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市長就任から157週。総合計画の骨組みをつくる。

みなさまこんばんは。日置市長の永山です。

就任から157週が経過しました。

今週は、日置市の総合計画策定について。


1.総合計画とは

総合計画とは、日置市の総合的かつ計画的な行政運営を担っていくための基本的な計画で、どのような自治体を目指すのか、目指すべき将来像を住民全体で共有し、その実現のための施策など、自治体が行動するための基本的な指針となるものです。

平成17年度に4町が合併して生まれた日置市においては、平成18年度から平成27年度までの第1次総合計画、平成28年度から令和7年度までの第2次総合計画、と、これまでに2つの総合計画を作ってきました。

現在(令和6年度)は、第2次総合計画の終わりが迫っているところで、再来年度(令和8年度)から始まる第3次の日置市総合計画をこの春から作り始めています。

2.総合計画を作る流れ

総合計画の策定にあたっては、1)市民アンケート、2)各地域別の審議会などを経由して、市の職員が大枠の資料を取りまとめ、原案を総合計画審議会という諮問機関でお諮りし、さらに市民の皆様からのパブリックコメントをいただいたうえで策定、という流れが一般的です。

日置市においても、前回、前々回と、上記のような流れで取りまとめてきましたが、今回の総合計画策定にあたっては、市民アンケートよりも、さらに深く市民の皆様のお考えや危機感、期待をしっかりと組み込むべく、今まで以上に市民参加の枠を拡大しながら取り組みたいと考えています。

そこで、今回は下記のような流れで総合計画の枠組みを作ることにしました。

1.これまでの総合計画を前提として、その更新をするのではなく、総合計画を作る前に、日置市の未来を考えるにあたって大切にしたい20の問いを立てる。

2.この問いに対する日置市の現状、将来にわたって活用が期待される可能性の種ともいうべき地域資源を洗い出す。

3.これらの取り組みを、市役所職員だけでなく、市民の皆さんにも参加していただき、オール日置での未来像検討の機会とする。

4.20の問いを出発点に、日置市の未来像を描き、そこから市としての具体的な施策の全体像を描く。

これまでは市役所の各政策分野を軸に策定してきた総合計画を、市の未来を考える20の問いを起点に策定することに切り替えたということになります。

3.日置市の未来を考える20の問い

社会の変化が加速する中で、個別具体的な政策のなかには、政策としての有効期限が短くなるものも出てくることが想定されます。

一つ一つの政策だけでなく、その政策の立案の背景にどのような問題意識や目的意識があるか、という前提を、問いという形で下記の20分野に整理してみました。(なお、下記の分野ですべてのテーマを網羅できているか、という観点も、これからの議論の中で扱っていきます。)

これら20の問いを出発点に、日置市の長期的な方向性を描く、というのが、いま始まっている次期総合計画策定にあたっての基本路線です。

4.問いに向き合い、現場に出向く

5月20日(月)、21日(火)、22日(水)の3日間、市職員が案内人、各テーマで活躍する市民の皆様を隊長・副隊長とする、「20の問いに向き合う意見交換会」が開催されました。

事務局では、この意見交換会のことを「ひおき未来探検隊」と称して、これから活動していきます。

活動の様子は日置市の関係人口サイト「ひおきと」ホームページでも随時ご紹介していますので、よろしければぜひご覧ください。

20の問いごとに作られた20のチームが、これから市内各現場に向き合っていきます。

ご参加いただいている皆様、本当にありがとうございます。
またこのnoteでも、継続して途中経過をご報告してまいります。

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永山レポートは、2021年5月29日の日置市長就任後、永山が毎週の動きや感じたことを広く皆様にお知らせするものです。

毎週金曜日の夕方に更新しておりますので、よろしければ今後もお付き合いいただけますと幸いです。

永山由高

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