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第4回 神河ヒルクラム 年代別3位

レース前一週間の過ごし方、準備編はこちら

日時:2023年10月01日(日)
場所:兵庫県 神河町
天候:雨のち晴れ ほぼ無風
朝はしっかり雨が降っていたが5時にはやんでいた。

目標:年代別優勝 最低でも入賞

【アップ】
準備していたらアップの時間をあまりとれなかった。
このあたりはレース慣れしてない故のタイムマネジメントの悪さ。
レースのコースを往復10km。95mアップぐらい。時間にして20分。
ゆっくり走り始めて最後は6倍で20秒ぐらい。心拍168まで上げた(最大182)5km走ったら折り返して下った。
アップとしては正直不足だけど集合時間が迫っているので仕方がない。
あと、トイレ行きたかったw


急いでトイレに行ってから各組の指定された集合場所に向かう。

クラス:年代別(40~59歳以下) 第2組 7:34スタート
各組1分毎のローリングスタート。
レースはネットタイム方式。
なんと40~59歳のクラスだけで約200人のエントリーがあったらしい。事前にエントリーリストがなかったので当日の朝に知った。これを知ったとき入賞すら危ういのではなかとめちゃくちゃ焦った。

同じ組の知り合いと談笑。
あふろさんかんべさんパンダライダーさんおけんさん、同じ組と他の組みにもチラホラ知った顔がいた。

あふろさんはzwiftやリアルMU、レースで何度も一緒に走っていて、お互いの実力や脚質なんかを知った仲。2023富士ヒルゴールド。コロナから復帰して最近やっとコロナ前ぐらいまで戻ったらしい。僕が一方的にライバル視している。同い年。意地でも負けたくない存在

かんべさんとお会いするのは4回目。登りより平坦が得意な脚質が僕と似ている。2023富士ヒルゴールド。再度山では抜きつ抜かれつだったので脚力も同じぐらい。同い年(確か…)負けたくない存在

パンダライダーさんも2023富士ヒルゴールド。先日の大台ヶ原で年代別優勝しておられる。実は2週間前にプライベートでいわもとさんアテンドの大正池を含む山岳ライドで一緒に走った。その時にその強さを見せつけられた。軽量級なのに大正池の斜度ぐらいだとツキイチしてもツキ切れしそうだった。年上。驚異的な存在。勝ちたい。勝たなきゃ優勝できない。

おけんさんは1週間前にいわもとさんと一緒に花背に来ていた時に偶然会ってお話した。このときは風邪で体調不良のことでしたが、春のちくさヒルクライムでは僕より上の順位だったと知った。体調が回復していれば要注意人物

ZWCのはまーさんもいる。ZWCというだけで強いのがわかる。ZWCジャージがカッコイイ。ちくさヒルクライムでもお会いしている。

あと、別の組にパックさんみどりおじさんもいるらしい。
これは2組内で協調して平坦でタイムを短縮しないと入賞は難しいと判断。


え、僕の実力? 
2023富士ヒルシルバーです!レースで入賞経験ありません!
大きな目標を掲げてイキって自分を信じて頑張ってます! ハイッ

ふぅ。いらんことを大声でいってしまった…

スタートで並んでいる時に回りを見渡して思ったのは、ドリンクボトルを持っていない人が結構いた。ボトルケージすら装備していない人も見受けられた。
レースのレギュレーションにはボトルケージとドリンクボトル必須と記載あったんですがw 僕はボトルに半分くらい水を入れて装備していました。スタート前に全部飲んでボトルは空っぽでしたが空のボトルをゴールまで運びましたョ。自分より順位が上の人に未装着の人がいたら運営にこっそり報告しようなんてこれっぽちも思っていませんでしたよ(汗)
※加筆※はまーさんがレース前に運営にルール確認したところ、「ペットボトルを持って走ってほしくない」という趣旨なのでボトルを持たない場合はボトルケージ不要と言質取れました。と教えて下さりました。ありごとうございます。

さて、話を戻して、

【作戦】
前半の平坦10kmは集団の前方にいってトレインのスピードをできるだけ上げて短時間ローテ。ついてこれる人だけで回す。ツキイチに徹することだけはせず、平坦は自分でペースを作る。他人頼りのペースではパックさんに勝てない。僕はクライマー相手なら平坦のスピードとパワーはソコソコ自信がある。高速走行でのローテーションもチーム練習でそれなりに鍛えられている(と自分では思っている)
斜度が上がってからはタレないギリギリのラインでマイペース登坂。おそらくパンダライダーさんは平坦でついてくるし、斜度が上がれば誰よりも元気になると思うので無理に追わない。ラスト2kmから徐々にアゲていく。
因みにサイコンの表示はタイム、距離、速度のみ。パワーや心拍、ケイデンスは一切表示さていない。数値に惑わされず自分の感覚のみを信じて走ると決めていた。

コースプロフィール


【レーススタート!】

レースの僕の中盤までの様子は、あふろさんのコメンタリー動画をご覧になって頂くと分かると思います。たくさん映ってるし恥ずかしいぐらい紹介してくれて恥ずかしい(笑)


スタート地点から計測開始ポイントまで短いのでさっさと前の方に上がる。
と言っても計測開始時点では先頭ではなかった。
計測スタートからかんべさんがスピードを上げてペースを上げていってくれた。最初にローテに参加していたのは7,8人ぐらいかな?
クライマーのローテは一人が1分や2分、長牽きする印象があるんですが、それだと平坦でスピードが伸びない。この日もそれを危惧していたけど、かんべさんが「回していきましょう!」と声掛けしてくれたのが切っ掛けでローテの回転が速くなった。有り難い!声掛け大事。
ここから斜度が上がるまではアタックや逃げみたいな特に変わった展開はなく、先頭に残っているメンバーでひたすらローテ。
とうぜん、チェックしているあふろさん、かんべさん、パンダライダーさんは残っている。おけんさんもいたと思う。

あふろさんはフロントにGoProを付けていたので撮れ高を気にしてかローテ控えめ。先頭集団の中頃をキープ。たまに回ってくれる。
録画しているのを僕は知っていたので、自分の撮れ高を意識してあふろさんに前に入る合図を出して入ったりしていた(笑)

パンダライダーさんは平坦が苦手と言っていたので先頭に出ても数秒で下がる。でも平坦が苦って言うの、作戦だと思うんですよ。賢い。

ツキイチは沢山いたと思うけど後方までは確認できず。
平坦が終わる頃にはだいぶ減っていた。
かんべさんとパンダライダーさんが、僕が先頭に出る度に牽きが強力で辛かったと言ってくれた。フフッ
ログを見る限りでは平坦区間の17分間で5~7回は先頭にでたと思う。

個人的にはかんべさんが積極的に回してくれたし速度も乗っていたので一番貢献してくれたと思っている。実はこっそりあふろさんと「平坦はなぎさんに牽かせて登りで千切りましょう」とう密約を二人で交わしていたらしいが、熱い男なかんべさんは平坦でゴリゴリ牽いて回してくれた。ありがとうございました!

斜度が上がりだしてからは予想通りパンダライダーさんがスッと抜け出して独走。何度も後ろを振り返りながら距離を離していく。
このとき脚に余裕はあったが、無理に追わずマイペースで登る作戦を実行。あふろさんと少し談笑しながら登ってた。

レースの一週間前に体幹を活かせるポジションにしたくて、ステムを30mm短くしたのと前夜にハンドルの角度を調整したのが功を奏したのか、登坂でも面白いように脚が回った。後でログを確認したら平坦で平均ケイデンスが100rpm、登坂で90rpmだった。それなのに呼吸は苦しくない。サイコンにパワー表示させていないので感覚だけでタレないギリギリのラインで淡々と登っていく。周りは気にしない。

そうこうしているうちに、かんべさんの姿はなく、あふろさんは千切れて距離が離れていく。前方のパンダライダーさんの姿は見えなくなっていた。
2番手であることは確信したが、パンダライダーさんを追うことはせずマイペースを維持。ここでタレてペースダウンしてしまうとだけは避けたい。大正池を一緒に走ったときに登坂で追い付くことは無理だろうと確信していのもある。

優勝は無理だが入賞は諦めたくない。できれば準優勝したい。他の組の気になる存在もいるので脚を緩めることはできない。出し切るならゴール直前。
そんな気持ちで淡々と走って、残り2kmあたりから徐々にアゲていった。後ろから迫ってくる人は視界にはいないし、前の組の人を抜くことはあっても抜かれることはなかったので気持ち的には楽だった。
そしてラスト500mは力の限り回した。残り200mあたりからはダンシングして力の限り踏んだ。

ゴールラインを通過した瞬間にサイコンを止め、表示タイムは 40:26 
このタイムがどんなものか分からないけど、40分は切れなかったかーと思った。

【ゴール後】
山頂の広間で沢山の知り合い、初めましての人と挨拶、談笑。
初対面のパックさんとも沢山お話さえてもらった。
各々の手元タイムを確認すると、パックさんとパンダライダーさんが僅差、恐らくパックさんの方が速いだろうという話。平坦もほぼ単独走だったとのこと。すごいの一言。
ネットタイム方式なので全員がゴールするまで結果が分からない。
パンダライダーさんはギリギリ40分を切れなかったようなことを言っていたので僕は20~25秒ぐらい遅れたか?
優勝はパックさん、準優勝はパンダライダーさんで決まりか。
25秒の間に他の組の誰かがゴールしていたら僕の入賞はなくなる。
25秒って大きい!リザルトがでるまで分からないのはもどかしいw

表彰式がいつ行われるか分からないので、結果が分かるまで駐車場の奧の邪魔にならないスペースで615六甲朝練の人達がお菓子を広げて開催していたアフターパーティーに参加させてもたった。

【表彰式】
そんなこんなで表彰式。
因みにリザルトは張り出されておらず、MCがマイクで発表する形式。もどかしい!w
他の年代のクラスから発表と表彰があった。
3位から順番にタイム→名前の順番で読み上げられた。
いよいよ自分のクラスの表彰。最初に読み上げられるタイムで自分が3位に入っているか判断できる。緊張極まる。僕の手元タイムは40分26秒

MC「第3位の発表です!タイム 40分24びょ…

あーーーダメだっかーーー!名前を読み上げられる前の一瞬で悟った(泣)

と思った瞬間に自分の名前がコールされた。

一瞬驚いたけど直ぐに喜びに変わりました。
サイコンを押すタイミングがズレていたのか。
隣にいたあふろさんも一緒に喜んでくれて力強く握手した。
レース初入賞である。
人生で始めてての表彰台(表彰台はなかったんですけどね)
お世話になっている team hsj(Hase塾) のチームジャージを着て入賞できたことが嬉しかった。

因みに、第1回神河ヒルクライムの40~59歳以下カテゴリで優勝した初代チャンピオンはhsjの坊さんである。
できれば坊さんと同じ優勝をしてチームに報告したかったな。


【パワーなど】

平坦のローテで先頭に出たときにW'balを削っているのがわかる。
斜度が上がってからは感覚だけを頼りにタレないギリギリのラインで走っていたけど、W'balにもそれがしっかり表れていてる。減りもせず回復もせず。FTPぐらいで淡々と踏んでいたようだ。
平坦でそれなりに脚を使っていたのか、ラスト2kmで徐々にアゲていたつもりだったけど、それは気持ちだけだったようで実際はラスト500mからの全力(のつもり)で少し減っているだけだ。
自分が感じていた以上に最後踏めていなかった。
これが疲労の蓄積か。4時間4倍でローラーしてもW'balはぴくりとも減らないけど脚はパンパンになるもんなぁ。


【レースを終えて】
目標にも書いたけど、優勝する気持ちで挑みました。
ハッキリ言って自分には高い目標だと思うし無謀かもしれない。
でも、これで良かったと思う。

富士ヒルのnoteで書いた内容

レースでちょっと力試ししてきます!
ワンチャン入賞狙って頑張ります!
こんな気持ちで挑んでいたら3位入賞すらできなかったと思う。
本気で優勝する意気込みでトレーニングに励み、公言していないとここまで頑張れなかっただろうし、結果も出せなかったと思う。
気持ちって大事。
自分のモチベを上げる方法は人それぞれだけど、僕は公言して認知されて逃げ道を無くすことで頑張れるようだ。
隠れて黙って地道にコツコツは多分向いていないw
そういう意味ではSNSに依存しているし、見てくれている人、応援してくれる人には本当に心の底から感謝している。
最近「アンチは養分」といセリフを目にしました。そう思うと何を言われても頑張れるなって思ったw

優勝されたパックさん、準優勝のパンダライダーさん。
お二方とも僕より年上である。
3位入賞できた嬉しさあり、年上の方に負けた悔しさもあり、負けたけど強豪の二人にここまで迫れたという清々しさもあり。
たくさんの刺激をもらいました。

しかし満足はしていません。
来年はもっと上にいきます。
3位の副賞は高級シャインマスカットでした。

皮はパリッと、実はぷりぷりな弾力、溢れる甘い果汁。家族がめちゃめちゃ喜んでくれた。


1位と2位だけが副賞として貰えるお米と自然薯だしとろろ。歴代のチャンプがこぞってめちゃめちゃ美味しいと言っていて、どうしても食べたかったのでレースの参加特典の金券800円分全て投入+自費1200円を出して購入しました。

5個入り2000円の高級品
白米にそのままかけるだけで絶品!温玉との相性も最高。

来年は自力でゲットします。


おしまい。

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