見出し画像

卒業式におけるそれぞれの事情

今年も卒業式の季節になりました。

「卒業式はマスクなしで」という方針を掲げた自治体があると伝え聞きましたが、これは全国的な傾向なのでしょうか。

お越しくださる方からの情報によりますと、西宮界隈では「マスクは着用してもしなくてもよい」ということで落ち着きそうです。

ところで、先日@文子さんが、以下の様な投稿をしていらっしゃいました。


今春の中高卒業生は、入学当時からマスク有りですからね。

彼・彼女たちにとっては、もはや「マスク有り」こそが日常なのです。

いまさら「卒業式くらいマスクなしで過ごさせてあげよう」などと言われても困ります。

卒業式も、彼・彼女たちにとっての「あたりまえ」で過ごせるのが自然でしょう。


とはいえ、学校(自治体)側にも事情があるそうです。

昨年の卒業式において、「なぜマスクを着用させるのか」と、クレームがあったのだとか。

詳細を訊ねると、1年に1度のイベントに「マスク有りでは写真映えしない」というお叱りが相次いだそうです。

そういうわけで、学校側は「マスクなしでもOKです。マスクを着用しているなら、それは生徒の意思ですよ」という体裁にしておく必要があるそうな。

確かに、卒業式という晴れの舞台で、我が子がマスクをしていると萎えますね。

そうは言っても、学生からするとマスク有りが標準なのですから、マスク無しを強要されると拒否したくなるのは当然でしょう。

そして、どちらの意見も軽視できない学校側の事情も理解できます。

さりげなく難題のような気がしてきました・・・。


ちなみに、当院にお越しくださった小中高生は、整体時にマスクを外すことに対して以下の様な反応を示しました。

・断固拒否 10%
・必要なら外してもよいけど、できれば外したくない 70%
・いつでも外します 20%

上記は、正確にカウントしたわけではなく単なる印象ですが、おおよそ8割の人には歓迎されません。

なお、男子になると、マスクを外す事に抵抗を示す生徒は4割程度でした。

以上を踏まえて考えると、女子の場合は「長年過ごした学友に素顔を見せたくない」に留まらず、「対象が誰であろうと素顔を見せたくない」という価値観に移行しつつあるように思えます。

つまり、進学によって取り巻く環境が変わっても、心理的な抵抗が生じ簡単にマスクを外せない可能性が高いです。

なんと言いますか、これはもう異文化に近づいているような・・・。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?