夢を追うこと(囲碁編)NO.3
これまでの話はこちらをクリック↓
大事にしてもらいたいこと。
それは夢を追いかける過程です。
夢を追いかける最中には学校では学べない事がたくさんあります。
むしろ、協調性を重んじる学校教育とは反対方向でしょう。
(詳細は実体験を基に記述します)
追いかけた夢が叶わなかったとしても、その経験は濃いもので、次に必ず生きてきます。
新卒の社会人から再スタートが遅れたところで何の問題があるのでしょうか。
世の中には新卒で入社したけど、10年持たずに辞めている人は本当に多いです。
言い換えてみれば、その人達より断然早いスタートが切れます。
このことからも夢を追うことを大げさに考える必要はないと思います。
それと最後に声を大にして言いたい事は、
何も考えずに常識として
とりあえず「学校の勉強をしなさい」
とアドバイスすることについてです。
これは常識に囚われずに自分の考えを持った結果なら「~だから学校の勉強をしなさい」になるでしょう。
しかも、マイナス思考の意見ではなくプラス思考での意見を望みます。
是非、そのような意見から押し付けではない議論が始まることを願います。
夢のある、未来のある子供達。
これから何をしてもプラスでしかない子供達の為にも…。
自分は小六の4月から長崎を単身で出て、千葉の幕張にあった院生の寮に入りました。
きっかけは父親の一言。
父親「院生試験受けてみるか?多分、落ちると思うけど」
勝負師に向いている人間ならこの言葉に発奮して、努力をするべきでしょう。自分は特に何も考えずに「いいよ」と言いました。受けてみたいではなくて「いいよ」です。今考えたらふざけていますよね(笑)
でも、始まりってこんなものではないかなぁと思います。
もちろん、父親は中ニくらいまでやらせて駄目なら帰郷させればいいかと保険もかけていたと思います。
自分がなぜ院生試験を受けてもいいと思ったかというと、囲碁が嫌いではなかったから。でも大好きというほどではありません。囲碁の勉強(棋譜並べ、詰碁)は嫌だったけど、対局と検討は好きでした。
なので、囲碁が好きか嫌いかと言ったら「好き」ということになるでしょう。そんなものです。
とりあえず、東京に遊びに行くくらいのつもりで試験碁を受けました。そうしたら受かりました。そんなものです。
ここで大事になるのはプロになれば成功、プロになれなければ失敗なのかというところです。
もちろん、本人はプロになれるかなれないかが一番の問題です。プロになれるかどうかだけを考えれば良いです。
しかし、周りはそういうことだけでは考えてはいけないと思います。(特に親)
夢に挑戦する過程を大事にするべきだと思います。
どちらかというと夢を志す人間は、夢へとアタックしても失敗する人間のほうがほとんどでしょう。成功するのはほんの一握りです。(今回の成功の定義は囲碁棋士になれるかどうかという基準にします)
それゆえに「夢」という言葉が魅力的だったり神秘的になるのです。
だからこそ、夢への挑戦には「リスクが怖い、成功するのは飛び抜けた才能があるものだけ」という価値観が生まれます。でも、それがさらに夢というものの魅力を増していく結果となるのですが…。
こんな価値観だけで全てを決めてはいけません。「夢の実現」と「夢への挑戦」というのは全く別の次元にあるものなのです。
夢への挑戦の過程で、努力する習慣も根性も身につきます。これを経験することにより、好きな事だったらなりふり構わずに努力できるという事に気付けます。
好きでもない事をやって、それですら思い通りにならなかったらマイナスイメージも膨らみ、自己嫌悪に陥り、結局はやらないほうが良かったとまで思ってしまうでしょう。
仮にそれでも無事に思い通りに就職したとしましょう。一般に成功と言われるところまで行っても、月曜になると「気分が憂鬱」だとか、「上司が嫌だから会いたくない」などと言いながら出勤することになります。
同窓会でも開けば会社の愚痴だけで飲み会が終わるほどです。
何か大事なものを忘れて、心にぽっかりとした穴を開けたような状態になっていると思います。
そんな生活をしていると家族も同様にストレスがたまります。
家族からの対応も冷たくなるでしょうし、さらにストレスがたまって悪循環に陥ります。
それでいいのでしょうか?
つづく
今後は動画配信に力を入れていきます。 永代囲碁塾は囲碁に関することなら何でも活動しています。 囲碁アイドルも永代囲碁塾でプロデュースしています。