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雪だるまのオラフの願い

 映画『アナと雪の女王』で姉のエルサが放った氷の刃を胸に受けたアナは身体が凍ってしまいそうになる。それを救えるはずだったハンス王子の愛は偽りだったことを知るアナ。

 凍えるアナを救おうとしたのは小さな雪だるまのオラフ。

 暖炉に火をくべてアナを温めようとする。
 雪だるまだから火に近づけばオラフは溶けちゃう。

 慌てたアナは「オラフ!あなた溶けてるじゃない?」と言うんだよね。
 するとオラフはニッコリ笑って

Some people are worth melting for
(溶けてしまってもいいって思える価値のある人っているもんだよ)って言う。

 それを聞いたアナはにっこり微笑む。

 ここでアナは初めて愛されるという意味を知ることになるんだね。

 自分がたとえ溶けてしまってもいい。この人のためにって思えるオラフのやさしさ。
 自分のことを顧みない、このオラフの無償の愛が、アナからエルサへ伝わり、すべての人が救われた物語。

 わたしたちはオラフのように
 だれかを愛することができるかな?

 もしできるとすれば、その愛はどんどん連鎖していく。そして幸せを生むことになるんだね。

 憎しみも連鎖するけど、そこには不幸しか生まれない。

 愛が連鎖するどれほど、その数だけ幸が生まれるよね。

「溶けてしまってもいいって思える価値のある人っているもんだよ」

 そんな愛との出会いを……

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