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ドキュメンタルを見ています

はい、表題通りです。

見ています、というか、とりあえず今配信されているシーズン5まで見ました。

正直なところ、シーズン1見終わったあたりまでは「ダウンタウン世代が持ち上げてるだけやろ……」ぐらいに思っていましたが、見進めていくとまーこれが面白い。

で、ドキュメンタルの参加者に対するコメントというかレビューみたいなのを松本(敬称略)がちょいちょい言ってるんですけど、その中でも結構頻繁に言ってるコメントで気になることが一つあって。

ざっくりいうと「面白い奴はゲラやねん」ってコメントです。

ちょっと引っかかったので軽くお話ししたいなーと思って久々に長文を書こうかなと思った次第です。

芸人版「笑ってはいけない」という枠

ドキュメンタルのルールとか、内容はまぁ語らないっす、見てください、ググってください。こんな駄文より見るべきものはたくさんある。今期はプラネットウィズを見ろ。

で、まぁ結論から行きましょう、僕は松本の発言について考えたとき、「お笑い芸人ですら笑えることってわからないんじゃないか」って思いました。

ゲラであることはドキュメンタルのルール的には圧倒的に不利ですし、わざわざ自認しながら参加する意味も分からない(もちろんヤラセとかそういうのはあるかもですけどキリがないので略)

で、僕はきっと「自分が面白いこと言ってると確信できる人は他人の面白い発言にいち早く笑える」んだと思うのですよ。

で、面白いことって何かといわれると、難しいですね。漫才においてはテクニックとしてかぶせ、すかし、天丼などとは言われますが……。

さてさて、ここでちょっとずれた話に入ります。皆さん、テレビ番組の笑いどころってどんなとこだと思いますか?回答というか、ガヤから笑いが出るところがいわゆる一般的な「笑いどころ」なんじゃないでしょうか。

昔はエンタの神様とかやってましたね。面白くない滑ったとこでも必ず観客から笑いが出てたように記憶しています。

ドキュメンタルとシチュエーションの同じな笑ってはいけないでは、映像にかぶせてガヤの笑いが流されますね?(もはや最後の花火とか笑わないでしょうって毎度思っています。)

でですね、ドキュメンタルの特殊シチュエーションにおいては、ガヤの笑いが一切ない。ナビなしの運転、ガヤなしの笑い。

その中で重要なのは「面白いことをわかっている人はほかの人の面白いへの感受性が高いこと」だと思っています。

これは現在の逆転してる笑いへのアンチテーゼみたいなもんなのかなと思ったんです。「面白いから笑う」ではなくて、「面白そうな雰囲気とガヤの笑いによって笑う」というテレビや各種お笑いに対する。

まとめると

クラスの人気者って、面白いというより、でかい声で流行ってることを言って自分で笑う人じゃなかったですか?

そんな不愉快な自分の青春を思い出して鬱になりそうです。わしの話はどうでもいい。

ここまでの話をまとめると、松本は現代へのカウンターとしてドキュメンタルを用意したすごいみたいなオチになりそうなんですが、そんなことはない

あくまで、僕の推測ですが、笑いというのはテクニックというより「面白い雰囲気を出すこと」「面白いときは自分で面白いことを言ってる確信でいうこと」が本質な気がします。

長くなりました。ドキュメンタル見ててこんな哲学的な話を考えたくはないですね。オタクなので長話をしてしまった。

まぁ、こういう気持ちがわきましたよって話です。お暇なら見てみてください。僕はシーズン2から一気に面白くなったと考えています。


追伸

僕が一番笑ったのは千鳥が全裸でいつもの寿司ネタやるギャグでした。

以上



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