さいたま国際芸術祭延期と、市民プロジェクトシンポジウム中止、並びに市民プロジェクト批評誌頒布状況について→批評誌頒布場所を追加

さいたま国際芸術祭2020が「当面のあいだ延期」されることが発表されました。「会期は一定程度の見通しが立った段階で改めて決定」とあり、新たな開催時期についても未定です。

さいたま国際芸術祭2020

これにともない、5月10日に開催予定だったシンポジウム「公共の再設定」(パネリスト:木村絵理子、林道郎、眞島竜男、司会:藤井匡、以上敬称略)」は中止となりました。公式サイトでインフォメーションがありませんので、ネットではここでの発表となります。

当シンポジウムは私が編集として参加した市民プロジェクト批評誌と対になって企画されていたもので、その意味では批評誌のあり方にも大きな影響があります。端的に企画者の一員として、大変残念です。

このまま何もなしにはできないよね、という話は編集長の藤井匡氏とも話していますが、具体的なことについては何も決められない状況です。何か進展があれば、また改めてお知らせします。

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なお、批評誌そのものについては、さいたま国際芸術祭2020会場にこだわらず可能な限り頒布していこうと思います。現状、以下の場所で現在、置かせてもらっています。

ART TRACE Gallery

〒130-0021 東京都墨田区緑 2-13-19 秋山ビル1F
12:00-19:00 水曜休廊


東京・コ本や honkbooks

〒171-0014 東京都豊島区池袋2-24-2 メゾン旭2F
営業日:火曜〜日曜日
※月曜定休
※不定休あり
営業時間:12時〜20時


大阪・キャズ(CAS)

〒556-0016 大阪府大阪市浪速区元町1丁目2−25 A.I.R.1963 3F
※現在、展示スペースは閉じていますが、キャズの扉の前の台に置いてますので 日中はいつでもお持ち帰り頂けます。


静岡・スノドカフェ七間町

〒420-0035 静岡県静岡市葵区七間町7−8
電話:054-260-6173
営業時間:10:00 – 24:00(LO 23:00)
定休日:火曜日(および年末年始)
(イベント出店などで臨時休業する場合あり)


那須・殻々工房
※営業時間が変更になりました。

〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙820-162
電話:0287-78-1100
営業時間:16:00~23:00(ラストオーダー22:00)
定休日:木曜日


※以下の場所での配布は展覧会期間の終了に伴い、停止しました。

さいたま国際芸術祭2020 美術と街巡り事業「どこかでお会いしましたね2020」
埼玉会館第3展示室

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前回の告知でも触れましたが、市民プロジェクト批評誌『対話の再設定 わたしたちのために行われることが、わたしたちに牙をむくこともあるのを知った、その後で、』は、あいちトリエンナーレの後に粛々と開催予定だったさいたま国際芸術祭2020の内部から、あくまであいちトリエンナーレとそれ以前の国内での芸術祭をめぐる議論を踏まえて、改めて国際芸術祭の意味や基礎を問い直そうとしたものです。

さいたま国際芸術祭2020の会場で批評誌を「撒く」事ができない現状は厳しいものがありますが、これも前回告知で書いたように、本誌は「全体を読んでいただけば、単なる芸術祭批判ではない、むしろそれを如何に可能性の徴として読み替えうるか、という積極的なテキストの連なりであることが了解されると確信して」いたわけで、これも繰り返しますがさいたま国際芸術祭の文脈を離れても成立していると思います。(前回記事→さいたま国際芸術祭市民プロジェクト批評誌、および追って行われる予定のシンポジウムについて(追記あり)

ご関心のある方はぜひ、お手にとって持ち帰ってください。興味があるが遠方で難しいという方は永瀬までご連絡いただければ対応いたします。

併せて、もし本誌を置いてもいいよ、という場所をご提供いただける方がいらっしゃれば、同じく永瀬までご連絡ください。メールアドレスは以下です。

nagase※zc5.so-net.ne.jp
(※を@に変換)

本誌の要項をあらたて記載します。

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さいたま国際芸術祭市民プロジェクト批評誌
『対話の再設定 わたしたちのために行われることが、わたしたちに牙をむくこともあるのを知った、その後で、』

藤井匡「民主主義のレッスンを」
gnck「(前衛)芸術が公共的であるとは、どのようなことか。─芸術の公共圏をめぐって─」
永瀬恭一「嘲弄されるキリスト、分断の同居と沈黙の聴取」
大野左紀子「対話が隠蔽する「加害」としての芸術」
武居利史「日本における国際展の「国際化」を問う」

編集:藤井匡 永瀬恭一
デザイン:竹下和貴子
発行所:東京造形大学 藤井匡研究室
2020年3月1日 発行

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上記、よろしくお願いいたします。

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