【vol.35「経験は大切」というけれど、一体「経験」の何が大切なのか考えてみた】
皆さんの過去は、「経験」のかたまりです。
小さい時に、ザリガニ捕りをしたこと。友達とケンカしたこと。
他にも受験勉強やクラブ活動など。これらは全部、皆さんの「経験」です。
では、「経験」の何が大切なのでしょうか
「経験」とは、実体験を通した学び
ザリガニ捕りの時、挟まれるかもしれないけれど草むらに手を突っ込んで、チャレンジして捕った。怖いけどチャレンジして、がんばってザリガニが捕れた。この経験から、「勇気を出して挑戦するといいことがある」と学びました。
友達とケンカした時も、素直になったり正直にごめんねと言ったりすると、
仲直りできた。「相手の気持ちになることの大切さ」を学びました。
これも「経験」です。
受験勉強もがんばって、志望校に入れた。「がんばれば報われるんだ」と思えた。受験が上手くいかなくて辛かったとしても、その結果学べたこともあると思います。なので、受験勉強も「経験」ですよね。
クラブ活動も、そうじゃないでしょうか。例えば、部員全員ががんばって練習して、合唱コンクールでうまく歌えたとかですね。それも「チームワークって大事だな」ということを学んだことになります。
まさに、人生は学びの連続。過去のすべての経験が、実体験として体にしみこんでいます。「経験」から多くを学び、自分なりの教訓を得ています。そして目標達成のためには、この「「経験」をどう活かすか」が鍵となってくるのです。
次回 vol.36では、「経験」を目標達成に活かすために必要なもの、どのようなプロセスで「経験」から学びを得るのかについて解説します。
出典
「できたことノート」第2章 p.83
「科学的にラクして達成する技術」p.142
第3章point01 ほとんどの人は「できなかったこと」しか見ていない
「経験から学ぶ」ってどういうこと?