本ってどうやって作り始めればいいの?

私が最初のZINEを創ることを決めた時に最初に悩んだことです。どこから?何から?と、右も左も分からずにあたふたしました。

とりあえず、テーアマとして書けそうな内容を上げてみたり、装丁をどんなふうにするのかを考えてみたり、ノートに思いついたアイディアをメモしていきました。どうしても、ペンを動かさないと画面の前でじっとしているだけではアイディアが浮かばない性格をしています。自分がそれまでに読んでいたZINEの中でもお気に入りのものを参考にさせていただいた部分が大きいです。

何もないなら作ってしまえ!と、日記を書き始めました。ZINE制作用のノートも開きました。そこにひたすらメモを取ったり、日記をつけたりしていました。日記部分に関してはそこから清書した感じです。主に言葉遣いを元より丁寧なものにしました。仕事でフラストレーションが溜まっている時期で、人様に見せられる者ではないな、と思っていたので。残りの部分は随筆のような形で、大きなテーマを決めて、サブテーマを設けて、それを繋いでいった形になりました。あくまで、最終的にそうなったので、最初のメモとは大まかに内容が違う部分が大きいです。

一番苦労したのは、印刷・装丁の部分です。基本的に自宅で印刷して自分でまとめる予定だったので、どうにかしてうまく印刷しようとして紙を結構な枚数無駄にしました。どうすれば綺麗に読みやすい本の形にできるのか、試行錯誤を繰り返しながら、印刷の設定をいじったり、折り方を変えてみたりと、この工程が一番難しかったと思います。内容自体は出来上がっているのに、印刷が思うように進まないから、先にも進めない、という感じになりました。

最終的な想定はひたすら手作業の地味な時間でしたが、一番性格出るなぁ、と思いながらやってました。私は細かい作業が基本的に得意な人間ではないので、マスキングテープを止めたりする作業もちょこちょこねじれたり、曲がったり、と不器用さが前面に出ました。

印刷環境の関係で、カラーの文庫本サイズの表紙だけは、印刷屋さんにデータを持って行って印刷してもらいました。失敗した時用の保険も含めて多めに印刷していただきましたが、まだ在庫は残っています。


納品日からは大幅に遅れながら、受け入れて下さった委託先の方達には頭が上がりません。しかも、最初に予告していた内容とも違っているし、と。色々なご迷惑をお掛けしながらでしたが、なんと無事に納品分全て完売したんです!主に知り合いの方が購入してくださったようなんですが、それでも半分は知らない方が興味を持って下さったらし、とても感激しました。関係者の方々にしか何者かなのってもいないですし、SNSでのアカウント宣伝もしなかったのですが、感想をお伺いするためだけに作ればよかったかな、と少しだけ思っています。


次回の本製作に向けた大きなモチベーションになりましたし、支えてくだsあり、協力していただいた方々には感謝しかありません。

いつか、ZINEについて語る会とかしたいですね。昨今の情勢下では難しいですが、いつか実現したいです。

今回は以上になります。突発的な投稿でした。


 2022.6.18

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