2012年~2013年の美術展についての対話記録

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2020年4月に入ってからのコロナウイルスによる外出の制限下で、webラジオのような媒体の可能性が見直されています。この「一人組立」のブログでは、2012年~2013年の「組立-転回」で、上田和彦さんと話した展覧会についての対話がアップされていますので、こちらを再度リスト化しておきます。当時、東京国立近代美術館で大規模な展示のあったフランシス・ベーコンについての議論が盛り上がっていたのがよくわかります。

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「シャルダン展について」:前編 絵画を作る

「シャルダン展について」:後編 絵画の時間


VOCAから美術の市場・制度・批評他


「エル・グレコ展について」:前編 超越と近代の螺旋階段

「エル・グレコ展について」:後編 異なる場を来たらしめる通路

「エル・グレコ展について」:しゃべり抜け


「ベーコン展について」:その1 ベーコンの何が面白いのか?

「ベーコン展について」:その2 芸術/史としてのベーコン

「ベーコン展について」:その3 隙間・ガラス・デッサン


「再戦・ベーコン展について(古谷利裕さんを迎えて)」:前編 ベーコンのフィールドと人物

「再戦・ベーコン展について(古谷利裕さんを迎えて)」:後編 像ではなく浮かび上がった像


「大正モダンの問題・木村荘八展について」:前編 アバンギャルドとしてのモダニズムの受容からその先へ

「大正モダンの問題・木村荘八展について」:後編 木村荘八の独自性とその限界


「ルネサンスの問題・レオナルドとラファエロ」:前編 レオナルド/限界の確定(最初に少しラッセン)

「ルネサンスの問題・レオナルドとラファエロ」:後編 レオナルドからラファエロへ/流通し始める芸術

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いまから7年前、8年前の記録ですので、VOCA展などについての会話では状況が変化しています。例えばこの数年で外国人労働者の移入は大規模に進み、日本は「隠蔽された移民社会」となっています。同時にコロナウイルスは、改めて日本における外国の人々への歪んだや制度を浮き彫りにしているといえましょう。そして「新たな鎖国」とも言える状況が出現しています。

同時に、多くの展覧会がマスターを扱っていることもあり、時代の変化とは切り離された話題が多く話されてもいます。関心のある方はどうぞお聞きください。おすすめは木村荘八展についての回です。

「組立-転回」は、2008年から僕が始めた作家による自主企画の展示と批評の実践の5回めにあたります。オリジナルデータはこちらにあります。現在「組立」は「一人組立」としてこのブログの他、ART TRACEとの共同企画など進めています。そちらにもご関心を示していただければ幸甚です。「組立-転回」で「組立」自体について話した回もありますので参考までに。

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「組立」について(前半)

「組立」について(後半)制作について


組立-転回の今後・ナショナリティから批評、芸術の意義まで

「組立-転回」を素材として考える

次にすること

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