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長田ラジオ(2021/5/16)

本日の放送で取り上げるトピックをいくつかピックアップします。

いつまで印紙税、見果てぬDX デジタルなら非課税の怪

印紙税が課税される根拠も100年前の紙しかなかった時代の話で、デジタル文書には課税されないのですから、あまり根拠がない税金となってしまいました。事務手続きで結果的にミスしてしまうこともある(ただしくやろうとすると2重チェックになり人件費がかさみ、余裕がないところはチェックが甘くなる)ため、これは現場にとっては負担が大きい税金です。

何らかほかの形で税金負担すればいいのであって、こうした形で税金を負担を強要するのは、税務署の人にとってもあまり面白い話ではないと思うのですが、減ってしまった財源をまた見つけるのは大変なので、現行法で認められているものはとろうという考えなのでしょうか。

京都伏見、苦境の酒蔵 国内向けは今年も生産調整 

中小の酒蔵は大変厳しい状況が続いています。大手であれば営業規模を絞るという対策もとれますが、中小は営業を続けることも難しいのです。お酒は事業用と家庭用に分かれていますが、事業用である程度の販売が見込めるからこそ個人のリテールでもお酒がお安くいただけるのです。

事業用で販売が立ち行かなくなってしまうとお酒の価格も結果として挙がるかもしれません。

山田錦、記事中に出てきておりますが、これは酒米といってお酒を造るための専門のお米で、ほかのお米をお酒に転用しているわけではありません。ですから、お米を作るところからさらに生産調整をしなければならないのです。

三菱UFJ純利益1兆円目標 24年3月期、DX推進

三菱UFJグループは、傘下に銀行、投信、証券、信託銀行、リース、消費者金融など幅広い金融サービスを持つホールディング会社です、ここ数年は連結(グループ全体で合算するということ)で9,000億円前後の当期純利益を出していましたので、経費削減とアジア進出で1兆円は可能だというニュースです。

経費削減とは、銀行の支店を併合することやATMの共同利用。また採用人数の抑制が考えられます。

一方でアジアへの進出は、現地に進出する日系企業を支援するためのファイナンスという位置づけから、勃興する東南アジア市場のリテール金融市場を取りに行くという姿勢も見られます。

タイやインドネシアではすでに現地銀行を買収しており、そのほかの地域でも提携パートナーを探しておりますので、今後もいい案件があれば積極的に打って出ていくことでしょう。

株価は一時低金利であることを受けて売り込まれていましたが、金利水準が高くなることに伴い収益環境が改善されるとの思惑から一時の400円台から現在では600円前後まで上昇してきています。

そのほかにも様々な話題を取り上げました。もしよろしければ以下から聴くことができます。

そのほか、以下のようなお便りもご紹介します。

・初心者でわからない単語が多いです。SQって何ですか?
・資産管理会社を設立しようと思ったことはありますか?

放送時間について


平日、毎日21:30~22:00で放送中。そのほかの時間に放送することもあります。

放送時間は当日改めてご連絡しますので、Twitter(@nagata_junji)でご確認ください。

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