見出し画像

既婚者なのに、、恋?

『いつも、見てくれているようなのですが
もしかして知り合いだったりしますか?』

『知り合いとういうか、同じ高校に通っていた〇〇なぎといいます。
一度も話したことはなかったので、覚えていないと思いますけれど、、、』

チャットのような短いメッセージにすぐにAくんから返信があった!

『なぎさん?覚えていますよ。
目がクリっとしていて、可愛い子がいるって思っていた。
一度、話しかけたことがあるんだけど無視されちゃった笑』

あのときの、ことだ・・・

『無視じゃないです!急に話しかけられて、恥ずかしくて逃げちゃった笑』

『逃げたの?あのとき、ようやく話せると思っていたのに。
すごくショックだった』

ようやく話せる?ショックだった?
それって、少なからず好意に近いものがあったということ・・・?

『だって、ずっとAくんのこと好きだったから。
あっ、こんなこと言っても、もう時効だよね』

『そうなんだ、全然分からなかった』

10年越しにAくんの誤解を解くことができた。
もし、あのとき逃げずに話せていたら
もっと違う未来が待っていたのかもしれない・・・

でも、ここでメッセージだけだとしても
好きだったAくんとやり取りができるのは夢みたい。

その日以来、Aくんとmixiでメッセージを送り合うようになった。

Aくんにはひとつ年上の同業者の彼女がいて一緒に住んでいて
日本へは仕事で年に一回は帰っていると教えてくれた。
私も結婚して子どもがいることを話した。

そして、Aくんに今春
帰国の予定があることを知ったとき会いたいと思った。

もう一度Aくんに恋をしているのだろうか。
私は既婚者で娘もいる。
なのに、恋だんなて・・・
でも、Aくんに会いたいこの気持ちは、やっぱり恋だ・・・

私は恋をすると聴きたくなる音楽がある。
椎名林檎の「ここでキスして」や東京事変の「遭難」や「入水願い」
今まで母親だから妻だからとしまい込んだ
女性の部分をグッと刺激させるような音楽を欲してしまう。

思い切って、会いたいと言ってしまおうか
でも、私は子どもがいる既婚者だ。
夫の他に気になる人がいるんて、人として最低なんじゃないか。
夫に不満がある訳でもない。
なのに、気になる人がいるなんて・・・
何度も好きという気持ちを封印しようとした。
でも・・・

『今度帰国したとき、会える時間はありますか?』

Aくんにメッセージを送った。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?