市長就任から143週。令和6年度 施政方針&当初予算案発表

みなさまこんばんは。日置市長の永山です。

就任から143週が経過しました。

今週2月21日(水)より、日置市議会 令和6年第1回定例会(3月議会)が開会し、令和6年度の施政方針および当初予算案を発表しました。


1.施政方針について

毎年この時期に翌年度の施政方針を発表しています。

今回は令和6年度の各種施策について、全体の方向性と、マニフェストで掲げた八本柱についての具体的な取り組みをお伝えしました。

昨年で新型コロナウイルスが5類相当に移行し、社会はいよいよアフターコロナと言える状況に移っています。私にとって4年目(最終年度)となる令和6年は、これから10年・20年先に繋がる未来への投資を意識した1年となります。

施政方針の全体像は、下記リンクをご覧いただきたいのですが、ここでは特に重点的に取り組むテーマについてまとめていきます。

◆子ども子育て支援
日置市北部エリア(東市来地域・伊集院地域)の保育園定数不足は深刻な状況です。令和6年4月には新たな保育所が2か所新設されますが、令和7年度にはさらに2園の新規開所を予定しており、施設整備の支援を行います。
また、保育所等に保育支援者を配置し、保育士の負担を軽減するとともに、引き続き保育関連職種での人材マッチングを進めます。
さらに、「日置市こども家庭センター」を設置。すべての妊産婦、子育て世帯、こどもに対して一体的な相談支援を実施していきます。
また、令和4年度から取り組んでいる給食費負担軽減策も継続して取り組んでまいります。

◆デジタル・トランスフォーメーション
まずは公共交通分野において、現在利用が広がりつつある乗り合いタクシーにAIオンデマンドシステムを導入します。現在の電話予約申し込みに加え、アプリでの予約を可能にするとともに、より多くのお客様をスムーズに運ぶためのルート(経路)自動生成などに取り組みます。また、令和5年度から実施しているデジタル窓口支援システム、書かない窓口などの取り組みを検証しながら、さらに使い勝手のよい仕組みにしていきます。

◆脱炭素(日置市2050脱炭素ビジョン)
令和5年度の「脱炭素先行地域」認定取得を受け、令和6年度は太陽光発電設備や小水力発電設備の設置に向けた取り組みを加速します。また、吹上高校と連携した電動バイク・電動自転車の活用など、再生可能エネルギーの利用促進にも着手します。

◆これまでの取り組みの進化
令和4年度・5年度の2年間、民間企業から受け入れてきた課長級職員「戦略監」のお二人には、今後も日置市に関わっていただく仕組みを構築してまいります。また、この2年間で実施した自治会単位での「草の根対話」については、令和7年度は各種団体等を対象として継続実施してまいります。

令和6年度も、誰もが挑戦できる日置市を目指し、よりよいまちづくりに取り組むとともに、本市の魅力を発信してまいります。

2.令和6年度当初予算案

施政方針の発表と同じタイミングで、令和6年度の当初予算案を発表しました。

令和6年度の一般会計当初予算額は、過去最大の308億2,000万円となり、前年度と比較し10億3,900万円の増加となっています。

主な要因としては、まず1つめに、民間と協働して取り組む脱炭素先行地域事業費や、子育て支援に要する経費などが増加したものです。これらについては、国や県の有利な補助事業を可能な限り活用しており、市の負担が少なくなるよう配慮しています。

2つめは、賃金上昇・少子高齢化による人件費、社会保障費の増加や、物価高騰による物件費の増加によるものです。事務事業の見直しにより、経費の削減を行っていますが、歳出削減努力を超える構造的な費用増加が生じています。

基本的には、限られた財源の中で、市民サービスの維持・向上を図りつつ、安定的で持続可能な財政運営を考慮し、緊急性や重要性のある施策・事業を選択して予算を編成していますが、厳しい財政状況は今後も続きます。

詳細は下記のリンクより、予算関連資料をご確認いただければ幸いです(下記リンクはかなり細かい資料で、読み解くのが難解です。分かりやすい資料は次号の市広報紙等をご覧いただければ幸いです。)

3.マニフェストの中間進捗発表

令和6年度は、4年間の市長任期の最終年度に当たります。

そのスタートに先駆けて、これまで3か年の市長マニフェスト取り組み状況をまとめました。併せて、令和6年度の取り組み予定も記載しています。

73のマニフェストについては、概ねすべての項目で実施・もしくは着手済となっており、現在はこれら個別施策の全体をつなげながら、市政のバランスを見て、重点施策を推進している状況です。

( ↑ 画像をクリックすれば全文をご覧いただけます。)

なお、前回(1年目経過時点)の公表が令和4年の5月でしたから、今回の取り組み状況報告においては、2年分を追加したことになります。前回の公表も含め、市長マニフェストの取り組み状況は市のホームページにて、下記から参照できます。

いよいよ4月からは市長任期の最終年度。精一杯努めます。今後とも市民の皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。

毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。

永山由高

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