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体育座りは健康に悪いのか?

体育座りをご存知でしょうか? 三角座りとも呼ばれることもありますね。

「その体育座りは身体に悪いから止めよう」という動きがあるそうです。

何でも腰痛を引き起こす要因になっているとかいないとか。

体育の授業や集会でおなじみの「体育座り」。実は、世界でも日本でしか見られない珍しい座り方で、内臓を圧迫し、座骨の痛みが出るなど体には悪影響が多いという指摘がある。集会時の座り方を見直す学校もあり、当たり前だった光景が見られなくなる日が来るかもしれない。(以下省略)

山陰中央新報 「体育座り」は悪影響が多い?

ほうほう、内臓を圧迫し、坐骨に痛みがでる等、悪影響が多いとのことですね。
 
ところで、皆さんは体育座りできますか?

実際に体育座りをしてみたところ、手で脚を抱えるように座れば何の苦も無くできました。

内臓は確かに多少圧迫を受けますが、小中学生ならお腹周りに脂肪もなくスッキリしていますので、苦痛に感じる生徒は少数でしょう。

坐骨に関しましては、痛みが出そうな気配さえありませんでした。

察するに、体育座りをしていたから腰痛になったのではなく、腰痛を持っていたため体育座りをすると辛い、そういう事ではないかな。


(中略)矢田部校長は「当たり前とされてきた体育座りは生徒に苦痛を強いていた。考え方の転換が必要だった」と訴える。

山陰中央新報 「体育座り」は悪影響が多い?

確か骨格の構造から考えると身体に優しい姿勢ではありませんが、そこまで苦痛を強いる酷い体勢でもありません。

卒業式や入学式、あるいは文化祭など、長時間座り続ける必要がある場合には椅子を準備するという対応でよろしいかと。


(中略) 大東文化大文学部の一盛真教授(58)=専門・教育学、鳥取市在住=は「体育座りは、際だって『日本的』な指導で子どもの人権を保障しているとはいえない」と強調する。

山陰中央新報 「体育座り」は悪影響が多い?

子供の人権にまで話が及びますか。

とはいえ、安易に変更するのではなく、まずは小学生に腰痛が増えているのか調査したうえで、実際にそうなら原因を明らかにする必要があります。

体育座りを廃止するかどうか検討するのは、その後のお話でしょう。ぶっちゃけた話をするなら、女の子座りの方が間違いなく身体に悪いです。


身体への負担という点からいえば、重すぎるランドセルの方が上ですが、半強制的に身体を鍛えるという効果を期待しての採用という説もあります。

必ずしも「楽に過ごせる=健康に良い」というわけでは無いことも、あわせて理解しておいた方が良さそうですね。


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