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市長就任から69週。台風対策。

みなさまこんばんは。日置市長の永山です。

就任から69週が経過しました。

今週は台風対応に始まった一週間でした。

1.時系列で台風対応を振り返る

先週土曜日からの3日間は台風対策に集中する日となりました。

【9月17日】
10:00 情報連絡体制
11:00 台風対策会議
13:20 市長メッセージ配信(防災行政無線・市ホームページ)
13:52 暴風・波浪警報
17:00 避難所開設27か所・高齢者等避難発令(警戒レベル3)
18:00 災害警戒本部設置・避難指示発令(警戒レベル4)
21:40 暴風・波浪特別警報

【9月18日】
8:30   避難所追加開設 計28か所
9:00   災害対策本部設置
10:00 災害対策本部会議
11:00 緊急安全確保(警戒レベル5)
11:04 大雨警報(浸水害)
12:40 大雨警報(土砂災害)、洪水警報
19:00 土砂災害警戒情報

【9月19日】
5:25   洪水警報解除
6:00   緊急安全確保解除・避難指示へ(警戒レベル5→4)
6:20   土砂災害警戒情報解除
8:00   暴風・波浪特別警報解除
9:30   避難指示解除
10:00 全ての避難所閉鎖

今回は特に規模も大きく、猛烈な強さの台風ということから、市としては最大限の警戒態勢を整えて有事に備えました。私も18日から19日の朝にかけては市役所に詰めて、緊急の意思決定に備えておりました。

幸いなことに市内では人的被害が発生することなく乗り切ることができましたが、停電が発生したり、カーブミラーが折れたり、倒木等で道路の通行に支障が出る等、市民生活にも影響が出ました。

早期に対応いただいた市内建設事業者の皆様、巡回等に対応いただいた消防団の皆様、声掛けや見守りにご尽力いただいた自治会長や民生委員をはじめとする地域の皆様に改めて御礼申し上げます。

また、今回は長時間にわたる対応が必要なことから、職員にもかなりの負荷がかかりました。現場で避難所運営等にあたってくださった職員の皆さんにも感謝します。

2.市長就任後初めての大型台風直撃

昨年5月に就任してから、初めての災害対策本部設置となり、私としても初めて市役所で一晩過ごす経験となりました。

災害対策本部の意思決定権者は市長ですから、緊急の意思決定に備えて私も市長室で気象庁やメディア各社の情報を確認しながら一晩過ごしました。

市長室。普段の席は窓側のため、窓から離れた場所で執務しました。

オンラインで災害対策本部会議を実施し、避難所開設や市民発令のタイミング、被害状況の確認などを議論する際にも、それぞれの持ち場から参加できるようにしました。昨年から総合防災訓練をオンラインでも実施するようにしていますが、今回実際の運用でも活かせたことは良かったなと感じています。

一方で、市民の皆様にどのように情報をお伝えしていくかという観点では、まだまだ改善の余地があるように思います。防災行政無線の発信、SNSの活用、テレビのデータ放送、市のHPの活用など、それぞれの特性を生かした情報発信の在り方について、今後さらに改善してまいります。

3.連携自治体・企業・団体の皆様のありがたさ

今回、台風通過前後にかけて、連携している自治体の首長さんたちからたくさんのご連絡(情報共有と被災時の支援に関する申し出)をいただきました。

また、災害対応協定を締結している複数の企業から支援の申し出をいただき、実際に物資等の提供をいただいた事例もあり、本当にありがたく思うことでした。

平時からしっかりコミュニケーションをとることで、有事の際にお互いに支えあう環境を作ることの大切さを身をもって痛感しました。

今後に向けて、改めて連携関係を深めてまいります。

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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。

毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。

永山由高



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