熊本地震の支援の在り方について考える

熊本地震の支援の在り方について考える

熊本地震について

地震発生当時、長崎県の島原半島にいました。(正確には雲仙市)

地震が発生する2秒ほど前に、テーブル上にあった3台の携帯が揃って、アラームを発しました。

何事かと思っていた矢先にグラグラグラ・・・。

私は5年ほど前の東日本大震災を関東(横浜で震度5)で経験していたので、その時よりは少し小さいな(結果的に島原は震度4)と楽観視していましたが、テレビをつけてみると、熊本が大変なことに・・・。

マグニチュードは6.5で震度7とマグニチュードよりも震度が大きいので誤報だと思いました。というよりも誤報であってほしいという感じでしょうか。

その点にも衝撃も受けていました。


このような状況で自分に何ができるのか。

一人一人の力は本当に微々たるものです。(一部の人を除く)

無力に等しいと言っても過言ではないでしょう。

なので、集団で支援をしなくてはいけません。

非常時にリーダーシップを取れる人は本物だなと感じました。(東日本大震災の当時)

自分は無力に等しいと感じながらも、東日本のときは、本物の方々の真似をしながら自分なりに支援をしたことを覚えています。

このときの状況をまとめながら、自分に何ができるのかを考えてみたいと思います。


2011年3月11日に東日本大震災は発生しました。

当時は綱島の囲碁サロン&子供教室から独立して、永代囲碁塾として活動をスタートしていた時期でした。

独立したばかりなのでこれといって、仕事もなく、今になって考えてみればすごく暇で、時間には余裕がありました。


だからこそ、結果的に計7回となる、

「東日本大震災チャリティー囲碁会」←詳細はクリック

を開催する余裕があったのかもしれません。

このチャリティー囲碁会を通じて様々なものを学ばせていただきました。


その人は今、何を欲しているのか。

自分はそれに対して、何を提供できるのか。

根本的な、本質的なことを問いかけられたような気がしました。

被災地では今、何が喜ばれるのか。

被災地ではない人達は何を望んでいるのか。


私は始める前に色々な方の発言を注視しました。

そこで被災地支援について以下の順番で考えました。

①被災地支援は自分の力だけでは無力に等しい。

②ならば、大勢を巻き込もう。

③でも、支援ができる人達の邪魔にならないようにしよう。

④自分にできることは何か?

⑤それは囲碁しかない。


そして、行動に移すにあたって③に気を付けました。

・現地に行くのだけはやめよう。

・自分は力仕事も向いていないし、体力もない。

・現地に行くと足を引っ張りそうだ。

・間接的な支援に全力を注ごう。


これを考慮すると、自分には東京、神奈川で行う「チャリティー囲碁会」しかありませんでした。

そして、チャリティー囲碁会の主旨をこう決めました。

①被災地にお金を寄付する。

②被災地以外での自粛ムードが続く暗い雰囲気の中だが、笑いのある明るい囲碁会に。

③永代の自己満足。


①はチャリティーなので当然です。

②は電気不足の問題などもあり、物理的な自粛は仕方ないけれど、精神的なものを自粛していたら日本全体がさらに悪化してしまうと考えました。暗い雰囲気の中でしたが、チャリティーなら参加者も堂々と楽しめる環境ができると思います。

③は私の自己満足です。自己満足というか罪滅ぼしと言いますか・・・。

困っている人を目の当たりにしておきながら、何もすることができない。無力を痛感していたのですが、少しでも協力しているつもりになって、自分を満足させる意味もあったと思います。

当時、同じ想いを持っていた方は多いのではないでしょうか。

被災地ではない人達の多くは何かしらの支援をしたいと望んでいたように思えます。

だからこそ毎回、たくさんの参加者が集まってくれたのだと思います。

多い回では50人近く集まったこともあります。


自分は今になって考えてみても、被災地支援は偽善でも自己満足でも罪滅ぼしでも何でもいいと思います。(好意が迷惑にならない前提で)

困っている人が少しでも助かるのなら・・・。

議論をするのは被災地支援が落ち着いてからでも良いのではないでしょうか。

とりあえず、各自の無理のない範囲内で、できる限りの支援をしたら良いと思います。


そして、本当は5月スタートで毎月開催して12月まではチャリティー囲碁会売り上げを全額寄付するつもりでいました。

でも、途中で当時の参加者から

「そればかりではいけない」

というアドバイスをいただいたのです。


内容がどうだったかは不確かで覚えていませんが

「あなたは囲碁で仕事をしているのだから、囲碁会をいつまでもボランティアではいけない」

というように受け取れました。


これには「衝撃」を受けました。

確かに私は結婚式を挙げる直前の時期だというのに、生活も安定していませんでした。

ボランティアばかりやっていて、収入もなかったら、今後は支援を続ける余裕がなくなる。

それは本末転倒だということに気付かせてもらったのです。

それを踏まえて、第5回からはミニチャリティー囲碁会として、収益の一部を寄付金とすることに決めたのです。


あのまま続けていたら、本職であるプロの先生方にも迷惑がかかっていたかもしれません。

自己満足に走って、周りに迷惑を掛けてしまう恐れがありました。

囲碁棋士は優しい性格の人が多いので、私の打診を絶対に文句一つなく受けてくれるでしょう。

でも、それに甘えていてはいけないのです。

自分中心ではなく、周りの事も考えなくてはいけないという教訓をここで得ました。


最後に自分なりのまとめをしておきます。

・大震災時は支援できる人の邪魔にならないように

・周りの人の気持ちを考える、自分中心にはならない

・無理のない範囲内で、できる事をする

・関係のない人が精神的な自粛をしない(経済が停滞して二次災害などの恐れ)

・関係のない人は普段どおりの生活を心掛ける(同上)

・被災地に届かないような精神的な応援はしない(直接的な支援を)


声を大にして言いたいのは被災地に関係のない自粛はやめましょう。

周りが暗くなると、被災地も暗くなります。

そんな事は被災地の方々も望んでいないと思います。


自粛をして「浮いた時間、浮いたお金」があるなら少しでも被災地の支援をしましょう。

寄付金でも、被災地関係の物を購入でも良いと思います。


皆で、できる範囲内で支援をしていきましょう。

それが「無力に等しい人達」のできる「最善の支援」かと思います。

焦らずにゆっくりと

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永代和盛(ながよかずもり)長崎県島原市出身、東京都在住、囲碁インストラクター、永代塾囲碁サロン経営、囲碁アイドルプロデューサー、元日本棋院院生Aクラストップ、小田彩子インストラクターと夫婦で囲碁指導しています。囲碁のことなら何でもご相談ください。