貴方にとっての「でびでび・でびる」
拝啓 でびでび・でびる様
この度は3Dのお披露目決定おめでとうございます。
本当は宣伝がてら3D前にこの記事を完成させるつもりだったのですがやや間に合いませんでした。大変申し訳ございませんでした。
3Dのお姿、正直来ないんじゃないかとさえ思っていましたが、無事に顕現なされて感動に打ち震えております。
動き回るでびる様のお姿と、でびる様ならではの各種内容も大変面白く、最後まで楽しむことができました。
今後もでびる様の本来の姿に近い配信が見られることを楽しみに待っております。
と、前置きはこのあたりにして。そんなこんなで再び懲りずにでびでび・でびる様について書くことにしました。
今回のお題は「人格の分類」についてです。悪魔だけど人格でいきます。悪魔格だとなんか格式とかそういう風に見えちゃうので。
でびる様という方は「にじさんじ」の中でも非常に特殊な存在、というか異形のものであるため、なかなか掴みどころがありません。
さらっと書き出してみるだけでも
・性別無し
・年齢不詳
・悪魔
といった具合でまっとうに考えても埒が明きません。特異性がめちゃくちゃ高すぎる。そもそもそんな存在が周りにいっぱいいたらそれこそまさに恐ろしい。多分そこ地獄かなんかだと思います。
その特殊さ故にかでびる様はあらゆる見え方をする存在であり、流れているコメントを見ていると契約者たちの中でも「でびる様をどういう存在として見ているか」がそれぞれ違うのではと感じていた。
今回は具体例と共にとりあえず分別してみることにしました。
Case.1 愛玩動物
これを見てキレるでびる様が鮮明に思い浮かびましたが、寛大な心で許していただきたい。どうしても触れるしかなかったので。
でびる様がはしゃいで動き回ってふんふん仰っていたり、ぺちぺちされている際などに特に見られる「でびちゃんかわいい」などのコメントはだいたいこの側面で見ているのではないだろうか。
⇧これはでびる様のかわいらしさが出たらおわりの配信。
でびる様は我々の世界で言うところのコアラや猫などの可愛らしい動物のような外見をしており、これはにじさんじ内でも他には黒井しば(犬)くらいのものだろう。
特徴的な声をしているのもあって、主にペルソナ5のモルガナとか、ハローキティ的な人語を扱うマスコットのような雰囲気もある。金田朋子氏とのラジオでも仲間的雰囲気があった。…………あった?
稀に見かける初見らしきコメント、他配信者などとのコラボの際によく見られる「変な生き物が喋っとるわw」みたいなノリのものもここに類するものだろう。
要するに外見的特徴、声から来るファーストインプレッションがだいたいこれに該当する。
こういった見方をしている面々の敬意度合はもうなんていうかとんでもなく低い。もう見た目からなめ腐った結果、ただのペット感覚のようである。呼称も「でびちゃん」「コアラ」などが一般的だろうか。
Case.2 小学生
悪口が書きたいわけではなく。ええ本当に。
配信内でも特に知性が下がり気味のときによく見られる姿。
⇧はあえて子供としての扱いを受けているタイプの配信になるが、これに限らずでびる様の愛らしさと舌足らず寄りの喋り方から子供らしさを連想されやすい、という例として挙げさせてもらった。
他にもでびリオンでの知性デバフを受けている場合などもそういった側面がある。どっちがデバフをかけているのか不明ではあるものの、とりあえず二名とも知性がダダ下がりなのは間違いないと思う。
でびる様は我々とは違った生態系であるためか、我々から生活面でのあやふやさのうち、我々と異なった感覚ゆえに知識不足であるように見える部分が「子供故できない」という見え方になると子供扱いになっていく。指摘する人々もまた子供に諭すような口調になりがちである。
⇧わかりやすいのがパーフェクトクッキングもといイライラクッキングである。でびる様が料理するのを社築、鷹宮リオンが見守るというものだが、波乱の展開が待ち受けている。どうして波乱が起きるんですか?
また、でびる様の雑談などではよく「うんち」「おしっこ」などの小学生のような下ネタの話題になりやすい。でびる様は恐ろしい悪魔であるため、子供には早いレベルのものも取り扱っているが、「とりあえずうんちで笑える」と認識されているのは間違いない。
でびる様曰く「契約者たちがうんち好きだからその話題になりがち」とのことである。ちなみにでびんばー(でびる様のチャンネルのメンバーの名前)になると使えるスタンプを並べると「うんち」ができる。みんなもクソデカ文字でうんちアピールしようね。
⇧これは余談。
Case.3 おっさん
…………怒る脳内でびる様を一旦横に置いて話を進めようと思う。違うんです。信じてください。
コアラ呼びについては前述したが、そこに「酒コアラ」なる呼び方がつくのがこれだ。外見を過ぎ、もう少し内面に踏み込むとこのようになる。ピカチュウが名探偵ピカチュウになるようなアレだ。可愛いピカチュウという種族から、おっさんの詰まったしわくちゃピカチュウ個人にフォーカスしたものである。
先ほどの子供とは正反対であるが、生活面のあやふやさが「子供だから知らない」ではなく「年を取って適当になった」という見え方になることで同じ要素が正反対に見えるというやつである。
飲酒を好む点、女性ライバー、キャラクターへの邪心溢れる対応などから「酒カス」「エロオヤジ」的側面が表れてくる。これ悪口では?
⇧数回やっている禁酒配信なんかを見るととてもわかりやすいが、契約者のアップしたおつまみを見ながら感想を述べ、酒の匂いだけ嗅いで耐え凌ぐ姿はどう足掻いてもおっさんである。最近はもっぱら契約者に痛風になって引退されることを心配されている。生活習慣病を心配される悪魔って何。
FE風花雪月、パワプロなどで見られるあらゆる女性キャラとのワンチャンを狙う姿や、18禁のゲームを嗜み、どうやら定額サービスなども手を出しているらしいなどの話からもエロオヤジの側面が色濃く見えてくる。えっちゲーム定額サービスはまあ結構がっつりやられているのではないかと思います。
契約者の反応としては「酒コアラ」というもはや暴言の呼称などからも分かる通り(暴言しかなくねえか?という疑問は捨て置こう)、友達くらいの距離感、砕けた言葉になっている傾向がある。まあ零した酒をもったいないと啜っている姿を見た上で崇拝して敬語使ってコメントできるかと言われると悩ましいものである。
Case.4 口達者
ようやく誉め言葉っぽいのが出てきました。
うまい言い方が思いつかなかったのでとりあえずこう置きましたが、「話が上手く、コミュニケーション力に長けている」といった意味合いとして置かせていただきました。
でびる様は鋭いツッコミやトークの軽妙さを持ち合わせており、状況を見て的確な発言をして場の空気を保っている瞬間がよく見られる。
だいたいの場合「悪魔対人間」の構図になるため、でびる様側からコントロールしないと齟齬が生まれやすいのだろう。にじさんじ内でもでびる様を崇拝するもの、ペット扱いするもの、友達としてやっているものなど多岐にわたっている。それらによって対応をうまく変えて仲良くしていることが何よりでびる様のお力であり、そういう面が「にじさんじクイズ王決定戦」にてコミュ力強者としてスタッフ内で挙げられた所以ではないだろうか。
実際に注意して配信を見ていると、その端々ででびる様の技をいくつも見せられることになるだろう。
例えば先日行われた異種配信者頂上決戦、開始前のtwitterなどでの初対面の人三名の印象は、Case.1にあたるペット扱いであった。
本編でも「異世界の悪魔(コアラ)」と書かれていたり、「動物と対戦するのは初めて」などと煽られ倒している。
また、普段のでびる様はLeague of Legendsをサポート(戦闘よりも敵の妨害や仲間の補助をする役割)でプレイしているため、1on1というルール自体ほかのメンバーと比べ非常に不利であることは間違いない。
この流れのまま進めばでびる様は手も足も出ず圧倒的にボコボコにされてペット扱い、悪い場合は初めて見た視聴者からの評価が下がり空気が悪くなるのでは?と思っていた。
ちなみに事前に行われていた勝利者予想でも最下位であったため、視聴者からも期待されていなかった。
しかしでびる様は短い期間で他プレイヤーとも渡り合えるようにしっかりと仕上げてきており、実際の大会では非常に良いプレイを見せた。
またいつもならコアラ煽りに対して「ぶっ殺すぞ」と言ってキレるのに対し、外部配信であることを考慮してか配信の際は「マネージャー通しました???」などとキレ方を変えた上で鋭いツッコミとしての能力も見せていた。
試合の後にはしっかりとしたコメントを述べ、勝った相手を激励するなどして対戦相手との友情をはぐくむシーンも見られた。
それらが合わさったことで、初対面である石井プロ氏にでびる様のプロフェッショナル性を評価してもらう結果となった。この配信を通して「初めて見たけど良かった」といったコメントも散見されていて、まさにでびる様の手腕と言えるだろう。
Case.5 恐ろしい悪魔
さて、本題です。つーかこれ一個で一本書けそうなんだよな。かいつまんでいきます。
ここまでのすべてを見た上で、多くの人が持ったであろう感想があると思います。
「悪魔要素、どこ?」
そう。ペット、子供、おっさん、コミュ強、そのどれも別に悪魔らしさとは密接な関係を持っていないのである。
ということはでびる様は悪魔ではないのか、と言われるとそれは否である。
悪魔は人間を唆し、契約を迫るものである。それ故にまず我々に敬遠されてしまっては元も子もない。契約を取るには真面目に人間のことを考えなければならない、といったことはでびる様も仰っていた。
恐ろしい側面は普段秘めている。ここまでに話したでびる様の「人間らしい魅力」はもちろんでびる様の一面ではあるものの、一番の悪魔らしさを覆い隠すためのものだ。
普段の配信などで見えているでびる様の一面であり、ごく一部に過ぎない。チョウチンアンコウの光ってるところみたいなものだ。我々はそれに釣られてのこのこやってきた餌である。
では、でびる様の恐ろしい要素はいったいどこにあるのか?
まずはでびる様の異常性が挙げられる。先述した通り、通常のコラボにおいてはでびる様は基本的に中立の立場に立って物を話す。そのためそういった面はあまり見られない。
ジョー・力一とのコラボである「悪夢」などのいくつかの配信は全体的にでびる様の怖さを表しているといえるだろう。
また、非常に説明しがたいので気が向いたら長く書きたいのだが、「でびっち」に関連する一連の動画もでびる様の悪魔らしい一面を見ることができる。
そもそも「でびっち」って何だという人にざっくり説明すると、でびる様の2ndチャンネル(つまり今のチャンネル)が開設された際に配信された、ニコ生主を模してやった一発ネタである。
そしてそれの一周忌、ということで行われたネタがこちらである。
先ほど例に出したようなチョウチンアンコウの光ってる部分に当たるでびっちというキャラや、古代ニコ生のクソみたいで愉快な空気感も大変面白いものだが、本筋はそこではない。
詳細は差し控えるが終盤の展開は悪魔としての「でびでび・でびる」の片鱗を垣間見ることができる。
実のところ私がでびる様を見始めたころに、これをほぼ初めてリアルタイム視聴することができたのだが、そのあまりの「悪魔らしい」出来事に圧倒されてしまった。これがあったからこそでびる様をきちんと崇拝することになったと言っても過言ではない。
リアルタイムではないと恐ろしさは幾ばくか減ってしまうだろうとは思うのだが、それでもでびる様を語るにおいて絶対に欠かせないものである。
このような側面を強く感じている私のような契約者は、畏怖と尊敬を込めて「でびる様」と呼称することが多い。
まとめ
いくつかに絞って語らせてもらったが、それでもでびる様の複数の側面があるということはわかってもらえたかと思う。
もちろんここに挙げたもの以外にも様々な側面があり、枠設けて書けるだけの深さがある。ここに書いているのはあくまで私に見えている側面であって、これを読んでいる人の中には私とはまた違った感想を抱いた人もいるかもしれない。
また、この長い文を見たあなたが「でびでび・でびる」をどう見て、どう感じて、どう呼ぶかは別に限定されていないし自由である。どれも間違いではないし、またどれかのみに決めつけることも正解ではない。
つまり何が言いたいかというと、「でびでび・でびるの深みはすごい」ということです。急に頭が悪くなりましたが、だいたいそんな気持ちだけで5000字くらい書きました。
あとところどころにめっちゃ好きな動画を貼りまくったのでそれらを見てほしいなと思います。総時間がめっちゃ多いですが、気になったものから見るのがいいんじゃないでしょうか。
長々話しましたが、こちらがでびる様のチャンネルとなっております。皆様もご契約のほどよろしくお願いいたします。
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