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「ある劇団の会員を辞めた話」のつづき


2022年7月にわたしは
ある劇団の会員を辞めた話」というブログを書いた。
今回は
その劇団との、その後の話。

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わたしは
どうしても納得がいかず
弁護士を介して
やりとりをすることにした。

SNSで晒す方法だってあった。
でも
それは正当な手段ではない
と思い、やめた。
弁護士を介すのが正当だと思ったから。

書面を通じて何度もやりとりをした。

しかし
返ってくるのは、当たり障りない
表面上の謝罪のみ。
二次加害がどういうものか
分かっているとは到底思えなかった。

そのやりとりを
一方的にここで晒すことはできない。
だから
お見せすることはできないけれど
「長島さんがそう感じたのだとしたら謝ります」
という態度。
それが謝罪?と思う言葉の羅列だった。

面会の申し入れもした。
しかし、それも断られた。
面と向かって謝ることもできないのか、と思った。

二次加害というのは
受けた側がどう感じたかではないですよ

相手側の書面を引用して送ってもみた。

しかし
それに明確に言及した回答はなかった。

形式上の謝罪、という形はとる。
だから
もし裁判になったとしても
相手側は不利にはならない。
とても狡いと思った。
それは、本心からの謝罪ではない
何も分かっていないと言っているのと同じだと思った。

もしわたしがここで
SNSに全てを晒せば、今度はわたしが不利になる。
訴えられる可能性もある。

だから
わたしは、ふたたび匿名という形を選んだ。
それでもいいから
このことを知ってほしかったから。

二次加害というのは
された側の心を殺す。
言われた言葉は何年経っても
心に刺さって抜けない。

その重みをわかってほしい。

人を傷つけることが
どういうことか、分かろうとしてほしい。

わたしはいまでも複雑性PTSDとたたかい
フラッシュバックとたたかっている。

それが
今回、1ミリも伝わらなかったことが
とても悲しい。

ただただ願うのは
いつか、その劇団が
自身の過ちに気づく日が来ること
それだけだ。

最後にもう一度だけ
書面で反論を送ることにしている。
それに何と返ってくるかは分からない。
期待もしていない。

そして
それが終わったら
わたしはこの問題を
わたし自身の中から手放そうと思う。
いつまでも囚われて生きるのは勿体無い。

わたしは正当な手段を踏んできた。
だから
何も恥じることはないし
後悔することもないから。

これが今回のご報告。
残念な内容だけど
少しでも、二次加害の重さを
これを読んでくださった方に伝われば
書いた意味があるな、と思う。


ある日の月

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