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表明から30日。農業の過去と未来を考える

2月5日の表明から30日が経過しました。

寒くなったり、暖かくなったり、の毎日。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

1.企業の皆さんや農家の皆さんのお話をお聞きして

毎日、あらゆる職種、業界の方々とお会いしています。

ここ最近は、農業に関わる方々とのご縁を多くいただいています。日置市には、米や野菜だけでなく、酪農、畜産、お茶、果樹など多様なジャンルで活躍される農家さんがいらっしゃいます。

「一番は後継者の問題。農業が魅力的な仕事なんだということを、多くの人に知ってほしい。」「稼げる農家を増やしてほしい。そのためにも、日置市の農産物がしっかりブランドとして認知されるような施策を期待したい。」「今後はアジアの商圏に対して積極的に販路を開拓していきたい」などなど、多くのお声をいただきます。

また、近年は市を挙げて特にオリーブの栽培・加工・販売に注力してきた背景があります。オリーブについても多くの方から様々なご意見をいただいております。

農業は基幹産業であり、景観資源としても重要な意味を持つ大切な職種です。

農家の皆さんの所得を引き上げるための販路拡大支援、多くのお客様に魅力を届けるPRとブランド化の支援、担い手を確保するための情報発信が必要との思いを新たにしました。

また、日置市で頑張る農家さんの規模や経営形態は様々です。種別・規模別の支援策の必要性も感じています。

さらに、農業と観光の連携(グリーンツーリズム)や、農業と福祉の連携(農福連携)など、対話を通して域内の異業種の方々と農業に携わる皆さんが一緒に挑戦する道筋にも可能性を感じています。

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2.稲荷神社 お田植祭

地域のイベントにも多方面からお声掛けいただいています。

こちらは、故郷東市来町の湯之元温泉に鎮座する稲荷神社のお田植祭。(なんと今年はご鎮座800年という節目の年でもあります!800年!!!)

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厳粛な神事ののち、境内で地域の先輩方によるお芝居が始まります。テチョ(亭主)役が田を作り、カカ(奥さん)が茶を持ってきて、オンジョ(隠居)を加えた三人で茶飲み話をするお芝居の中では、「ソーシャルディスタンス」「コロナ対策」などの単語も飛び出しました。

このお芝居の中で、宮司さんが「一升まきゃ十三俵」と唱えて籾をまくシーンがあります。

一升の籾から12俵のお米がとれれば豊作といわれるなか、さらに一俵くわえて13俵を唱えるこの言葉には、古くからの農業に対する思いや豊作祈願の願いが込められているとのこと。農業の過去と未来に思いを馳せる1日になりました。

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コロナ禍で地域の各種行事が軒並み中止となる中、規模を縮小しながらも神事を開催された関係各位のご尽力に、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

地域コミュニティの維持のためには、歴史を超えた共有体験が非常に重要です。稲荷神社のお田植祭は、200年の歴史があるとお聞きしました。先人たちの挑戦の先に、今がある。

そう考えると、身の引き締まる思いがいたします。

3.子供たちにも声援をもらう日々

各地のイベントにお邪魔すると、子供たちとの話が盛り上がることも。

先日は吹上町永吉地域のイベントにて、小学校1年生の男の子と仲良くなりました。

イベントそっちのけでツクシ取りに夢中の彼から手渡された沢山のツクシたち。

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車のドリンクホルダーにしっかり差して、揺れるツクシを見ながら次の打ち合わせに走る一コマでした。

いま小学校1年生の彼らが大人になる十数年後、社会はどう変化しているでしょうか。

農業においても、ドローンの利用や、AIの活用など、DX(デジタルトランスフォーメーション:ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念)の推進は必要不可欠です。

地域の基幹産業を守るために、取り入れるべき変化はしっかりと取り込む。そのためにも、私自身がもっともっと現場に足を運びたい、と、強く思っています。

「ウチの農場にも来て!」という、ありがたいお誘いも多くいただいております。引き続き皆様の現場にどんどんお邪魔してまいりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

永山由高

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永山の話を聞いてみたい!という方、よろしければぜひぜひ、LINE公式からご連絡ください。可能な限り調整して、お伺いいたしますね。

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