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秀岳館の暴力問題はそこまで問題なのか

今回見た動画はこれ。

少し話題が過ぎ去った後ですが、秀岳館のサッカー部の顧問が暴力問題を起こした件について思ったことを書こうと思います。

まず、最初に書いておくと私はこの問題について「そこまで問題なの?」という印象を受けました。

ネットで軽く調べただけなので、もしかしたら真実とはかなり異なっている可能性もあり、今後意見が変わるかもしれませんが、今現在は問題ではないように感じています。

というのも、この秀岳館はそもそもかなりの『ヤンキー高校』みたいなのです。
高校自体が平成13年ごろに名前を変えたそうですが、その前の名前は八代第一高等学校。
どうやら、この八代第一は地元では有名なヤンキー高校だったそうです。(というか私も世代じゃないのに名前聞いたことある)
名前を変えた程度じゃあ、中身はそんなに変わるとは思えません。
秀岳館の口コミや、地域の中学校の口コミも軽くチェックしたところ、地域的にも荒れているしやはり高校自体も荒れていると感じました。

このような前提を踏まえると、この問題は世論で言われているような「真面目なサッカー部員が理不尽に教師に暴力を振るわれている」という構図ではないように思えてきます。

どちらかといえば、「手のつけられない生徒とそれに見合った先生が昭和の学校劇をしている」が近いのではないでしょうか。

ネットに引きこもっている私たちは、ニュース記事やニュース動画、そしてコメント欄を見て「世の中の意識が変わってきている!」だなんて思いがちですが、実際そうではないのではないかと思います。
教育の水準が上がり不良生徒は激減。昔はバカしたら先生にチョークを投げつけられたりそろばんでぶん殴られたが、今ではそんなバカをするような生徒はそもそもいないし先生もそんなことしない。
綺麗な世界になってきてるな、だから自分も価値観をアップデートしないとな、などと個人的に意識を高めることは大切だと思います。
ただ、いくら私たちの意識が変わろうとも暴力的な人間が闊歩する地域や学校はなくならないでしょう。

今の時代の教育は、体罰は絶対にダメというスタンスですが、それは本当に正しいのか、私は正直疑問です。
勿論、私自身は体罰に反対です。体罰はなくすべきです。理不尽に力で子供たちを押さえつけるのが真っ当な教育とは思えません。
ただ、完全に体罰を禁止してしまうと、口で言っても全く響かない──手がつけられない生徒への対応が「指導放棄」か「退学」の2択になってしまいます。
よく体罰に絶対反対を謳っている人が、高校なんて義務じゃないんだからヤバいやつは退学させてしまえばいいといいますが、退学させた後、社会から孤立し反社会的な行為をしたりそのような行為をする団体に所属してしまうなどとは思わないのでしょうか。きっとお花畑な方々はそうなったとき、教員の質が低いからこうなるんだとか言うのでしょうね。
高校に通えているというのは、まだ教育の余地がある段階だと思います。
人の言葉に一切聞く耳持たない自己中心的で制御不能なモンスターが産まれる前に、彼らの理解できるやり方でそれはマズいぞと教えて上げる方が、指導放棄や退学より、生徒と社会の双方にとって有意義な気がします。

話は戻りますが、今回のサッカー部の暴力問題は、置かれている環境や考え方が、議論している人達と当事者達との間で乖離していて、当事者達の置かれる環境だったら体罰は普通にあることだろうしこれをしないと理解できないケースもあるだろうなと思い、私は「そこまで問題なの?」と感じたと言うことになります。

動画の中で「OB、OGを交えて学校の文化を調査した方がいい」のような話が出ていましたが、これが個人的にはかなり同意できました。

相手に敬意を持って接し、勉学を怠らない人間しか生まれない。いつかそんな素敵な世界が来ることを願っています。

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