教えすぎないという指導
先日のnoteでも書いた通り、僕は大のロッテファンです。
ロッテは今の井口監督が就任するときに、フロントと「マリーンズ黄金期」を創るというビジョンを共有して監督に就任したらしい。
今年で4年目となる井口監督だが、就任してからの成績は
1年目 5位 59勝81敗3分 勝率.421
2年目 4位 69勝70敗4分 勝率.496
3年目 2位 60勝57敗3分 勝率.513
と右肩上がりの成績を残しており、今年もマジックが5まで減ってきた(ひっくり返されそうは言わないお約束)
大きな補強をしたわけではない(今までよりは補強をしていたが)のに、これだけわかりやすくチーム強化に成功していることに正直驚いています。
正直、井口監督が就任すると聞いたときは、指導者経験がないのに大丈夫なのかと不安になりました。
しかし、フロントは井口監督のアメリカでの経験が必ず活きると信じ、任命したという。
事実、荻野貴司が怪我無くシーズン戦えているのも、アメリカでは当たり前になっているデータを活用した結果だという。
また、中継ぎ陣に4連投させないというのもあるらしく、今年の中継ぎ陣が安定しているのも井口監督の采配によるものかもしれません。
ふと、井口監督の世間の評価はどうなんだろうと、Yahoo!ニュースで井口監督で検索してみるとこんな記事を見つけました。
この記事に書いてあることが、今のロッテの強さなのかどうかはわかりませんが、子供たちに指導をしている僕にとって、とても参考になる記事でした。
記事に書いてありますが、教えられたことは忘れるが、自分でつかんだことは忘れない。というのは自分のこれまでの人生を振り返っても、まさしくその通りだなと感じます。
しかし、実際に現場で教えている自分を振り返ると、自分から教えすぎているのではないかと思います。
相手が小学生で自分で考える能力がないから。というのは言い訳で、僕の崇拝している野村監督も「監督は気づかせ屋だ」と仰っています。
また、大学時代にお世話になった先輩となぜか今LINEが続いていますが、その先輩も自分から積極的に教えない方だったなと思い出しました。
話すのが上手な先輩だったので、飲み会の時に「どうしてそんなに話すの上手なんですか?」と質問したら、
「お前はもったいない。良いこと話しているのに話し方のせいで、誰も聞いてくれない。」
と明確な答えは教えてくれませんでした。
しかし、僕はこの日から自分の話し方を改め、改善されたかはわかりませんが、人前で話すことが多い、学生監督を1年間務めることができました。
今、思い返すと、あの時の先輩も教えてくれたのではなく、気づかせてくれたのだとわかります。
あの時、自分で考えて「どうやって話せばいいのだろうか?」というのを模索して、今でも明確な答えは見つかっていませんが、以前よりはまともな話し方ができているという自信はあります。
僕だけでなく、誰かを指導する機会って少なからずあると思います。
その時には教えすぎない、気づかせるというのを意識してみましょう。(大ブーメラン)
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