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鹿児島市長選挙の公開討論会をやります。ビビってます。

MBCラジオ RADIO BURN+ ぐいぐい攻めております。

先週は塩田康一鹿児島県知事がゲスト出演。ビビる私の葛藤はこちらをご覧ください。

そして、今週末が、鹿児島市長選挙立候補予定者の公開討論会「市長選トーーーク」。

今年11月に投開票が行われる鹿児島市長選挙に立候補を予定している4名の皆さんが勢ぞろいするこの場を主催する鹿児島青年会議所さんから「特に若い方に見ていただきたい。新しい形の公開討論会をできませんか?」とのご依頼を受けたことがきっかけとなり、今回の形になりました。

で、こちらがその詳細です。


そもそも公開討論会って

そもそも現在では、選挙運動のためにする演説会については、公職選挙法の規定により行う候補者個人が開催する個人演説会(候補者届出政党が開催する政党演説会および衆議院名簿届出政党等が開催する政党等演説会)以外のものは開催することができないこととなっている(公職選挙法 第一六四条の三)とのこと。

それでは、どのような形なら開催可能なのでしょうか。

2009年に財団法人明るい選挙推進協会が発行した「私たちの広場 No307」で、当時の総務省選挙課理事官の笠置氏はこう言っています。

公開討論会は、選挙の告示前に立候補予定者からそれぞれの政策やビジョンを参集者が聴く会であり、公開討論会での立候補予定者の演説等は、あくまでも自らの政治上の主義主張を述べるもの、すなわち政治活動の一環として行われるものである。したがって、選挙運動とは異なり、その開催について公職選挙法上特段の制限はない。もっとも、公開討論会に出席した立候補予定者の発言等が選挙運動にわたるときは、事前運動の禁止規定(第一二九条)に抵触することとなるし、仮に公開討論会が特定の立候補予定者に有利な方法で運営されるようなことがあれば、その立候補予定者の選挙運動と認められ、事前運動の禁止規定(第一二九条)に抵触するおそれが出てくる。

つまり、①選挙運動ではなく、政治活動として ②特定の立候補予定者に有利な方法ではない形で 運用されることが求められているとのこと。

我々一般人には、政治活動と選挙運動の違いがよくわからないので、これもまた調べてみました。

政治活動とは、政治上の目的を持って行われる一切の活動をいいます。
公職選挙法では選挙運動と政治活動を以下のように論理的に区別しています。

(1)選挙運動
特定の選挙で、特定の候補者(政党)の投票を得または得させるために、直接・間接を問わず選挙人にはたらきかける行為。

(2)政治活動
政治活動のうち、選挙運動にわたる行為を除いた一切の活動。

【江戸川区選挙管理委員会HPより】

https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e075/qa/kusejoho/senkyo/senkyo014.html


こうしてみると、「私に投票してください」がNGなのはわかるけど、「選挙に出ようと思ったきっかけ」とか、「私が市長になったら最優先でやりたいこと」とかは、まあギリギリのラインなんだろうなあ、と思いますよね。

でも、有権者として気になるのはまさにこの辺なので、ぎりぎりのラインをついていくのが大切なんだろうなあ、と感じた次第です。

どんな場をつくりたい?

「政治家になるには、選挙に当選する必要がある」と考えると、その意味で政治活動と選挙運動は結局のところ不可分なものになります。

でも、本当にそうでしょうか。

僕は以前、こういう記事を(これもビビりながら)書きました。

【以下、一部抜粋】
かつて、高度経済成長期には、社会インフラを作るのは政府組織(国と地方公共団体)であり、民間企業がそのインフラの中で活動し、市民はそのどちらかの組織の構成員(サラリーマンまたは公務員)として暮らすという仕組みが一般的でした。

社会の構造を形作る主体が政府機関であった時代には、「まちを変えたい」「よりよい町をつくりたい」と考える個人が力を発揮するルートとして、政治家というポストは数少ない「町を動かすチャンスに触れられる」ものでした。

しかし、クラウドファンディングでプロジェクト単位の資金調達が可能になり、SNSを通じて個人単位での情報発信とコミュニティ構築が可能になった現在では、社会課題の解決というこれまで政治の専売特許であったテーマが、より幅広い立場に開放されているとも見ることができます。

かつては、まちの衰退も、まちの賑わいも、すべては行政が責任を有するものとして認識されやすいものでした。いまは、まちのなかで目に付いた社会課題については、1人の民間人が知恵とアイデアとほんの少しの勇気をもつことで、解決する糸口をつかめる時代になったのです。

うーむ。我ながら、攻めてますね。。。

今でもこの考えはあまり変わっていません。

ひとことでいうと「政治家にならずとも、地域をよくするために踏み出すことはできる」ということです。

そんな時代に、「それでも政治家になりたい」という志を持つ人は、まちをよりよくしたい!と強くつよーく思っているひとたち。そういう人が活躍できる場所は、政治の現場だけではないと思うのです。だからこそ、今回、勇気を出して立候補を表明された皆さんを、僕は精一杯応援する気持ちで当日に臨みたいと思います。

お一人お一人の魅力を可能な限り掘り下げてお聞きし、できれば(その人が当選しても、落選しても)引き続き地域の中で頑張っていただけるような、みなさんそれぞれにファンがつくような、そんな番組にしたいと思っております。

11月14日(土)18時~19時30分。

みなさま、ぜひぜひ、ご視聴くださいね。


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