い栗山監督政権時にドラフト1位で入ってきた堀と上原でした。
今回は今の日ハムにいる栗山チルドレンたちについて書いていこうと思います。
はじめに書いておきますが、ポジティブ要素は少ないです。

栗山政権　始まりと終わり

まず簡単に、2012年に就任しいきなりリーグ優勝。
更には2016年に日本一に貢献。
しかし、翌年の2017年、飛んで2019年～2021年の退任するまでBクラスに沈み続けました。
就任当初は勢いがあり、いい感じだったのですが徐々に落ち込んでいき、
2019年だかは夏場全く勝てないなんて時もありましたね。
その間、育った選手は多いわけではありませんが、個人的にはやはり大谷翔平が一番印象深かったです。
なので、最後の方しか知らない人にとってはぶっちゃけ微妙な監督。
就任時から知っている人にとって見れば、名監督だったわけです。

歴代ドラフトと現状

では栗山政権になるタイミングのドラフトから最後にやったドラフトまでの選手たちの現状を追いながら見ていこうと思います。

<2011>

1位：菅野＝現巨人　投　入団せず　34歳
2位：松本剛＝在団　外　レギュラー　30歳
3位：石川慎吾＝現ロッテ　外　1軍　31歳
4位：近藤＝現ホークス　外　レギュラー　30歳
5位：森内＝引退
6位：上沢＝メジャー(3A)
7位：大嶋＝引退

本来であれば主軸を担うメンバーがそろっていますが、現状松本しかいません。
これは厳しいですが、FA等もあるのでしょうがないです。

<2012>

1位：大谷＝メジャー　投外　レギュラー　29歳
2位：森本＝引退
3位：鍵谷＝在団　投　2軍　育成　33歳
4位：宇佐美＝引退
5位：新垣＝引退
6位：屋宜＝引退
7位：河野＝引退

ここも本来は主軸だのレギュラーだのがいてもおかしくないです。
また一人しかいませんし、育成なので1軍では投げられません。
大谷を送り出せたのは良かったのですが、周りがあまりにもですね。

<2013>

1位：渡邉：現阪神　内　1軍　29歳
2位：浦野＝引退
3位：岡＝現ロッテ　外　1軍　32歳
4位：高梨＝現ヤクルト　投　2軍　32歳
5位：金平＝引退
6位：岸里＝引退
7位：河野＝引退
8位：石川亮＝現オリックス　捕　1軍　28歳

ここは全滅です。
岡、石川に関しては本来いてもらいたかった選手ですよね。
正捕手になった可能性もありますし、岡に至っては最近好調ですし。
残念です。

<2014>

1位：有原：現ホークス　投　1軍　31歳
2位：清水＝在団　捕　2軍　28歳
3位：浅間＝在団　外　2軍　27歳
4位：石川直＝在団　投　2軍　27歳
5位：瀬川＝引退
6位：立田＝引退
7位：高濱＝現阪神　内外　2軍　27歳
8位：太田＝現ヤクルト　内　2軍　27歳
9位：佐藤＝引退

ここから在団人数が多くなっていきますが、今年仕事しているかは疑問です。
本来なら、有原はエースでいてくれないと困るんですが、別球団に行ってしまいました。
２位～４位、二人はケガですし治っても状態上がりきらない、一人は己のポカで居場所がありません。
ファンの方には申し訳ないのですが、もう崖っぷちです。
一歩だと思っていますので、覚悟は必要かもしれません。
もっとレギュラーで活躍してほしいですが残念です。

<2015>

1位：上原：在団　投　1軍　ローテ外　30歳
2位：加藤＝在団　投　1軍　ローテ　31歳
3位：井口＝現オリックス　投　1軍　30歳
4位：平沼＝現西武　内　1軍　26歳
5位：田中＝引退
6位：横尾＝現楽天　内　2軍　30歳
7位：吉田＝引退
8位：姫野＝引退

平沼も元々レギュラー狙える位置にはいましたが、出場機会や結果が伴わなかったためトレード。
井口は2年連続成績不振での戦力外からオリックスが拾った形です。
育成から即昇格、現在一軍で戦力にはなっているように見えます。
ただ、平均的に防御率3点台の投手なので今後どうなるかはわかりません。
戦力は加藤のみなのでやっぱり物足りないですね。

<2016>

1位：堀：在団　投　2軍　26歳
2位：石井＝在団　内　1軍　30歳
3位：高良＝引退
4位：森山＝引退
5位：高山＝引退
6位：山口＝引退
7位：郡＝現巨人　捕内外　1軍　26歳
8位：玉井＝在団　投　1軍　31歳
9位：今井＝引退

最優秀中継ぎのタイトルも獲得した堀が全くダメで、お話になりません。
石井はスタメンになったりしますが、ベンチ要因なのは否めません。
レギュラーまではもう少し遠いですね。
郡は平沼と同じく出場機会や結果のため、トレードで新天地へ。
玉井は現状ケガからの回復待ちです。
ただ、まだ夏場ではないのと、若手ばかりなのでたぶん昇格のタイミングもあると思われます。
宮西も玉井もまだまだ期待できるのでありがたいですね。

<2017>

1位：清宮：在団　内外　2軍　25歳
2位：西村＝現ロッテ　投　1軍　31歳
3位：田中瑛斗＝在団　投　2軍　24歳
4位：難波＝引退
5位：北浦＝在団　投　2軍　24歳
6位：鈴木遼太郎＝引退
7位：宮台＝引退

今年、北浦が調子よく1軍にいましたが、休養もあるため現状2軍です。
ようやく戦力になった遅咲きの選手なので今後に期待ですね。
清宮はケガの影響か成績が伸びず、2軍へ落とされています。
西村も平沼や郡と同じではありますが、今年は成績が芳しくなく現状は微妙です。
田中も北浦と同じく、長らく結果が出ない選手です。
一度育成に落ちましたが昇格、ただやはりぱっとせずといったところでしょうか。
この年代も戦力が少ないです。

<2018>

1位：吉田：現オリックス　投　1軍　24歳
2位：野村＝在団　内外　1軍　24歳
3位：生天目＝在団　投　1軍　29歳
4位：万波＝在団　外　1軍　24歳
5位：柿木＝在団　投　2軍　育成　24歳
6位：田宮＝在団　捕外　1軍　24歳
7位：福田＝在団　投　2軍　27歳
育成1位：海老原＝引退

日ハムは現状この年代が主戦力を担っています。
万波、野村、福田に加え今シーズンは田宮が大躍進。
今の順位にいるのはそのおかげといっても過言ではないでしょう。
柿木もそこそこ調子がいいので、育成から昇格するのももう少しだとみています。
生天目は出場機会が得られてませんでしたが、今年は少しずつ1軍で投げ始めました。
これからに注目できる選手たちです。

<2019>

1位：河野＝在団　投　1軍　26歳
2位：立野＝退団
3位：上野＝現オリックス　2軍　育成　23歳
4位：鈴木健矢＝在団　投　1軍　26歳
5位：望月＝引退
6位：梅林＝在団　捕　2軍　育成　26歳
7位：片岡＝引退
育成1位：宮田＝引退
育成2位：樋口＝引退
育成3位：長谷川＝引退

2018年と比べてしまうとかなり戦力とはなってませんし
この数年のうち一番下手くそといってもいいドラフトでした。
鈴木も去年から戦力として数えても問題ないかなぐらいまで、成長しましたが、今年は目立っておりません。
河野は一時期先発での起用が主でしたが、成績が振るわず中継ぎに転向。
すると一気に頭角を現し今では勝パとして遜色ない投手になりました。
1名のみというのは正直ダメだと思いますね。

<2020>

1位：伊藤：在団　投　ローテ　26歳
2位：五十幡＝在団　外　1軍　25歳
3位：古川＝在団　捕内　2軍　25歳
4位：細川＝在団　内外　1軍　22歳
5位：根本＝在団　投　2軍　21歳
6位：今川＝在団　外　2軍　26歳
育成1位：松本＝在団　2軍　育成　22歳
育成2位：齋藤＝在団　2軍　育成　25歳

この年代も戦力になりつつありますが、正直物足りないですね。
伊藤はいいとして、以下5名はもっとできると思ったのですがうまくいきません。
根本、細川はまだ来年ありそうですが、五十幡、古川、今川はちょっと怪しいです。
今年も根本がローテに食い込むと予想していたのですが、思ったようにいきませんでした。
後半戦に期待したいですね。

<2021>

1位：達：在団　投　2軍　20歳
2位：有薗＝在団　内　2軍　21歳
3位：水野＝在団　内　1軍　23歳
4位：阪口＝在団　内外　2軍　20歳
5位：畔柳＝在団　投　1軍　21歳
6位：長谷川＝現ホークス　投　1軍　24歳
7位：松浦＝在団　投　2軍　20歳
8位：北山＝在団　投　2軍　25歳
9位：上川畑＝在団　内　1軍　27歳
育成1位：福島＝在団　投　1軍　21歳
育成2位：速水＝引退
育成3位：柳川＝在団　投　2軍　20歳
育成4位：阿部＝在団　外　2軍　21歳

最後のこの年
現状の戦力になりつつある選手がたくさんいます。
とりあえずよかったと思っていますし、まだまだ伸びしろがあるなと嬉しさも感じています。
今年は水野が爆発中なので、このままいってほしいですし他の選手も続いてもらいたいなと思いました。
上川畑もショートだけでなくセカンドもそつなくこなしているので、今後期待ですね。

最後に

これから後半戦に入っていくのですが、ばてもあると思いますのでここからぐんと調子を上げてきてくれる選手がいてほしいなと思います。
やっぱり栗山政権下、ドラフト下手というかなんだかマッチしてないことが多い気がしますし、新庄監督のお陰できちんと戦力となる選手が見えてきたのはありがたいしもう2年ほどやってもらいたいですね。
なんとか1位圏内ではあるので、今後目指してもらいたいです。