自分がやるべき領域とは?

「12の誤解」からの学びです。

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ジェーンとの面談で、私は彼女が何年も鬱と戦っていたと聞かされました。

彼女は熱心なクリスチャンでしたが、どうしても鬱を克服できなかったのです。
長い間、自分の感情的な痛みに対する霊的な答えを探し続けてきました。
主に委ねようとしました。
また、キリストにある自分の地位に関する御言葉を暗記し、祈り、黙想もしました。

しかし結局、ジェーンは罪悪感と絶望にまみれてしまい、自分は霊的落伍者だと思うに至りました。
そして、こんなに葛藤しているのにちっとも行動を起こしてくださらない神に対して腹を立てました。
もう思い出せないくらい何度も、鬱を神の御手に委ねたのです。

なぜ神は癒して下さらなかったのでしょう。

カウンセリングを受けて、ジェーンは自分にはなすべき多くの事があると学びました。
非常に虐待的な家庭で育ったため、彼女は人から自分を切り離すパターンを作っていました。

誰かを深く必要とすることを自分に赦さず、彼女の傷は誰にも触れられていませんでした。

このような孤立のパターンは、彼女の鬱を毎日更新するだけでした。
個人セラピーとグループセラピーを通して、防御的な人間関係のスタイルを変える努力をしながら、ジェーンは自らの聖化のプロセスで自分にしかできない役割について責任を取り始めました。

自分のことについて他者に話をするようになり、そして彼らから愛と励ましを受けるようになっていきました。
ジェーンは一夜にして変わったわけではありません。
長い時間がかかりました。

決して楽ではない霊的な努力の結果でした。

「霊的」といっても、彼女がそれまで考えていたような、祈りと聖書の学びだけではありません。

失ったもののために泣くことを学びました。
他者からの慰めを受け取ることを学びました。
また他者を愛せなくしている悪い人間関係のパターンも悔い改めました。

彼女を傷つけた人を赦せるようになり、身構えてしまって愛に応答できないという問題も克服しました。

これらのことを全て行なうために、祈って聖書を学ぶことももちろん必要でした。
しかしジェーンの祈りの生活は、これまでとは違うものになりました。

自分はどのように変わる必要があるのか、また何を心の中に隠しているのか示してくださいと、神に求めるようになったのです。
今までは避けていましたが、友人や家族に対決する勇気を求めて祈るようにもなりました。

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人が回復する過程は、多くの場合、人を通して、そして時間をかけて回復していきます。

回復のプロセスは庭師のようです。

自分の畑を耕し、水をやり、適度な温度や病気に気をつけること。
その後の芽の成長は神の領域。

どちらも必要。
でも多くの場合どちらかに偏ります。

畑を耕し、水をやり、適度な温度や病気に気をつけること、
それは、自分の過去における喪失を認め、悲しみ、また、それを他人と共有して慰めを受け取ること、自分にとって悪い人間関係を修正していくことです。

でもその後の芽の成長は神の働きによるものです。


改めて、自分の弱さを認め、悲しみ、人と共有していくこと、慰めを受けとることをしていきたいと思いました。



今日も最高の1日を😄

God bless you〜(神の恵みがあなたにありますように)

長瀬雄大

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