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WWW - ワールドワイドウェブ30年

The World Wide Web @ 30
The World Wide Web celebrates its 30th Birthday this March 12th, affording an opportunity to assess how it has changed in the past 30 years
By Lydia O’Kane

https://www.vaticannews.va/en/world/news/2019-03/the-world-wide-web-30.html 12 March 2019, 13:28 の抄訳です。
photo:World Wide Web inventor Berners-Lee delivers a speech during an event marking 30 years of World Wide Web at the CERN in Meyrin (AFP or licensors)

 日々、数多くの人々がワールドワイドウェブ(以下、WWW)を使って、写真や音楽、動画ファイルといった情報にインターネットを通じてアクセスしている。しかし、30年前のいわゆるウェブは、知る限りでは単なる試金石に過ぎなかった。
 1989年3月12日、欧州の物理学研究所CERNで働く英国出身の学者ティム・バーナーズ・リーは急ぎ足で上司の許に向かっていた。WWWが歴史に名を刻んだ瞬間だった。
 1993年には一般公開され、企業や政府、また個人でウェブサイトやデジタル情報にアクセスするといったトレンドが爆発的に起こった。

Vatican.va - バチカン公式ウェブサイト

バチカンもその流れに加わった。1997年3月30日には聖座の公式ウェブサイトが公開され、順次バチカンラジオのインターネット上の提供も開始した。

Pros and Cons - テクノロジーの光と闇

 WWWが提供した機会とは反面、間違った使い方にも関心は高まった。開発者のティムでさえ、現状には懐疑的な考えを抱いている。
 彼はCERNにて、世界に革新性をもたらした技術も今や個人情報の商品化されてしまっていることや、人々がオンラインでなければいけないというストレスを批判している。そして、続けてティムはこう語っている。
 「私達には課題が2つある。1つは世界中、特にオフラインの世界にWWWの技術を普及し、真にどこでも技術を活用できるようにすること。そしてもう1つはすでにオンラインの人々のプライバシーを尊重し、自らの個人情報をより扱いやすくすることだ。」

Looking to the future - わたしたちはこれからどうする

 WWWが誕生して30年を機に、わたしたちにはなにができるのだろうか。
 明確な規範、法律、規格が確立された「Webのための契約」を構築することが喫緊の課題だとティムは言及する。
  「もしわたしたちがより良いウェブを構築することを怠らなければ、ウェブはわたしたちを裏切らないはずだ。さもないと将来的にウェブを裏切るのは私達なのだ。」と語るティムは前向きな姿も見せる。

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