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カエルが大量発生した話

GASの本を脱稿した後、校正作業に入った時の話です。
著者校正の1回目ということで、ゲラ(著者が書いたものを編集者さんが本のレイアウトに落としてくれたもの)のPDFが送られてきました。

…ちゃんと本になっている!

執筆時点ではただのWordファイルだったものが、出版社さんの魔法にかかるとこんなにキレイに本になるんですね…!

図などは一部送ったときの手書きのままだったりしますが、いままでにらめっこしていたWordとはやはり全然違いました。

見出しやキャプションの漏れの多さが露呈

そう感動していたのもつかの間、まったく余裕ない状況で絞り出した原稿だったため、見出しやキャプションが抜けてる箇所が多く、赤字の「●●お願いします」がたくさんあることに気づきました。

もっと時間に余裕をもってWordの時点で修正すべきだったなといまさらながら反省。ここから先の修正作業は編集してくれる方を巻き込んでしまうことになるのです。

最終的に数百箇所の修正をお願いすることになるんですが、申し訳なさが半端ありません。というか、編集・修正作業していただいた方、本当にありがとうございます。

カエルが大量発生した

で、今回の「ツボとコツがゼッタイにわかる本」シリーズは、カエルのイラストが至るところに登場して、少し斜め上というか客観的な視点からの発言をすることで、より読者の理解を深めるというのが一つのウリになっています。

当然、Wordで執筆している時点ではカエルの影も形もなかったのですが、ゲラになったら一気にカエルが大量発生しました。
すべての画面キャプチャにカエル1体がもれなく登場し、何かをしゃべろうとしています…。

カエルのコメントも著作物

当たり前といえば当たり前なのですが、カエルのコメントも著作物なのですべて著者が書くんですね。
なんとなく誰か他の人がコメント入れてくれた感があるのですが、著者が書かないとカエルは口を開けたままでまったくしゃべりませんw

今回の本は特に初心者向けにつくっていて、GASだけでなくChatworkやSlackの設定方法まで細かく画面キャプチャで紹介しているので、カエルくんが登場しすぎて困りましたw
そして、カエルコメントのネタ切れが起きました。「もうこの画面さっきも出てきたし、もう書くことないぞ…」と。

というわけで、どうしてもコメントが浮かばなかった画面はカエルに退場してもらったりもしたのですが、1回目の著者校正はほぼカエルのコメントで手一杯(時間切れ)になり、本来すべき「校正」がほぼできませんでした。

そして2回目の校正でまたご迷惑をおかけすることになるのですが、とにかくこんなにカエルのことで頭がいっぱいになったのは人生で初めてでしたので、とても貴重な経験になりました。

そんな苦心の末に生まれた、カエルがたくさんコメントしているGASツボの本、よろしければ買ってくださいね。現在予約受付中になってます。


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