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あなたの聴力は健在ですか?

歳を重ねるにつれて、いろんな機能が低下していきます。

自然の理ですから、仕方のない事とはいえ、決して愉快なことではありませんよね。

「今日出来たことが明日はできない」可能性があるのですから、何とも切なくなります。

一方、子供は「今日出来なかったことが明日はできる」という事象が多いのですから、毎日楽しいでしょうね。

当然の事とはいえ、両者の差は、とてつもなく大きいように思います。


さて、皆さんの耳は健在でしょうか? 

聴力は衰えを自覚しにくい機能のひとつなのですが、音量だけではなく音域にも影響を受けるのが厄介な点です。

例えば、日常生活の中で、特定の人物の声だけが聴こえにくいという事態は普通に起こります。

この場合、原因として考えられるのは、当該人物の声が平均よりも低音、あるいは高温であったり、話し方に抑揚がなかったり等でしょうか。

残念な事に「あの人は何を言っているのか分からない」で済ませてしまう人が少なくありません。

要するに、自身の聴力が低下している可能性を考慮しないのです。

すると、対話が成立しにくいため、該当者とは距離をとるようになり、聴力の低下に気付く機会が遠のいてしまいます。


対話であれば、聴こえる、あるいは聴こえない、という認識ができますので大事には至りません。

ところが、周囲の音となれば話が違ってきます。

外を歩く際に周囲の音が聴こえないと、事故に遭遇する確率が上昇しますので軽視できません。

女性の声よりも男性の声が聴き取りにくい方(低音部難聴)は、クルマの走行音も聴こえにくくなる可能性が高いため注意が必要です。

音楽を聴きながら出歩くのも、聴覚から得られる周囲の情報が制限されますので、本当は好ましくありませんが「聴こえにくい」状況であることを自覚できているだけに行動も慎重になるでしょう。

そう考えると、聴力の低下を認識できずに過ごしてしまう事が、どれだけハイリスクなのかご理解いただけるかと思います。

皆さんの耳が今現在どれくらい機能しているのか、これを機に確認してみてください。


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