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長屋のリノベーションについて3 庭づくり②

また、ログインパスワードが分からなくなるくらい、しばらくnoteを放置してしまいました。物を書く習慣をつけようと思いつつ、なかなか実行は難しい。。noteは放置していても、店も庭も放置はできないので、1年の間にグランドカバーにかなり変化があったのでメモしておきます。

グランドカバーは意外と難しい!

オープン1年後の2015年に植栽のプロに頼んだ時、店の裏の土の部分や、駐車場の砂利の踏まれない端っこの部分の雑草対策として、グランドカバーを植えて欲しいと依頼をしました。その時提案されたのは、白い花も咲くクラピア。クラピアは育ちやすいそうで芝のように刈り込む手入れもいらずとのことで。土壌改良の後に、苗を数十個隙間を開けて植えてもらいました。

クラピアの1年目。少し横に張ってきました。ガンバレーという気持ち。

頑張って横に広がってはいるのだが。
春先がこの状態で、夏になると土のところは雑草が生えて大変なことになります。。。

土壌に合うグランドカバーって??グランドカバージプシーに。

1日中日陰にならない駐車場の端っこに植えたクラピアは、もりもりとしっかり育ってくれて、花も毎年咲き、少し刈り込みが必要なくらい元気に根付きました!

駐車場の隅っこのクラピア。花が可愛い。

しかし、長屋と長屋の間に植えたクラピアは、一部の日当たりがいい場所をのぞいては結局大きくは広がりませんでした。それで結局土の多くの部分が露出し、そこに雑草が生えてきてしまう、生えてくると定期的に抜かないといけなくなる、伸びてくると蚊や虫が湧く、と悪循環に。店の敷地の別のところに勝手に生えてきたヒメツルソバやドクダミをちょっと移植してみたりしたものの、それも局所的にしか伸びず、土壌に合うグランドカバーを見つけるのに数年難航、ジプシー化しました。クラピアは、どうやら日光が一定時間必要だったようです。植物を好みで選んでも、土壌に合うかどうかは植えてみないと分からない、というのがこの数年の実感です。

クラピアは、日照時間が最低3時間必要となります。
3時間未満の土地に植えることはおすすめしません。

日影が多い場所では次のようなデメリットがあります。

・クラピアが日光を求め立ち上がってしまう(横に広がらない)
・健康的な生育ができないため、病気になる可能性が高くなる

日当たりが良い場所では、とても元気に生育できるクラピアですが、日影が多い場所は苦手です。

https://midoris.jp/do-not-plant-kurapia/

ディコンドラをまいてみる

グランドカバーがなかなかうまくいかないという話を、ご実家が農家の白桃デザイン事務所の白桃さんに相談したところ、ディコンドラというグランドカバーを紹介されました。ハートの葉っぱの水草っぽい少し背丈が高めの草です。2021年のに秋口に、楽天で種を1kg分購入し、土を少し耕して種をパラパラと落としておきました。水も肥料も特にやらず、冬の間もほったらかしです。

春から夏の初めにかけては小さい葉っぱが少し出てきたな、という感じでしたが夏の終わりになると急激に横に伸びてきました!

2022年の秋
小さい葉っぱがディコンドラ、クラピアが少し混ざっています。


1年ではグランドカバーは育たない

上の写真ではフサフサになっていますが、実はこれも一部分でクラピアが育っていた日当たりがいい部分はディコンドラもしっかり伸びて1年でクラピアより密度が濃く育ちました。しかし、日当たりが悪い部分は、ちょっと発芽しているなー、くらいの感じで、また失敗したかな?!という雰囲気。もう少し土を増やせばよかったかな、肥料や水をあげればよかったかな、と後悔しても1年前の話。また違うグランドカバー探さないとなあ、と思いながら夏の間草むしりをしていました。ところが!2023年、夏の終わり、なんと全体にディコンドラが増えてきたではあーりませんか(古い)。

写真の右側のフサフサは、生き残っているクラピア笑

見えないところで、土に根を張っていたのかもしれません。ただ、写真の半分くらいの部分はディコンドラではなく、雑草の部分もあるので、これからまた数年かけてグランドカバーが根付いたのかを確認していく必要はあります。

ディコンドラは、ハート型の小さな葉が可愛いらしい、横に広がって這うように伸びる多年草。寄せ植えやハンギングバスケットをつくるときのアクセントや、お庭や花壇のグランドカバーとして人気があります。

耐寒性はそれほど高くないので、葉が美しい状態で冬を越すためには-1℃以上の気温が必要です。冬に-1℃を下回る場合、関東以南の地域であればいったん生長の勢いがなくなり葉が枯れたりしますが、根は生きているので春に再び芽吹きます。

踏まれた場所は細かな密の葉が茂るようになり、踏まれない場所は大きめの葉がふんわりと育つ性質があり、多少踏まれてもへこたれません。グランドカバーとしてお庭で育てると、葉の大きさや茂り具合が場所によって変わるので、同じ植物が一面にあっても暑苦しくなくナチュラルな空間をつくることができます。

https://lovegreen.net/perennial/p253054/

以上、グランドカバーについてのメモでした。次はまた何年後かの投稿にならないように気をつけますが、前回に書いたように、店の印象の多くを実は植栽が占めるのではないか?と思うことがあるので、今後も庭の手入れについては注意をきちんと向けていければと思います。(今年の夏はとにかく暑かったので、雑草がかなり伸びてしまっていましたが。)

徳島県徳島市でnagaya.という雑貨店を営んでいます。ナガヤプロジェクトオーナー。