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痔になったのか

おしりから血が出た一番最初は、サラリーマンの時に単身赴任をしていた時です。
一人で厚木のマンションにいました。
鮮血がトイレを染めました。
痛みはないが驚きは大きいものがあります。
ドス黒い血は良くないが鮮血はましだと聞いたことがあります。
深刻な病ではなく切れ痔だとおもいました。
病院に行くことはなく、ほっておいたら血は数日で出なくなりました。
精神的なストレスが原因だと勝手に判断しました。
この時は、サラリーマン人生で最も辛い時期でした。
ストレスで胃潰瘍はよく聞きましが、ストレスで痔になるのでしょうか?
しかし、下血ということで勝手にストレスによるものと考えました。
痔だ、という考えを押し退けました。

これは痔なのか
再び出血しました。
肛門の内側にひきつれのような違和感を感じました。
ボラギノールを買ってお尻の中に注入すると痛みは治ります。
近所のまさ内科クリニックに行き症状から痔の専門医を紹介いただきました。
多摩大腸肛門外科を紹介いただき、紹介状を持っていきました。

多摩大腸肛門外科 不安が拭えない
2013年6月14日
第一印象は、匂いでした。
大便の匂い、掃除が行き届いていない公衆トイレの匂い。
以前大腸検査を受けた際、下剤を飲みながらトイレに頻繁に行った待合室の匂いです。
先生に症状を伝えますが、会話にはなりません。
お尻の穴に指をっこまれて、すぐ手術をする事になりました。
どのような状態かを尋ねても返事はもらえません。
会話が成り立たない。
これは、おかしい。
不安しかない。
手術の日程を決められて、看護婦が前日の食事と下剤の説明をはじめる。
私の意志とは関係なしにどんどん進めていく。
以前に大腸カメラを人間ドックで経験した時と同じ食事と下剤のセットが渡されて、会計になりました。
私の意志を確認することなく、手術する事が前提で物事が進められていく。
私は、ちゃんとした説明を医者からしてほしいのに。
先生は、患者と面と向かって目を見て会話をしません。
その事を強く抗議することもできず、ずるずると段取りが決まってしまいました。
これはまずい。
ベルトコンベアにのっている感じがしました。
私は、自分の状態について詳しく説明してほしい。
どのような手術をするのか事前に説明がほしい。
そのような抗議の声を上げる勇気はなく、言われるままに手術の日が決められて安くない会計をしました。
手術前のセット一式を購入しました。
購入させられた、と言う意識が強いです。
待合室には、ドーナツ形状のクッションに座った患者さんがたくさんいました。
手術をした患者さんたちでしょう。
彼らを、被害者なんじゃないかと言う意識で見てしまいました。
とても優秀な先生のいる痔の専門クリニックなのかもしれません。
先生を信じて手術してもらうのが良いのかもしてませんが、私の心に赤信号が点りました。
こんな風に切るべきではない。
納得いかないまま切って、元に戻らなかったら後悔すると思いました。
なぜなら肛門はすごい仕事をしている部位だと思っていたからです。
※個人の意見です。

肛門はすごい仕事をしている大切な部位
私は、トイレに篭る時間が長い。
トイレに篭って本を読みますし、最近だとiPadを見ながら排便します。
1日に3回以上トイレに篭ります。
排便は私の楽しみの一つです。
快便の時が多いが、時々便秘の時があります。
すごくきばる時、すごい力が肛門にかかっているのだと気がつきました。
この肛門にメスを入れるのは容易ならざる事と気がつきました。
一度切ったらその傷跡は排便のいきみ、圧力に負けて裂けるに違いないと思いました。
痔の手術はすごくテクニックがいる手術なのではないかと思ったのです。
排便時の肛門にどれくらいの圧力がかかっているのだろう。
この肛門を一旦切断してしまったら、その傷口は決して元通りにならないのではないだろうか。
踏ん張ると傷口がまた裂けてしまいそうで、これは手術など安易にしてはならないと部位だと思いました。
私は、別の医者に見てもらうことにしました。

北里大学東病院を頼り信頼する理由
私は北里大学病院に絶大の信頼を寄せています。
理由は、私の難病をピタリと診断して薬を処方してくれたからです。
私は、一時期猛烈な頭痛に悩んでいました。
それはもう、とんでもない痛みです。
目の奥が痛くなり、頭を柱に打ち付けたくなるほどです。
決まって夜中の決まった時間痛みが発生し1時間以上悶々とします。
これが毎日続きます。
痛み止めを飲んでも効きません。
この地獄から救ってくれたのが北里大学病院なのです。
「群発頭痛 死ぬかと思った」に詳しく記録していますのでご興味のある方はご覧ください。以下に記事を引用しておきます。

信頼の北里大学病院に痔の受診に行く セカンドオピニオンの大切さ
2016年6月18日
セカンドオピニオンを求めて北里大学東病院に行きました。
紹介状は無し。
消化器内科の横山薫先生に診て頂きました。
痔ではない。
肛門に小さな傷があるが、それは硬い便を排便した時のもので、すでに治りつつある。
手術の必要はない。塗り薬が処方されました。
ネリプロクト坐剤、1日一回寝る前、14日分。
念のために大腸の内視鏡カメラの検査を受けました。
痔ではないと診断されました。
全く違う診断結果でした。
私は、最初に持った違和感を大切にした事、そして別のお医者さんにも診ていただくことの大切さをしみじみと感じました。
必要のない痔の手術をする事で、取り返しのつかないことになっただろう。
お尻は大切だとそう思うとともにセカンドオピニオンは大切だとこのとき強く思いました。
「お尻のおでき」に続きます。


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