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《レースレポ》Honolulu triathlon 2024

《大会詳細》

2024/5/19(日) 5:47〜
大会名 medirom Honolulu triathlon
種目 トライアスロン
距離 swim1.5km-bike40km-run10km

最高気温 26.7℃
最低気温 24.4℃

《リザルト》

swim  0:21'56
T1      0:01'19
bike  2:13'31(※パンクでの待機時間含む)
T2      0:01'46
run    0:41'29

結果  DNF
※バイク10km地点にてパンク

平均心拍数
swim  168bpm
Run 181bpm

《装備》

・PSI製 チームウェア
・compressport race belt

・boma rasor
・zipp 404 firecrest
・continental competition 22c
・OGK aero R-1

・R×L socks Racinggrip low
・hokaoneone rocketX

《補給》

○レース前
・Mag-on GF

○バイク(※摂取せず)
・Mag-on lemon
・Mag-on pink GF

○ラン
・Top speed

《レース前》

前日までで行ったことは

・ウォーターローディング(2週間)
・脱カフェイン(1週間)
・脱アルコール(1週間)

海外レースということもあり、時差ボケと食あたりが影響が出てくる。
それぞれの対策は以下の通り。

・時差ボケ
行きの飛行機を全て寝ることにより対策。
便は20時10分成田発-9時?ホノルル到着予定。
→首肩は少し固まってしまったが時差ボケは回避出来た。

・食あたり
円安という事もあり、ある程度日本からアルファ米の赤飯を2つとお水2L持参。
アルファ米はレース前日夜と当日朝に、ただホテルの部屋にポットがなくレンジのみでマグカップに入れたお水を温めてそれで作った。
お水はホテルに無料の給水所があり、あまり使用しなかった。

現地では環境に慣れるために簡単に動きの確認。
スイム練(海遊び)、バイク(観光)、ラン(観光)を行いました。

《レース当日》

レーススタートは5:47。
トランジオープンが4:00という事で、3:00起き。
睡眠もしっかりと取れており、体調は万全。
調子は良い。

ホテルロビーにチームメンバーと集合し、会場に向かう。

いつも通りにトランジをセット。
今年は出場人数が少ないのか、バイクを置く場所は指定されておらず早いもん勝ち。
という事でスイム上がってすぐのところに設置。

バイクには水とMag-on2つ

その後試泳を済ませ、スタート地点へ。

《レース内容》

エリートの2分後にスタート。
観たいところもあるが、場所取りを考え早めに並ぶ事に。

現地時間5:47、スタートの合図。
ふぁぁぁぁぁぁん

swim1.5km
→0:21'56(1'28/100m)

早すぎん??
練習をしたとは言え、一気にそんな上がることはないよね??

ログを見たら案の定でした。
距離短かったそうな。
スイムアップした際にはテンション上がりましたよね

T1
→1'19

トランジは得意です。
スイムアップからの動線は問題なし。

いつもの流れは以下の通り。

①スイム用具を置く
②ヘルメットを被る
③靴下を履く
④自転車を取る

流れは完璧。

マウントラインを超え飛び乗りをする。
ただ今回輪ゴムを忘れてしまいバイクシューズが宙ぶらりんの状態に。
飛び乗りをしたは良いがシューズが履けず、モタモタしてしまいました。

bike
→10km地点でパンクの為skip

走り出しは好調。
感覚として215wくらい。
心拍もいつも通り。

路面は一昨年参加した時と変わらずボコボコのところがチラホラ。
大きな穴ボコを避けつつ

コースは折り返しのフラットなコース。
前に何人くらいいるか数えてるなかで、後ろから速い選手が。
道を譲る為に避けたが最後、穴ボコの餌食に。

そのままパンクしてしまいました。
使っているタイヤがチューブラーな為、予備のタイヤは持ってきてはいたものの、交換しても時間かかるよなと思いレースには持ってきていませんでした。

ボランティアさん(現地のイケおじ)に英語で色々話されますが英語が一切出来ない私。
以下の内容はおそらくこんな事を言ってたんだろうなの憶測です。

イケおじ「スペアタイヤは持ってないの?」
私「なっすぃん」
イケおじ「シーラントは?」
私「なっすぃん」
イケおじ「バイクを持ってくには通行止めが終わる2時間後だよ」
私「だよねー」

だいぶ前半の方でスイムを上がった為、最後の選手まで見送る事になりました。

今までのレースでパンクした事はなく、全てのレースで完走して来たからこそ、とても悔しい想いをしました。

ただこのままずっと黙って待つのは面白くないし悲しい思い出になってしまう。
ホノルルまで来てそれはどうなのか。

なんだかんだで応援する事も好きなので、出場する選手全員に声を掛けることに。

こんな時、ツールドフランスやジロ、ブエルタ等の自転車レースを見ていて良かったと感じます。

日本人はもちろん、海外選手に対して、
私「きーぷごーいん!」「ぐっじょーぶ」「ないすらいど!」「そーくーる!」
なんて片言の英語を伝え続けてました。

すると
イケオジ「お前の応援、ええな!応援されてる選手がお前のお陰で笑顔になってるで」

さらに別のボランティアの方も集まり、
金髪美女「エネルギッシュすぎん?笑」
イケメン「最高かよ」

改めてお伝えしますが、英語が出来ない私。
全て意訳です。
こんな時ポジティブで良かったなぁと。笑

応援してて気付いたのですが、ぱっと見で国籍がわからなくても、リアクションでわかる事が判明。

海外勢はやたらとテンション高い
日本勢は簡単な会釈

全員が全員そうという訳ではありませんが、応援を切り替える事が出来るため、判断しやすかったです。
もちろんレース中なので余裕がない事も考えられますがらしさが出てたなと感じました。

そんなこんなで応援していると、体格の良い日本人に「パンクですかー?」と声を掛けられました。

そうなんですぅーと返答するとすぐ止まってくれたじゃないですか。
「チューブラータイヤ、持ってますんで良かったら使ってください!」

神様かと思いました。
その瞬間イケオジと目を合わせて、マジかという状況に。

イケメンとオジにタイヤ交換を手伝って頂きました。
ただタイヤの仕様上、交換する事が出来ず。
折角譲って頂いたのに活躍する事が出来ずでした…
ただレース中に止まってくださり、助けて下さったご恩、忘れません。
ありがとうございました。

その後謎にボランティアの人たちが会議を始めました。

イケオジ「このままで終わるのはどうよ?最後はゴールテープ切って終わる方が良くない??」

え?

イケオジ「バイクは俺が責任持って後で持ってくから、お前はラン走ってこい」

金髪美女&イケメン「ついてこい!車でトランジまで送ってやるよ!」

マジですか。
自分のレースはここで終わったかと思いましたが、なんとバイク30kmをスキップして最後のランを走れることに。

泣きそうになりましたよね
言葉は通じなくても人の暖かさを感じました。
これが言語の壁を乗り越えるという事でしょうか。
改めて感謝を伝えるために英語を学びたいと感じた瞬間でした。

トランジ付近に到着し、熱い握手をして下車する。
バイクシューズを脱ぎ手に持ち、靴下でトランジまでダッシュ。
その道には完走して帰路に着く選手が多くなってきました。

バイクなく、シューズを持ってる選手は少し浮いてましたね笑

run
→0:41'37

ランシューを履き、そこからは爆走。
初っ端あげすぎて3’50代の表記。
私にしてはえげつないスピードでした。

少しペースを落として、しっかりと攻めれるスピードでどんどん回収していく。

その途中でなんと、チューブを下さった選手が。
足を止めて改めてご挨拶。
伝えきれない程の感謝を述べて別れを告げる。
走りながら感動してしまってました。

ランだけで垂れてる訳にもいかないのでしっかりとフォームを意識して刻んでいく。
2km地点くらいでtop speedを摂取。
ジェルとは違い液体っぽく飲みやすいですね

残り1km。
ゴール横を通り海沿いを行く。

今回のレースもあと4分くらいで終わってしまう。
今日助けてもらった人の顔が思い浮かぶ。
イケオジにイケメン、金髪美女、タイヤを下さった体格の良いダンディーさん。

この人達がいなかったら今回ここまで来れてなかったと思います。
だからこそ最後まで走り切る事、それが自分のやらなきゃいけない事でした。

ゴール前、チームメイトが迎えてくれる。
そしてひょこっと現れた後輩と共にゴール。

《総評》

2度目のホノルルトライアスロン。
今年は年代別表彰を目指して練習してきました。
ただ結果はあえなく撃沈。
事前の準備の重要性を改めて感じました。

シーラントの準備、延長バルブを着脱器具、リアボトルゲージ

また人の暖かさを感じたレースでもあります。
今後自分が他の選手を救ってあげられる立場に視野を広く持っていきたいと思います。

応援ありがとうございました。

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