【非常時の社会学】 戦争が起きるのは、「恨み」と「妬み」である

戦争が起きる理由は一つ


戦争を起こす国と起こされる国の間の因縁による。


その因縁とは、「恨み」と「妬み」である。


民族的、長期的にわたる恨みと妬みが戦争の理由である。

そして、その国同士の間にまた国があれば、そこは両国の戦争に巻き込まれる。


現在であれば、ウクライナである。

ロシアの、ヨーロッパとくにドイツ、アメリカ、イギリスに対する長期渡る戦争の恨みが、ウクライナ侵攻となり、NATO対ロシアの戦場となった。


そして日本と中国の間にも恨みはある。

特に中国は、日清戦争、日中戦争と長期にわたる戦争での恨みが募っている。


もう一つの要因の妬みは簡単である。

それは単純に資源の有無に過ぎない。

隣の国の資源、それに対しうらやましいとか、欲しいとか思ったときに妬みがでて、手に入れたいという衝動にかられたとき、侵攻は起こる。


ではそのきっかけは何か。


それは軍事力のバランスの不均衡である。

恨み、妬みを持ち、国が相手国に対し軍事力が優位になり、今なら勝てると思ったとき、侵攻は発動する。

相手国がどう思っていようが、それまで友好的だったとかは関係ない。

恨み、妬みは民族的の意識の奥底にあるものだから、今ならいける、と思った瞬間に戦争は発動する。

または、ロシアみたいに追い込まれての侵攻もありうる。

WW2の日本のように。


今の日本と中国の間の軍事バランスは、中国優位に大きく傾いている。

中国にある核兵器のためである。

日本と中国の間に戦争が起きないのは、ひとえに日本がアメリカの保護国であり、安全保障条約があるからに過ぎない。

しかし、中国が核兵器を使うと判明した瞬間、アメリカは日本との同盟を破棄するだろう。

勿論、核の傘なんてものは存在しないし、今現在も存在していない。

一応条文上では存在はしているのかもしれないが、同盟破棄されればそんなものはすぐに吹っ飛ぶものである。


では、日本にできることはあるのか?

中国の日本に対する恨み、妬みをなくすことは未来永劫ない。

だとしたらあとは軍事バランスの均衡化しかない。


日本が核兵器を装備することだけである。


日本が戦争をしない、侵攻されない、平和であり続けるためにも、中国に対する軍事バランスを崩してはならないのである。

そのために核兵器を配備することが必要だ、とわたくしは思っている。


そうしない限り日本はアメリカの保護国であり続け、独立はできないし、対等の立場にもなれない。

さらに中国、北朝鮮、ロシアからの侵攻にずっとおびえ続けなければならない。


本気で平和を望むならば、使わない核兵器を配備することが重要である。

それを言わないで平和平和と言い続けることは、結局日本に戦争を運んでくる者だし、日本を破滅に導く者である。


ドイツのヒトラーは、イギリス、フランスの平和主義のため誕生した。

WW1の敗戦から立ち直ったドイツが、戦間期におけるイギリス・フランスの平和主義でドイツの再軍事化を止めることができなかったために、ドイツがポーランドに侵攻しWW2は開戦した。


このように、戦争にならないように、侵攻されないように、平和を望むのであれば、「殴られたら、倍以上殴り返す」その心構えが無ければ達成出来ないものである。

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