カメラを止めるな!を見た話(ネタバレあり)

おもっくそネタバレするんでご理解を、これnoteだとどうすればいいんでしょう……難しい……


まぁそういうわけで、今SNSで話題沸騰中の映画「カメラを止めるな!」を見に行きました。無職なのでタダ券で……。凄い話題ですよね、主に芸能関係の人たちに……。

ここからネタバレです、改行で対応できてるんかなぁこれ……。










演出の話

この映画ですね、斬新だとか今まで見たことないみたいな話が結構散見されますけど、まぁよくある話なんですよ。メタな目線を話のキーにする感じ。

同じメタを手法として盛り込む映画として僕の中で最初に出てきたのは「パラノーマルアクティビティ」ですね。アレは恐怖演出として、「こっち側」への干渉を演出するのが少ない予算で役者も少なくCGだったりVFXの予算ケチって怖がらせるには最適解だったのでしょう。

メタ目線は恐怖演出には非常に有効です。最近では「貞子vs伽椰子」もそれでしたよね。恐らく僕の見ていない範囲でもホラー映画ではいくらでもメタ演出を使った恐怖煽りがあるのでしょう。

ホラーの話ばっかりしましたが、例えばアニメとかでもメタ演出としてはエヴァの旧劇も視聴者に強烈な拒否感を抱かせるのに採用されています。ハルヒのエンドレスエイトもそういう具合ですし。まぁ失敗例としてニコニコとかツイッターみたいなのを雑に入れて現実っぽさを出そうとしてるアピールをしているのも多々ありますが……。

他にはゲームとかですね、ヨコオタロウ氏はニーアレプリカント、DODシリーズにおいてもメタ演出(現実への干渉というよりゲーム内的なメタですが)で近い試みをしています。


本題

「カメラを止めるな!」においては、メタ演出はコメディとして使われています。

映画の流れとして、雑な演技のホラー映画を流す→雑な理由を語る→撮影が雑になっていくのをコメディとして演出する、という感じです。

ここまで踏まえたうえで映画の感想ですが、割と面白かった、程度が僕の中の感想です。

メタ演出自体珍しいものではないこと、序盤の雑なホラー映画がほんとに雑で微妙に長いこと、その辺が作品に対するプリミティブなレビューを阻害しますね。

あと、SNS宣伝の使い方も、現代のやり口では非常に優秀ですけど、旧世代の人間としてはどうにも姑息な感触を受けるんですよね。

その辺を踏まえたうえで、コメディ映画としては普通に笑えてよかったので、トータルでは割と……程度に収まってしまいました。

結論

面白さは人それぞれですし、何より最近は邦画が盛り上がっています。こういう作品が唐突に出てくるのがその証でしょう。レビューも出回ってきてますし、週刊誌ゴシップでなんかいろいろアレになってきてます。興味があるなら劇場に行きましょう!





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