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4/1 新しいことを

卒業、異動、離任、退職
花屋の忙しい時期が落ち着いた。

お花を贈ろうとするたくさんの方々の想いに触れ、旅立ち、送別の場面に関わらせていただきました。

3月は終わりと別れのシーズン。
今日4/1からは、一気にスタートのエネルギーが流れ始める気がします。


春のお花は黄色やピンク。
毎日淡くあたたかな色味に触れながら、気持ちもふわっとあたたかいところへ惹かれ、何か新しいことをしたくなった。

選んだのは「花セラピー」

花の形や色に触れながら自分自身が癒されているし、もっと花を知りたい。

一人一人に合ったもの、必要なお花を届けたい。形や色に触れ、どんな心理作用が働いているのか知りたい。

花屋で働き始めて半年ほど経ち、人に寄り添うことが好きなのだと改めて感じました。
その人にしかない感性、イメージ、事情に合わせて何かをすること。

3月は忙しく、お客様と関わる中でもどかしい気持ちになりました。
予約対応に追われ、当日のオーダーならば、あと20分後になど、とにかく時間に追われながら作業を進めて。

途中新しいお客様がやってきても、落ち着いてオーダーを聞く余裕がない。

「ご用途、性別、色味、サイズ感」をざっと聞き、バタバタと間に合うように準備する。

色味に敏感な私は、色のニュアンスをサクサクと決められない。
経験不足もあるけれど、パターンに当てはめて済ませるみたいなことに、どこか抵抗があって。


どうしても、ご注文主のイメージ、贈るお相手のイメージにより近いものを厳選したいという欲が出てきてしまう。というか、考えたり想いを馳せたいのだと思います。

「ピンク系」でと依頼されたとしても、
明るいピンク、落ち着いたピンク、やわらかいピンク、かわいらしいピンクなど、ニュアンスによって全く印象が変わるから。


人柄、雰囲気、性格、好きなものなど、様々な情報を取らないとイメージが浮かばない。浮かべて作る場面ではないとしても、それをしたくなってしまう。

そのお客様にしかない、オリジナルのものを作りたい欲。あれこれイメージしたいのでしょうね。

これは花屋のイチスタッフとしてはなかなか難しいです。

包装紙やリボンの色、価格設定や予約の取り方など、会社や店舗によりルールと制限があるので、設けられた枠の中での対応や表現になるということ。


個人店ではないので、自分が受けたオーダーを他の人が作ったり、同時に分担して作業する場合もあるので、自分が受けたオーダーのイメージとは違う作品が完成することもあります。

お客様が満足してくれれば良いけれど、個人的に納得感はあまり感じられない。

やはり、自分で何かをしたい。
自分の好きな花材、ラッピング、色を使って表現したいと思うようになりました。

これはHSPならではかもしれない。
集中したいし、想像(創造)したいんですよね。

花屋スタッフとして働く中で、自分自身のこだわりや得意不得意が見えてきたので、とても良かったと思います。
これからが楽しみだとも感じています。

今いる環境に感謝して働きながら、今後の自分の活動を考えていく4月にできれば。

今日1日は、そのための一歩になるといいな。
花セラピー体験、楽しんできます。

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