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株式投資虎の穴(2021/6/7)5分で振返り

いつもインターネットでの株式投資番組、株式投資虎の穴をご覧いただいてありがとうございます。今回の放送は以下になります。お時間のある方は、ぜひご覧ください。

2冊目の本を出版します

この度、長田は処女作である『10万円から始めて資産を200倍にする小型成長株投資』(フォレスト出版)がおかげさまで好評だったことから、2冊目の書籍も発売することが決定しました!皆様本当にありがとうございました。前回の書籍では、なぜ株式投資をすべきなのか、そして小型成長株投資について私のノウハウを詰め込んだところです。

今回の本はむしろ投資のメンタルに重点を置きました。何故メンタルに重点を置いたかと言いますと、正直言って、いまやどんな情報もインターネットでページを探せば出てくる時代になっており、重要銘柄の情報は公開されておりますし、有名な YouTuber や投資雑誌などでも紹介されています。私一人しか買えない銘柄というような全くありません。

しかし、そうした状況においてなぜ儲かる人と損する人が出てくるのか。それはメンタル面しかないだろう、という結論になりました。今回は投資をする上(長期投資)で、私が大切にしていることを、コラム形式でわかりやすくまとめました。

皆様のお手元で折に触れて読んでいただければ、じんわりと漢方薬のように効く内容になっています。書店にて、お手に取って頂けますと幸いです。

積立NISA順調に増加中

2018年に設立された積立NISA。20代、30代といった資産形成期の世代が積立を増やしています。金融庁のデータによりますと、つみたてNISAの専用口座数は20年12月末時点で300万を突破。18年末から2年で約3倍に増加しています。

積立NISAは最大で毎年40万円まで積み立てることができ、20年の積立で800万円まで最大積み立てることができます。1年目は40万円、2年目は40万円+40万円の80万円・・・と積みあがっていき、20年目には40万円×20=800万円となり、その後は非課税枠がまた40万円ずつ減少していくのです。

使える非課税枠のイメージは下の絵のような感じです(出典:金融庁)。

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ただ、その後も何らかの税制優遇措置が導入されるかとは思いますが、なにぶん20年も先の話ですから、まだ分からないですね。使えるうちに優遇措置は使って資産を増やしていきましょう。一人でも効果的ですが、ご結婚されている方は単純に非課税枠が2倍になりますから、夫婦で利用するとさらに効果が大きいですよ。

ジュニアNISAの特例が2023年まで3年間使えます

子供の資産形成のために導入されたジュニアNISA。毎年80万円分で最大5年間の非課税措置が使えたのですけれども、利益を確定しても子供が18歳になるまで引き出せないことから使い勝手が悪く、利用が増えませんでした。そこで金融庁は法令を改正して、NISAや積立NISAと同様に引き出せるように制度変更したのです。

使いやすいように変更したというよりは、2023年いっぱいで制度が廃止になってしまうことから結果として引き出せるようになったというほうが正しいのですけれども、利用者としてはともかく3年間の間は18歳未満の子供がいるかぎり1年間80万円、3年で240万円の非課税枠ができるということです。

通常のNISAが120万円の枠がありますから、今年から3年間は120+80で1年あたり200万円の非課税枠を利用することができます。

老後2000万円を無理なく作る方法

2000万円は、大きなお金です。このお金を貯金だけで作ろうと思うと大変ですが、長期間時間をかけて、税制優遇措置を利用しながら積み立てていけば無理なく到達することができます。

まずは投資を始めてみるのが大切なので、証券口座を開き、入金をし、そして何か買ってしまいましょう。個別株でもETFでも投資信託でも構いません。個人的には株式投資のことがわかりますから個別株をお勧めしますが。たくさんの金額を買う必要はなくて、100株をまずは買ってみる。

ここまでの作業は口座開設手続きで大変かもしれませんけれども、何とか乗り切ってください。投資をしている間に失敗をたくさん経験するはずです。その失敗経験を基に、自分なりのオリジナルの投資法が次第に見つかっていくのです。難しい投資ということではなく、単純な積立でもかまいません。

あとは定期的に収入を資産に回すリズムができてくれば将来貴方が引退した後に助けてくれるマネーマシーンがそのうち出来上がります。

働いている先の業績が傾いたときでも、立派なレスキューボートを用意しておくようなものです。私も何が起こってもいいようにレスキューボートを用意して、日々の仕事に向かっています。

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ニトリホールディングス

流通の王、ニトリについて解説しました。ニトリは目下34期連続増収増益を続けているという化け物企業です。最初は北海道札幌を拠点として北海道に店舗網を広げていきましたが、その後は関東にも進出。

最近では、島忠を買収したことにより、これまで手薄だった関東の拠点を一気に手に入れることができました。

ニトリはSPA+物流の唯一無二の事業形態

ニトリの特徴に自前主義が挙げられます。自分たちができることはなるべく自分たちで内製化してしまうということです。バックオフィス業務をアウトソーシング、非コア業務を外部に委託など、自分たちの強みに特化した経営をする流れがある中で、ニトリは生産から販売まで一貫して自社で取り組んでいるのです。

自社で取り組むことができる範囲が増えるほど利益が増えるわけですが、これは諸刃の剣。どこかに不採算要素があると逆に足を引っ張ってしまいます。すべての段階で無理無駄なく業務を続けることができる仕組みづくりは、昨日今日始まったわけではなく創業時代から似鳥昭雄社長が取り組んできたニトリのお家芸です。

ニトリは軽視されている?

ニトリはその実力に比して、安い家具屋というイメージが先行していますが、今では家具だけではなくホームファシニング(home furnishing)事業を展開しています。家具・家電・カーテン・カラトリー・DIYなど家まわりの製品を幅広く展開しています。国内だけでもまだ成長余地はありますが、海外でこのビジネスモデル(一気通貫型)が成功すればまだ成長余地はあると思います。

投資の最大リスクは似鳥社長の後継者

オーナー企業への投資の常ですけれども、この会社に投資する場合には似鳥社長の高齢が気になるところです。まだまだお元気で現場の最前線に立たれているのですが、いずれはだれかに経営を託さねばなりません。持ち株を持っていない経営者が先代と同じ求心力を持ち続けるのは難しく、企業経営方針も変わっていきます。

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち本の元祖ですね。2000年頃発売されたこの書籍は当時の資産運用ブームを巻き起こしました。特に金持ち父さん本では、金持ち父さんが不動産投資で資産を大きく増やしたことから、不動産業界への影響は大きかったといわれます。

ロバートキヨサキ自身を金持ちにした金持ち本

ロバートキヨサキは複数の会社を経営していましたけれども、彼を世界的な億万長者にしたのはなんといってもこの金持ち父さんシリーズでしょう。もともとは彼の会社が作っていたキャッシュフローゲームの広告用に書かれたといわれていますが、ふたを開ければキャッシュフローゲームよりも金持ち父さんのほうが大きく儲かりました。

特に1冊目の金持ち父さんと2冊目のキャッシュフロークワドラントはこれまでお金持ちの間では常識だったことを一般大衆にわかりやすく説明したということで価値があり、とても人気がある書籍です。なぜかいまのいままで日本語版はkindleで発売されておりませんので、紙版の本を購入するしかないですね。

もう一冊のキャッシュフロークワドラントについては、また改めて放送で取り上げます。

株式投資虎の穴とは

株式投資虎の穴は初心者向けに、株式投資を面白くお伝えするインターネット放送です。オンザボード代表和田憲治氏と、サラリーマン投資家長田淳司が対談形式でお送りしています。隔週月曜日放送で、次回は6/21(月)20:30~放送します。放送内容の事前告知などはツイッターをご覧ください。

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