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【vol.52 あなたの「喜びの基準」は?「ありたい姿」が見つかる簡単な自問】


内省文プラスワンの質問で、あなたの「喜びの基準」に迫る

あなたの、「モチベーションの源泉」は何でしょう?

できたこと手帳を書いている方は、1週間に1回「内省文」を書いて、できたことを振り返っていると思います。内省文の書き方について復習したい方のために、以前の投稿を挙げておきますね。

さらに余裕があれば、自分への振り返りの問いを1つ増やしてほしいのです。それは、「できたことのどの点が、自分の喜びだったのか?」という問いです。

例えば、自分にこんな質問をしてみよう

「喜び」という言葉が出てきます。分かりやすい質問に変えてみると、こんな感じです。

「何が嬉しかったのか?」
「何が気持ちよかったのか?」
「何が楽しかったのか?」
「何がエキサイティングだったのか?」
「何が好きなのか?」

今、いろいろな質問をしましたけども、平たく言うと「何が幸せだったのか?」ということなんですよね。

まさにこの「喜びの基準」を確認する。「喜びの基準」には、実は自分のモチベーション=やる気の源泉♨ が隠れているんです。

喜びの基準は、一人ひとり違います

例えば、若手営業担当が「先輩のアドバイス通り電話したら、新規顧客から初めてアポイントメントが取れた」という「できたこと」を挙げているとします。

このような経験をする営業担当って、たくさんいそうですよね。でも一人ひとり、全く「喜びの基準」や「ありたい姿」が違うんです。今から4人のパターンを紹介しましょう。

1人目
「諦めずに乗り越えられた」ことが喜び
→ありたい姿「困難なことでも果敢に挑戦する」

2人目
「先輩に相談して助け合える仲間を認識できた」ことが喜び
→ありたい姿「信頼できる仲間と一緒にチームで仕事をすること」

3人目
「顧客のアポイントメントを取れて売上の達成に近づけた」ことが喜び
→ありたい姿「高い目標達成してビジネスで活躍すること」

4人目
「お客様から、ちょうど困っていたんだよと感謝された」ことが喜び
→ありたい姿「お客様のお役に立つ仕事をすること」

このように「なぜ嬉しかったのか?」を考えると、自分の喜びの源に気が付くことができますよね。つまり「できたこと」と、それに通じる自分の「価値観」や「信条」を問いかけることになるんです。それによって、「自分がどのような人生を歩みたいのか」が見えてくるんですよね。

「自分の喜びの基準」を知ることが重要な理由

「喜びの基準」を確認する問いをして、自分のどんな姿が「幸せ」なのかを知っておくことは非常に重要です。自らモチベーションをキープすることができますし、モチベーションをキープしながら自分を変えていくエネルギーにもなるんですよね。

ぜひ、「できたこと」から自分の喜びの源泉を見つける質問を試してみてください。「できたこと」のどの点が自分の喜びだったのか?そこに通じる価値観・信条は?ということを考えて、自分のどんな姿が幸せか、ありたい姿を言語化してみてください。

参考
月イチ10分「できたこと」を振り返りなさいp.124
あなたのモチベーションの源泉を知ろう

科学的にラクして達成する技術p.250
第5章ラクして達成する人の「自分の軸を見出す」技術
point04 自分の「ありたい姿」は実は目の前にある

できたこと手帳p.20
自分の「ありたい姿」が見つかる ―「できたことノート」の効果