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眼の寿命を考えてみる

日本人が長寿であることは、広く周知されていますが、厚生労働省によりますと、平均寿命(2023)は男性81.05年、女性87.09年なのだとか。

ご年配の方と話していると、平均寿命をひとつの目安にしていらっしゃる方が少なくありません。

例えば、「平均寿命まであと〇〇年あるから、まだ大丈夫」、「多少衰えようとも、寿命が来るまで今の暮らしがつづく」そうお考えの方が多いです。

ところが、現実は違います。脚に不具合が生じれば、自由に外出する機会は激減するでしょうし、なんらかの病気を患い、食生活が大幅に制限される可能性も否定できません。

普段通り過ごしている中で「ある日突然天に召される」、そうなれば理想的ですが、さすがにレアケースです。

足腰が衰えないよう歩く時間を確保したり、体重をコントロールするために食べ過ぎないよう気を配ったりするのは、長生きするためではなく、一日でも長く健康的に過ごすためですよね。

ところで、眼の寿命をご存じでしょうか。諸説ありますが、ジョンソン・エンド・ジョンソン社によれば、おおよそ60歳なのだとか。

「60歳になれば眼が機能しなくなります」という事ではなく、「60歳になれば何らかの支障がでます」という意味合いですね。

寿命の直前になってから、健康のために生活を見直すことが無駄だとまでは言いませんが、その段階になれば「出来る事」は、それほど多くないと言わざるを得ません。

ある程度健康なうちから始めなくては、選択肢も得られる効果も少なくなってしまいます。

そう考えると「眼の健康」は軽視されがちですね。

ヒトの五感による知覚認識の割合は、視覚が83%を占めますので、眼の健康が損なわれると私生活は大幅に制限されてしまうでしょう。

これを機に、眼に優しい生活を意識してみてくださいませ。


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