2023/01/13 ひと呼吸おく

先日、WEBテストを受ける機会があったのだが、操作を誤り、人様にご迷惑をかけてしまった。昔からせっかちで、勇み足なところがある。三つ子の魂百まで、なんて言葉もあるが、この性分とはこれからも付き合っていくのだろう。これで、自分がその勢いをもって快進撃を見せることができればいいが、持って生まれた気の小ささか、少しうまく行かないとシュンと後ろ向きになる。もちろん、大抵の物事はうまくいくはずもない。

早く終わらせることにどうしても執拗なこだわりをもってしまう。仕事もそう。学生時代はレポートもそうだった。LINEもそう。右上の赤い丸が5を超えると「ヤバイヤバイ」と慌ててしまう。タスク消化に異常なこだわりをもっているが、そこには聊か問題がある。

まず、クオリティは二の次なのだ。仕事に関しては実はこれでもうまくいく。早く終われば、余裕をもって修正が効くので。どんなに自分の完璧を追いかけても、他人から見たら直す点はいくらでもあるし、大抵はつまらないミスなんぞあるものだから。
ところが、お役所などの手続きではそうはいかない。つまらぬミスで人様にご迷惑をかけてしまう。はじめから慎重に行っていればいいのに、勇み足が出てきてしまうのが本当に好かない。

もう1つ気に入らないのが、LINEだ。誰にも急かされていないのに、勝手に自分を急かしてしまい、ちゃんと聞いているのに空返事になってしまったり、相手に無関心なのかと勘違いされる。これも本当に申し訳が立たない。ちゃんとコミュニケーションをとりたいが、中身の質よりも反応のスピードにこだわってしまうのは、僕の宿痾なのだ。

せっかちで気が短いことは自業自得で片付けばいいが、大抵は人に迷惑をかける。これがどうにも申し訳ない。
インドでは、「人間、多少は人様に迷惑をかけるのだから、自分も他人のミスには寛容になりなさい」なんぞと言うらしい。とはいえ、いざ、人に迷惑をかけたら気分がいいことはないだろう。
(※客観性の少しでも担保するために記事を引用するが、まあ、これが正しい引用かは怪しい。)

どうしよう。僕はこの性格と付き合いながらもどのように変えていこうか。勇み足で失敗し、すぐに落ち込んでしまうこの甲斐性なしは、果たしてどうして行こうか。

開き直るのも1つの手かもしれない。治そうとするから辛くなる。問題が起きたら、都度、解決してけばいいじゃないか、と考える。大事なのは、問題が起きた時に、どれ程素早く解決していくか、ではないか。そのような発想でもいいかもしれない。

また、上手に付き合うとはどのようなことだろうか。とりあえず、受け入れることからはじめよう。受け入れて、認めて、仕方がないと割り切る。人の性分は、本質は変わらないと昔の上司にも言われたことがある。それもまた、1つかもしれない。
その中でも変えていこうという意志と、変わっていこうという前向きな気持ちが必要だ。反省はいらないが、認識をすることが大切なんだろうな。

あとはおちつくこと。まずはひと呼吸。「おちつけ」と言い聞かせる。「慌てるな」とは言わない。「僕は慌てているね。」と自分に声をかける。認識を言葉にする。
そして、横着しない。1つずつできることをこなしていく。1つずつ、が大事。2つ以上やってはいけない。1つだ。1という数字を大事にしよう。

結論は月並みだが、月並みも悪くない。案外、月並みになるのは難しいものです。

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