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市長就任から28週。DXの取り組みを少しずつ。

みなさまこんばんは。日置市長の永山です。

就任から28週が経過しました。

今週は、テーマを絞ってレポートします。

1.補助金・助成金自動診断システムをリリースしました!

国や県、市において、事業者の皆さまに対してのさまざまな公的支援制度がありますが、「どの制度を活用できるのか分からない」、「制度の内容が分かりにくい」、「申請手続きが難しい」といったご相談や声をいただきます。

この度、ITを活⽤した中⼩企業向け経営⽀援を提供される株式会社ライトアップ様と連携し、自分の会社で活用可能な助成金・補助金などを瞬時に把握できる自動診断システムを導入いたしました。

この自動診断システムで簡単なチェックをしていただくと、自社の課題にあった公的支援制度を診断・選定することが可能です。また、今回連携している株式会社ライトアップ様において、診断結果に基づいた各種公的支援制度に関する相談(無料)や、申請のサポート(有料・完全オンライン)も実施しています。もちろん、自動診断だけの利用も可能です。

私も早速診断を体験してみました。会社の規模や状況に応じて、主要な国・県・市の補助金や助成金を一覧で確認できる仕組みは非常に便利です。皆様もぜひ、一度アクセスしてみてください。

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2.DXの推進について

近年、デジタル・トランスフォーメーション(DX)という言葉がしきりに言われるようになりました。

デジタルトランスフォーメーションとは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という考え方のもとで実施されている様々な施策を指します。

総務省が昨年末に発行した「自治体DX推進計画概要」において、目指すべきデジタル社会のビジョンとして「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~」という方針が示されました。

このビジョンの実現のためには、住民に身近な行政を担う自治体、とりわけ市区町村の役割は極めて重要です。自治体においては、まずは、自らが担う行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して、住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスの更なる向上に繋げていくことが求められています。

日置市においても、市長が本部長を務める形でDX推進本部を設置し、全庁横断の推進体制を構築してDXに向けた準備と検討を始めています。

市役所を含む地方公共団体は、総合行政ネットワーク(Local Government Wide Area Network…「LGWAN」)という民間企業と別のネットワークで動いているため、私が民間企業で経験してきた様々な業務効率化のツールを直接導入・横展開するのは難しいことが多いように感じます。

それでも、庁舎内の様々なコミュニケーションの在り方を少しずつ変化させていくべく、これまでいくつか取り組みを始めてきました。

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3.この半年でのデジタルシフト

予算も十分には無い中ですが、少しずつ、出来ることからコストの削減とコミュニケーションの在り方を変化させてきました。

そのうちいくつかをご紹介します。

1)全庁でのチャットツール導入:これまでの電話文化を少しずつテキストチャット(LINEやMessengerのようなもの)に切り替えてきました。これにより、コミュニケーションの在り方は少しずつデジタルシフトしてきたように感じます。

2)オンライン会議導入:これまで各支所の支所長は毎回の部長会のために本庁まで来ていただいていましたが、特に対面で行う必要性がない場面では、オンライン会議に切り替えてまいりました。同様に災害対策本部会議などにおいてもオンラインでの運用を試行・実践するようになりました。

3)ペーパーレス化:市の幹部会議を含む各種打ち合わせにおいて、紙を配布せず、モニターで資料を共有しながら会議を行う場面が増えてきました。まだまだ「紙に書き込みたい派」の職員も多いですが、紙とデジタル、両方の良さを大切にしながら場面に応じて使い分けるようになりました。

といった、小さなことから少しずつ、まずは市役所の中をデジタル化しております。

そのような中で、このレポートの冒頭でご紹介したような市内企業の皆さんの事業に直結するような仕掛けをデジタルツールとして運用開始できたことは、私にとっても、市のDX推進にとっても非常に大きな一歩でした。

連携にあたって多大なるご配慮をいただきました株式会社ライトアップ様に改めてお礼申し上げるとともに、市内事業者の皆様にはぜひともこのツールを有効活用いただき、事業推進につなげていただきますようお願いいたします。

行政DXは、通常業務を合理化、効率化するとともに、市民の皆さんへのサービス向上を図ることが本質的な目標です。今後も少しずつ、できることからDXに挑戦していきます。

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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。

毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。

永山由高

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