初めてのヤニ、初めてのバッド
二十+n年生きてやっとヤニを吸ったのでその時の記憶を書き留めておきます。
吸った理由
小説のネタにしたかった。
小説の登場人物が大人であることをきちんと描くために煙草か酒か何か必要だな〜と思っていた。
その大人と差別化したい子ども登場人物を居酒屋に連れて行くわけにはいかないので、ここはやっぱ煙草か、と思った。
……と思ったら喫煙所に入ったことは愚か吸ったことがないな? と思ったので実行することにした。
喫煙者何名かを同伴することができたので、きっと大丈夫だろうな〜どんなんだろなとワクワクしてた。
なんなら同行喫煙者が煙草を先んじて買ってくれていた。感謝。
吸った煙草
・パーラメント
・セブンスター
なんでこのセレクト? という話。
上記の通り小説の登場人物に吸わせる予定だったので、こういうキャラに吸わせたいんですよ、という話をしたらこういうの吸ってる男だろ! と言われたのでそのままお願いした。
今思えば馬鹿のセレクトだったので恨んだんですけど、まあこういうもんか〜重いってこんな感じなんだな、と思うことになった。
ちなみに「ヤニ初めて吸うんすよ!」とあらゆるところで吹聴して、このセレクトであることを教えると「馬鹿?」と百発百中言われた。本当に馬鹿。
ヤニ吸った感想
けむい。
煙をそのまま口に含むのでそりゃけむいわけなんですけど、煙自体に味があるという感じはしなかったな……と思っていた。どっちかっていうとフーッって息を履いた瞬間にじわじわ味がするのでこのタイミング!? と驚いていた。
鼻から突き抜けないけど意識したら鼻から煙が吐けるらしい。どういう原理?
なんか上手いこと輪っかができないかな〜とか思っていたんですけどそんなことはなかった。
煙草の味は独特すぎる。
何かが焼けている味ということはわかっているんだけど、フレーバーがなんとなくこう、重たいものばかりだったので比較は上手くできないのが残念。でもこういう重いものを吸っている人はかなりやっている(こういう表現しかできない)んじゃないか? と思った。重たい煙草は苦労の証かもしれん。
苦め? 重めの煙草を吸ったので甘い感覚がわからん。メンソール吸ったらスッキリするんかな。メンソール苦手だから辛く感じるかも。
セブンスターもパーラメントも吸った感想はなんか焼けてる味がするな……と、重い感じがするな……だった。
多分これは上記の通り、セレクトした二つがそこまで違いがないからだと思う。
強いて言えばパーラメントの方が好きだった。
甘いのも用意して貰えばよかった。
ヤニ吸ったアフターの感想
酒と一緒にやるのは初心者としてやめよう!!!!!!!!!
一回目(パーラメント)を吸った後ヤニクラ(吸った後のふらつきとか頭痛とかのことを指すらしい)しなかったのでいけるやろと思ったら普通に無理でしたねこれ。
一回目のあとは町散策などをしていて、その後HUBで飲んでたんですけどまあ普通にやりましたよね。配分ってやつ。
二回目(セブンスター)の時に度数低めのお酒をちびちび飲みながら過ごしてたんですけど、お酒は血管を拡張させて、煙草は血管を収縮させるのでBADになった。そりゃそうだよ。
お酒飲んでる時に水やノンアル挟まなかったのも敗因だと思う。ぐえ〜あかんねこれはね。
吸って多分一時間かからないかぐらいの時間だったはず。お酒はちびちび飲んでいたので割愛。そのあと1200ミリリットルぐらい? 水分とって横になってしゃがんでとかして体調を戻すことには成功した。
経験者曰く、タール量とかもそうだし、そもそも私がお酒に弱めなのが原因かな〜と話してくれた。
経験者の裁量が悪いわけではなく、私の体質への見誤りが良くなかったなと反省。
むしろ経験者のみんなは私の体調不良時、すぐさま水分の手配と休憩所の確保をしてくれたのでありがたかった。一人で吸わなくてよかった〜!
あと同行者が経験者の人たち(その日は喫煙者とそうでない人が半々ぐらいのグループだった)を責めなかったのも嬉しかった。私が悪いです。いやまじでヤニに興味持った私が悪いんでね。
きちんと頭下げたらみんな気をつけろよ〜! で終えてくれたので感謝しかありません。
ありがとうございます。
初心者による接待について
「ヤニ初心者はね、こうしたら喜ばれるんすよ」
①煙草を渡されたら咥えるのではなく、手に持ったままライターに近づけると「違うんだよ〜w」と言われて相手が喜ぶのでGOOD
②火を点けてもらったらそのまま咥えるだけで待ち、また「吸わないと火がつかないんだよ〜w」というくだりをするとやはり相手が喜ぶのでGOOD
③ライター点けられなかったらそれもそれで喜ばれるのでGOOD
と、いう初心者から経験者のためのヤニ接待というものがあるんだよ、と自称ヤニカスに教えてもらったのだけれど全然そんなことなかった。きちんと同行喫煙者たちはこうするんだよ〜と教えてくれた。
のでヤニ接待というものは幻想だった。オイ!
ヤニを続けないという意志
ヤニ吸ったらニコチンに負けると思っていたんですけど、口寂しいかも〜と思った時にスポドリを飲むようにしていたのでそんなことはなかった。
というかヤニを吸って三日ほど経過しているけれどニコチン欲しがり衝動は来ていない。
あ〜でもなんとなく何かを咥えているという感覚はよかったな、と思うし誘われたら吸わんでもない。これしっかりニコチンにやられていませんか?
でも自分で買うという選択肢はなく、そもそもライターを一人で着火させることができないという不器用さを誇っているのでこのまま吸わずに終わってくれると嬉しい。
自分は誰かの銘柄を覚えてヤニプレゼントするぐらいがいい。
でもFF14のめちゃくちゃ強い侍の人が「居合のキャストタイムは灰を落とす時間」と言っていたのはちょっとかっこいいと思ってしまった。なんだよそれ、ズルいだろ!
総評:ヤニはやめとけ
これに尽きる。
吸うのもかなりのお金がかかるし、そもそも私はライターが扱えない。吸う前に敗北しているのは結構屈辱なのだがまあ仕方がない。そういうこともあるでしょう。
ちなみに小説の資料としてはかなり良かったので、当分私の文章は煙草に汚染された文章になること間違いない。
ヤニを吸わせてくれた喫煙先輩たち、見守ってくれた同行者たち、本当にありがとうございました。
もう多分吸いません。
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