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小学生の憧れ、Youtuberになりたい?

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世代・性別を問わず誰もが気軽に楽しめるYoutube。小学生の間ではYoutuberがなりたい人気職業ランキングの1位になっています。

毎日疲れて遅くまで働いている父親、母親を見ていると、すきなことを撮影して動画としてYoutubeにアップロードするだけでお金が入ってくるYoutuberはさぞかしまぶしい存在に映るのでしょう。

ただ、今Youtubeで有名になっている人達が始めた時と現在では競争環境がまったくちがいます。今有名なYoutuberは、Youtubeが有名になる前からコツコツと動画を投稿し続けていた人でした。Youtube界隈のレジェンドであるHIKAKIN氏は10年以上前から投稿を続けています。

ライバルが大量に参入しておらず、動画を投稿すれば大きく再生回数が伸びるという状況だった。

稼いでいるYoutuberは、ここまで動画の再生回数が伸びることを期待して参入してきたのでしょうか?そういう方もいらっしゃるでしょうが、見てもらう人が少なくても楽しんでもらえればいい、情報をシェアしたいという気持ちでコツコツと続けていたはずです。

それがYoutubeの拡大というおおきなトレンドに乗ることになり、視聴者数が爆発的に増えたことで、今の地位を得た。

結果として増えてきているのであって、最初から続けている人たち以外は、俳優、スポーツ選手、お笑い芸人などすでにインフルエンサーとしての地位を確立している人でないと、ライバルが多すぎて動画の再生回数を稼ぐのは難しい。

いわば「指名」で見てもらえる人じゃないと、その他大勢に埋没してしまいます。一般人が普通にできることは、すでにインフルエンサーが手を付けているからです。過激な動画が増えるのは、他との差別化が困難になるなかで動画再生回数が伸びないからです。

したがって、自分が発信したいことがあって、その媒体としてYoutubeを利用するというのであれば引き続き利用価値は高いですが、なんとなくYoutubeで成功するというのは今や困難です。

仮に今から有名Youtuberになりたければ、有名になってからはじめるのが一番です。そうでなければ、一般の事業会社を起業するように、綿密に顧客=ターゲットを決めて、その顧客が何を求めているかを試行錯誤しながら大量の動画を撮影する。寝る暇も削って努力が必要です。

そして、現在の地位を得ているYoutuber達も日々それくらいの努力を積み重ねていますから、彼らに追いつくためにはそれ以上の努力をするということを意味しています。

水鳥は水面をすいすいと泳いでいるようですが、水面下では必死に足を動かし続けています。Youtuberをめざす過程で、水面下の動きもまざまざと見せつけられることになるでしょう。

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