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人生を変えた本①大学受験で狂ったように勉強した話
私には人生を変えてくれた本が3冊あります。
浅田次郎さんの「蒼穹の昴」はその中の1冊。
この本に出会わなければ、私は第一志望だった大学に合格することはなかったでしょう。
汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう――中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた2人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつベストセラー大作!
出会いは私が高校3年生の時。
当時受講していた「進研ゼミ」で、受験生におすすめの本として紹介されていたのです。
「(本で出てくる)科挙の試験地獄に比べたら受験勉強なんて!君たちはまだまだ頑張れる!!」
というようなおすすめ理由だったのですが。
確かに科挙も興味深かったけれど、感動どころが沢山ありすぎて科挙試験どころじゃない。
むしろ、主人公・春児の生き様に感動して「受験頑張ろう」と思えたし、こんな素晴らしい作品に出会えた喜びが、受験勉強のモチベーションになりました。
進研ゼミのオススメポイントが「科挙試験」だったことに、「えっ、そこ?!」と今でも思う(笑)
また、中国史好きの私にはどツボの題材で(この本はフィクションも混ざっていますが)、世界史の成績は爆上がり。
部活の引退が8月だったため、遅めの受験勉強開始だったにも関わらず、(大げさに言うと)科挙を受けるがごとく猛烈に勉強して、E判定だった第一志望校に合格できたのです。
「読み終えるのがもったいない!」と心から思えるくらい、夢中になった本。
そういや大学3年生で、北京の紫禁城を訪れた時は感動して泣いたなぁ。
ちなみに、この中国大河小説は初作の「蒼穹の昴」が出たのが1996年。
以降、20年以上もの間シリーズ化されております。
なので高校生・大学生~社会人、母になってからもずっと楽しめているのです!
「私の人生を変えた本」あと2冊。
また機会あれば書きたいと思います。
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