箸にも棒にも 【日本】
謹んで新春の寿ぎを申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
年末にお越しくださった中学2年生は、年末(令和3年)にご家族で伊勢神宮へ参拝するそうな。
例年、年末になると石垣島を訪れていたそうですが、例によって一昨日は旅行を自粛したのだとか。
なぜ石垣なのか尋ねてみると、「寒い時期は西を目指したくなりませんか?」とのこと。
納得です。冬の北海道へ出かけて、流氷や雪山を眺めるのも魅力的ですが、いかんせん、本能は暖を求めます。それなら西を目指したくなるのは必然でしょう。
さて、人類はアフリカで産まれた(600万年前)というのが定説になっていますよね。
いわゆる、猿人、あるいは原人ですが、180年前にアフリカを出立しユーラシア大陸を歩きつづけました。
インドネシア(100万年前)、中国(50万年前)で人骨の化石が発見されていることから、徐々に西から東へと進んでいることが分かります。
その後、現代人の祖先となる種族が、やはりアフリカで産まれました(20万年前)。
興味深い事に、人類の祖である新人も東を目指して歩き続けた痕跡が残されています。
よくよく考えてみると不思議な話ですよね。
なぜ東を目指したのか?
ヒトは、暑さに強く寒さには弱い種族ですから理屈に合いません。本能として、寒さを回避しようとする生き物なのです。
大昔の地球は暑く、涼を求めて移動をつづけたわけではありませんよ?
衣類が存在しませんでしたので、今以上に寒さは生命を脅かす天敵だったはずなのです。
当時、中学生だったのか、高校生だったのか定かではありませんが、先生に「なぜ西ではなく東なのか?」と質問した記憶があります。
担当の先生が何と答えてくださったのか、残念な事に憶えていません(苦笑)。
言い換えると、納得のいく解答ではなかった、そういう事なのだと思います。
その後、色んな知識を得て自分なりに「おそらくこうだろう」という答えが見つかりました。
当時は天動説でしょう?それなら、温かい、あるいは暑いアフリカの地を離れ、生命の源となる太陽を目指して歩いたとしても不思議ではありません。
太陽が昇る地に向かえば生活が豊かになる、そう信じて歩き続けたのではないかと予想します。
その後、東の最果ての地にて日出る国が興ります。日の本、つまり日本であり、その象徴とも言えるのが天照大神です。何だか伊勢神宮に参拝したくなるではありませんか。
はるか昔、猿人や原人、新人が、こぞって目指した地で暮らしている、そう考えると感慨深いでしょう?
ちっとも心に響きません、という方は、以下の記事をご覧ください。@kesun4さんが、伊勢神宮の魅力を綴ってくださいました。きっと訪れたくなりますよ。
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